「月詠」ってへんなアニメだよなあ。
「ネコミミモード」を連呼する電波なオープニングですっかり脳をやられてしまい見るようになったのですが、シリアスなのかギャグなのか、ふざけているのかまじめなのか。いずれにせよ、単なる萌えアニメではないことはわかりました。強いて言うなら、ネコミミ&タライ&「だみだこりゃあ」のドリフアニメ。
まあ、そうはいっても、この作品の一番の魅力は、葉月をはじめとする可愛いキャラクターたちであることは言うまでもありますまい。
なぜかいつもネコミミ帽子を愛用するヒロイン・葉月。黒髪の美少女で、正真正銘ヴァンパイア。満月になると吸血衝動がおそってきます。むろん、血を吸われた人間は彼女のシモベとなるわけです。ああ、こわ。でも吸われたい。最初は猫かぶりで、実はずぼらでわがままで、でもやっぱり根は素直で可愛い普通の女の子でしたね。
そのほか、金髪メガネ美女のエルフリーデさん、光・薫の巫女姉妹、ちょっとイナセな裕美ねーさん、忘れちゃいけない式神のハイジ、と萌えキャラてんこもり。
だが、しかし、シリーズ後半でさらなる強力なヒロインが登場したわけです。その名はアルト。葉月の腹違いの妹で、葉月を追跡する悪い吸血鬼。いや、ほんとは悪くないんだけど。
葉月とアルト、緩急自在の美少女吸血鬼姉妹に、ヒィヒィいわされた諸兄も多いと聞き及びます。
そんなこんなで、例によってのアホなパロディ小説です。元ネタをご存じの方も、そうでない方も、よろしかったらご覧ください。
まあ、できれば、アニメを見た上でお読みいただき、小説のセリフがキャラクターの「声」でよみがえってくるようでしたら、パロ書きとしてはこの上ない幸福でございます。