うたかたの天使たち 第七話
まふゆのファンタジスタ
真冬の幻奏者

苑子編

 駅に着くと、温泉旅館からのマイクロバスが迎えにきていた。

 おれと苑子のほかに、数人の客がいて、おれたちの隣の席に座っていたおっさんも一緒だった。どうやら、福引に当たった招待客はおれたちだけではなかったらしい。

 雪の積もった白い峰峰を縫うように、バスは山道を走った。

 ほどなく、温泉旅館に着いた。わりと大きな旅館で、本館、新館、別館などが建て増しされており、複雑な造りになっていた。

 おれたちの部屋は「菫の間」。隣は「桔梗の間」で、例のおっさんが泊まるらしい。部屋まで隣とは、縁があるというかなんというか……でも、どっかで見た顔なんだよな。

 まあ、まずは風呂だ、風呂。ここは露天風呂があるのだ。

 家族風呂だったら、おれたちだけで入れるし、うはうはだ。

 おれは部屋に荷物をおくと、苑子の手を引いて露天風呂にむかった。

 ところが、なんということだろう。家族風呂は掃除中で夜まで入れないという。

「しょうがないよね、夜またこようよ、おにいちゃん」

 苑子はすこしほっとしたように言う。むー、そんなのやだ。がまんできねえよ。

「おい、苑子、混浴の露天風呂に行くぞ」

「え、や、やだよお。ほかのひともいるんでしょ?」

「だいじょうぶ、いねーよ」

 微妙にシーズンから外れているせいか、旅館はさほど混んでいなかった。しかも、まだ時間が早いせいか風呂場もガラガラだ。

「それに、旅行記書くのにも、いいネタになるぜ?」

「そんなぁ……」

 いやがってるが、苑子はぜったいおれの頼みは断らないのだ。

 混浴の露天風呂に連れ込むことに成功した。

 予想通り脱衣所にはほかの人影もなく、静かなものだった。

 おれは苑子の服を脱がして、すっぽんぽんにしてやった。苑子の肌は白くて、もちもちしていて、ほんとうにうまそうだ。

 おっぱいも小学生にしてはかなり立派だ。まあ、毎日のようにおれが揉みたくっているからかもしれないが。

 だが、下の毛はまだまだ。産毛が濃くなった程度で、きれいなスジマンが剥き出しだ。

「いくぜ」

「あ、まって、おにいちゃん」

 タオルで身体をかくそうとする苑子。おいおい、目の保養に来てるのにそりゃないだろ。おれはタオルを奪い取る。

「や、かえして、おにいちゃん」

「へっへー、こっちへおいで、とくらあ」

 おれは先に立って、脱衣所を出た。外はさすがに寒い。雪もちらついている。あたりはもうもうとした湯気に覆われている。苑子のメガネがたちまち曇る。

「やだ、見えないよお……おにいちゃん、どこお?」

 すっぽんぽんで、おれを探している。

 おれはそっと苑子の背後に回り込んだ。

「だーれだ?」

 言いつつ、おっぱいを後ろからわしづかみにする。

「きゃっ! び、びっくりしたよお、おにいちゃん」

 苑子が驚いたように、でも、すこし安心したふうに振り返る。

「おお……また大きくなったんじゃねえか?」

 たぷたぷと揺れる乳の感触をおれは楽しんだ。

「お? もう乳首たててんのか、すけべ」

「ち、ちがうよお、これは寒いからだよ」

「うそつけ」

 乳首をつねってやる。

 うり。

「やあんっ!」

 うりうりうり。

「や、やあ、いたいよお」

「気持ちいいくせに」

「だめえ……ここ……ひとがきちゃう」

 まあ、ふつうに洗い場だしなあ。もっとも、寒いから人の姿はない。いるとすれば湯に浸かっているだろう。

「ここだと、みんなに見られちゃうよ」

 たしかに、そうだ。

 でも、裸の女の子といっしょにいて、触らずにすますのは難しいぞ。

「こっちこっち」

 おれは、苑子を引っ張って、湯にはいった。できるだけ、ほかの客とは距離をとるようにする。

 露天風呂は、まったく無人というわけではないから、ちょっとスリルあるなー。

 肩までお湯につかって、苑子を抱っこする。

「なんだか、ちっちゃい子みたいで、恥ずかしいよ」

「いいから、いいから」

 苑子と肌を合わせているとやけに安らぐから不思議だ。一家にひとり、こういう女の子が常備されていたら世のなかから犯罪はなくなるだろうな。

 おれはお湯のなかで苑子のおっぱいをたぷたぷした。

 柔らかい――ほんとに小学生の乳か、これ。

「やだ、ほかのひとに見えちゃう」

 たしかに、湯船につかっているおっさんたちがちらちらと苑子の方を見ている。混浴っつっても、女の姿はほとんどないからなー。

 濁り湯だから、お湯につかっている部分は見えないはずだが、おれが下からおっぱいを持ち上げるので、乳首がたまに見えてしまう。

「いいじゃん、乳首くらい」

「や、やだよぉ、恥ずかしい……」

「そうかあ……」

 仕方ないので、お湯のなかで苑子のおっぱいを揉みしだくことにする。

「あ……や……おにいちゃん――」

 苑子の息が荒くなる。

 やわらかいなあ……

 乳首も立てちゃって……

 吸いてえ。

「苑子、こっち向け」

 おれは、苑子の向きをかえて、お湯のなかで向かい合った。

 ほかの客にわからないようにキスをする。舌をからめる。

 ぬるぬるの苑子のべろ。それ自身が生き物のように逃げ回るのをおれは追いかけた。

 それから、苑子をひざの上に乗せて、おっぱいに吸いついた。

 数メートルの距離にほかの客がいるのに、我ながら大胆だなあ。でも、湯気がすごいし、だいじょうぶだろ。

 苑子のお乳はおいしいなあ。ほんとに母乳が出てきそうだ。

「お、おにいちゃん、だめえ……」

 顔を真っ赤にしつつ、苑子が身をよじる。でも、ちゅうちゅうは続ける。

 乳首が腫れ上がるくらいに強く。

 胸に顔をうずめる。お湯の匂いと苑子の肌の匂いが立ちのぼってくる。すーはーすーはーくんかくんか……うむ、我幸福なり。

 こうなると、下もいじくりたくなるのは男の本能だ。

 おれは、苑子の脚の間に指を入れる。

「あ……はあ、こ、声がでちゃうよ……」

 うっわ。柔らかくて熱い苑子のあそこが、キュンキュン指を締め付けてくる。これがチンポだったら、すぐに昇天だな。

 おれは指の入れたり出したりを続けた。

 苑子の顔が真っ赤になり、呼吸がせわしくなる。苑子のやつ、おれの胸に頭をもたせかけて、必死に声をこらえているようだ。

 もう一方の手を苑子の桃尻にまわしてさわりたくる。ぽってり大きい苑子のおしり。弾力もあって最高だ。

 むろん、おしりの肉をいじるだけでも楽しいが、おしりの穴をいじるのはもっと楽しい。お湯の中ではどうかと思うが――大丈夫だ。苑子はちゃんとおしりも洗って湯船に入ってるからな。

 前後の穴をくにくにする。

「あっ、うふぅ……だ、だめだよ、おにいちゃん……ほかのお客さんに迷惑だよ」

 うろたえる苑子。むろん、公衆道徳は大事だが、おれの場合はえっちなことのほうを優先する。

 おしりの穴をくすぐると、おまんこがキュッとしまるなあ、おもしろいなあ。

「あ……っ、なんか、すごく……」見えてない?おにいちゃん

 苑子がお湯の中で腰をうねらせる。

 感じてるな、苑子。おまんこのなかもぬるぬるしてきたぞ。

 おしりの穴もやわらかくほぐれてきた。

 ああ、チンポいれてえ。前でも後ろでもいい。

 部屋に戻ってハメハメしよう、とすばやく決心する。

 ところが、だ。

「で、でれん……」

 おれも勃起しまくりで、とても外へ出られる状況じゃない。混浴の風呂で勃起してたら、通報されちまう。

 タオルで隠そうにも、小さすぎてむりだ。

「おい、苑子、でかいタオルもってきてくれ」

「え……あ?」

 気持ち良さのあまり陶然としていた苑子が我にかえる。

「脱衣所においてきたやつだよ。取ってきてくれ」

「うん……」

 立ち上がってから、苑子はあわててしゃがむ。

「えっ、ええ……ひとりで?」

 ここへくるまではおれに隠れるようにしていたのだ。

「そうだ。できんだろ?」

 てゆーか、苑子がそばにいたら、治まるものも治まらない。

「……うん」

 苑子はうなずき、タオルで身体の前を隠した。

 てか、濡れたタオルが身体に張りついて、しかも透けてる。

 裸よりえっちいぞ、それ。タオルちっちゃいから、ワレチラするし。

 苑子はその姿で湯船から上がって、小走りに駆けてゆく。つまり、おしり丸出しだ。おっぱい、ぷるぷるだし。

 あー、いかん、おっさんたちの視線が集まってるぞ。やばいなあ。

 ともかく、股間に集まった血をなんとかしないと――夜はながいんだし。

つづく

苑子の手記(2)