らんま1/2 TVシリーズ 総まくり!
らんま1/2 熱闘編

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捏造編はこちら(エロパロ嫌いな人は見ないように)
79

格闘茶道・家元立つ!

格闘茶道の家元が立ちあがる時、恐るべき凶事が起こるという! そして、ついにその時がやってきた! 凶事を避ける人身御供として選ばれた女らんまは眠り薬を仕込まれ、家元のところに運ばれるが……? 75話の格闘茶道ネタの再登場。こちらはアニメオリジナルエピソードだ。どうやらこの頃は、原作ネタをふくらませて、数話分のネタを稼ぐということが行われていたようだ。お話的にはわりと面白い。
80

レオタードは乙女の呪い

格闘新体操界に伝わる三種の神器! その独占をたくらむ謎の集団が小太刀の聖ヘベレケ女学園を襲い、さらには風林館高校をも狙ってきた! あかねと女らんまはその外敵に立ち向かうためにレオタードに身を包む! 格闘新体操ネタのアニメオリジナルエピソード。格闘新体操を男のものにしようという男組が登場するが、実際に男子の新体操ってあるんですよ……。それはともかく、小太刀の言動が奇妙。男乱馬に助太刀を頼み、「女装すればいい」というのは小太刀のメンタリティからは考えられないし、後半、乱馬を連れ去ってミドリガメくんにかじらせようというのは、キャラ的にありえない。アニメ版の小太刀は乱馬に女装癖があると思っていて、さらに、ワニに襲わせたいほど嫌っているのか?
81

恐怖の混浴温泉

ひなびた温泉宿に招待された天道道場の人々+良牙。しかし、その温泉宿の露天風呂には何者かが潜んでいた! 玄馬が、早雲が、入浴中に倒されていく。そしてついにはあかねもその毒牙が!? 乱馬と良牙は果たして風呂に潜む敵に勝てるのか……!? アニメオリジナルエピソードだが、一部、露天風呂で男性陣と女性陣がそれぞれに反対側の風呂を覗こうとするシーンがあり、これは原作では「絶叫温泉」で使われていたもの。ただし、メンバーは原作とはちがい、天道三姉妹と八宝斉・良牙・乱馬だ。温泉格闘術というのは、以前に22話で八宝斉が見せた銭湯での格闘術とかぶるし、かなりというか全然おもしろくない。また、怪物の正体&オチもかなりくだらない。せめて入浴シーンで天道三姉妹の乳首でも描いていれば名作にカウントしてあげたのにね。
あかね単独入浴シーンでヒップ描写あり。女らんまは乳出し多数あり。あかねは脱がないキャラになってしまったなあ……。
82

カエルのうらみはらします

人間をカエルに変化させるというカエル仙人が呪泉郷に落ちた人々を次々襲う。玄馬、シャンプー、良牙が行方不明となり、かわりに彼らそっくりなカエルが天堂家に現れた! カエル仙人の神通力なのか? そして、カエル仙人の次なるターゲットは乱馬! しかし、仙人が放った技を浴びたのはあかねだった……! アニメオリジナル。作画はかなりよくて、OVA並かと思わせるほどだが、お話は……。基本的には13話(ムースが乱馬をアヒルにしようとする)と全く同じで、あかねがかぶった水は実は……というところまで同じ。同一シリーズ中でパクリをやってるというのは、ちょっと脱力だ。また、カエル仙人の情動も納得しづらい。脚本レベルでダメダメだ。ただし、カエルシャンプーはけっこう可愛い&あかねが乱馬の涙をなめるところはちょっといい感じ。あかねの本来の情動ではないけどね。
83

逆襲! 怒りのお好み焼き

右京の店に客が来ない。それは、近くにできたクレープ屋のためだった! 自らの技に疑問を感じた右京は闘気を取りもどすために特訓を開始する。店の留守をあずかった らんまとあかねは、なりゆきでクレープ屋と店を賭けての勝負をすることになってしまう! アニメオリジナル話で、右京メインのお話。もう少し右京を目立たせて欲しかったような気もする。
84

ナンパになった乱馬

八宝斉の絆創膏の媚薬のおかげで女好きになってしまった乱馬は見境なくモーションをかけまくるように。そんな乱馬から結婚の約束を取りつけようとシャンプーと右京が戦いを繰りひろげる! 一方、乱馬のナンパぶりに傷ついたあかねは、それでも乱馬の真意を確かめるべく乱馬の元へ向かうのだが……!? 作画が抜群にいい。特に女性キャラの表情が素晴らしい。カットによっては明らかに落ちるので、特定の原画マンの力だと思う。原画に石田敦子が参加しているためか?と推測してみる。
85

格闘将棋は命がけ

いつもと同じくヘボ将棋をさしている玄馬と早雲。その玄馬のもとに、格闘将棋指し・三吉が復讐のためにやってくる! 玄馬のインチキに敗れた三吉は恋女房・小春に逃げられてしまったのだ! 三吉と天道道場のメンバーは、人間が駒になる格闘将棋で対決することになる! アニメオリジナル。人間将棋のアイディアはいいと思うのだが、内容が単なる格闘ではつまらない。
86

佐助のスパイ大作戦

リストラの危機に瀕した佐助は、九能家お庭番の職を賭けて、九能の「おさげの女と会わせよ」という理不尽な指令に挑む! 八宝斉の助けを借りて、女らんまに催眠術をかけることに成功したが、はたしてミッションは完遂できるのだろうか? アニメオリジナル。八宝斉が佐助に催眠術を伝授したりするのだが、八宝斉にそんなテクニックがあればとっくに使っているはずなのに、と思った。あと、催眠術をかけられた女らんまに着替えさせるシーンで、久々に乳首が露出しているが、作画的にイマイチなのが残念。
87

ボンジュールでございます

400年の歴史を持つ格闘ディナーの達人・ピコレット・シャルダンが、天堂家の娘を嫁にもらいにきた! かつてピコレットの祖父のレストランで食い逃げに失敗した早雲が娘を嫁にやる約束をしていたのだ! ピコレットとの早喰い勝負に敗れた乱馬は、自ら志願してシャルダン家に花嫁候補として乗り込む! はたしてらんまは格闘ディナーをマスターできるのか!? 原作もの。格闘ネタとしては原作のなかでも屈指の作品。作画も安定している。
88

ディナーはリングの上で

早食い・大食いには不利な小さな口を克服するため、らんまは禁断の必殺技グルメ・デ・ファグラの特訓を重ねる! そして、ついにピコレットとの対決の日がやってくる! これに敗れたら、らんまはピコレットの嫁になるしかないのだ! はたして、勝利の行方は!? そして必殺技・グルメ・デ・ファグラの正体とは!? 必殺技の設定がすごくよくできている。シリーズ中でたくさん出てきた奥義ネタのなかでも白眉だろう。さすが高橋留美子。アニメ版も原作をほぼ忠実に踏襲している。
89

あかね、涙の水泳大特訓

あかねは筋金入りのカナヅチなのだが、あみだくじでクラス対抗水泳大会の選手に選ばれてしまう。あかねは泳ぎをマスターするため、校長の特訓を受けることになるが、もちろんまともな特訓であるはずもなく…… 原作もの。アニメアレンジとして、特訓シーンをふくらませているのと、後日談として水泳大会のシーンが追加されている。おもしろいのは、この期におよんでも、乱馬の変身体質が周囲にバレてないことになっていることだ。原作ではとっくに開き直っていたはずだとおもうが……。→ちゅーか、乱馬は水泳の授業はどうしていたのでしょうか?
このお話ではあかねのスクール水着姿が堪能できます。
90

良牙! 夕日に向かって走れ

あかねの面影を胸に旅を続ける良牙が流れついたのは、祖父と孫娘だけで切り盛りしている貧乏農場だった。しかし、その農場には、悪党の魔の手がのびようとしていた! 良牙は彼らを守るべく戦うが、いつしか孫娘が良牙に好意を抱くようになり…… アニメオリジナル・ウェスタンもの。登場時はそれなりにユニークだった祖父と孫娘が、どんどんフツーのウェスタンもののキャラになっていったのが、逆の意味でおもしろい。もっと邪悪なキャラにして、むしろ悪党側の方が迷惑をかけられていた、というふうにするのかと思ったのだが……。
91

夢の中へ

気持ちのいい陽射しに包まれて、八宝斉は縁側でお昼寝。それに誘われたように乱馬やあかねたちもうとうとし始める。すると、なんということか、乱馬たちは八宝斉の夢の中に取りこまれてしまった! なんでも八宝斉の自由になる世界。そこから脱出しようとする乱馬たちだが、果たして……!? アニメオリジナルストーリーだが、かなり秀逸だと思う。八宝斉の夢にとりこまれるというアイディア。そして、そのなかでも独自のポジションを確立してしまうなびき。夢のなかであることをいいことに八宝斉に復讐しようとする早雲と玄馬など、キャラを活かしてエピソードを作っている。ラストも、かすみを使ってうまくまとめている。
92

乱馬はなびきの許婚?

あかねとなびきの姉妹ゲンカに乱馬は巻き込まれる。あかねは腹立ちのあまり、なびきと乱馬が許婚になればいいと言ってしまう。その一言がきっかけで、なびきは乱馬に急接近! はたしてなびきは本気なのか!? そして、乱馬とあかねの仲は修復されるのか……? ほぼ原作通りの展開。石田敦子が原画で参加しており、作画の質はすこぶる高い。大満足の一篇。
93

天道家・消えた たこ焼の謎

天堂家に発生した謎の事件! 消えたタコ焼きを盗み食いしたのは一体だれなのか? 衝撃的な目撃証言が次々と明らかになり、情報はさらに錯綜する! あまりに意外な真相に、きみは耐えられるか!? ミステリ仕立てにしたのは面白い。各人の証言や仮説については、もう少し二転三転する意外なノリが欲しかったが、それは望みすぎか。オチは脱力系。
94

対決! 乱馬VS影乱馬

乱馬が手に入れたお香は、人間の影を分離して修行相手にできるという秘薬だった。さっそくお香を使って、自分の影と組み手の修行をする乱馬だが、その効き目が強まりすぎて、とうとう乱馬の身体から影が分離してしまった! あかねのお風呂を覗いたり、夜這いをかけたり、好き勝手を始めてしまった自分の分身に、どうする乱馬!? アニメオリジナルストーリー。乱馬の秘められた願望が影になってあかねを襲った、というのはよいのだが、その種明かしのタイミングが早すぎる。ラストで「実は……」というふうに持っていってほしかった。
あかね入浴シーン。前面から映るが乳首なし。おしりは見える。
95

小太刀のマイラブリーパパ

小太刀の学級参観には親代わりとして兄の帯刀が行くことになっていた。しかし、変態校長が父親として九能家に戻ってきたからさあ大変。小太刀は父親にべったり。帯刀は家長の座を奪われまいと必死に巻き返しを図るのだが…… アニメオリジナルストーリーでは小太刀が可愛く描かれることがけっこう多くて、この話も小太刀のいじらしさがよく出ている。小太刀ファン(いるのか?)にとっては嬉しいエピソードであろう。
96

強敵? 五寸釘くん登場

転校生・五寸釘光は子の刻参りが趣味のナイスボーイ。彼は初登校の日に優しく接してくれたあかねに恋心を抱く。そんなあかねの手作りお弁当を台無しにした乱馬に復讐するべく、作戦を練るのだが…… 五寸釘は原作ではかなり初期に登場しているキャラクター。しかし、アニメ版ではここで初登場。そのため、エピソード自体はアニメオリジナル。あかねが頼まれもしないのに家族全員分のお弁当を作り、迷惑がられるという話だ。しかも、乱馬のためにお弁当を包む布に「乱馬」という刺繍まで施すラブラブっぷり。ちょっと違和感があるなぁ……
五寸釘の声優は二又一成でピッタリ。ただ、五寸釘は「転校生」とするより、「今までもずっといたんだけれども目立たなくてわからなかった」というふうにした方がよかったと思うがどうか。
97

乱馬はヘタクソ? 格闘書道

道場破りを続ける格闘書道家元・慈恵院宗達(漢字はテケトー)が風林館高校に現われた。乱馬も挑戦しようとするが、その字のあまりの汚さに対戦を拒否されてしまう。乱馬は必死で書道の練習を始めるのだが…… アニメオリジナルのよくあるパターンとして「格闘**」というものが登場する。格闘書道というのはなんとなくよさげだが、実際のところは「文字を書きながら相手を倒す」というもので、おもしろさに欠ける。作中にも、宗達が「永」という文字のなかに九能を塗り込めて倒すという表現があったが、それをふくらませて、文字の形と技を組みあわせるというアイディアがほしかった。つまり、人体を文字にして倒す、という感じに……。
98

風林館高校・影のドン登場

風林館高校にはいつも混雑する購買部とは別に、誰一人として寄りつかない第二購買部があった。その購買部の店主こそ、風林館高校の影のドンと呼ばれるご意見番の老人だった! この老人が握る秘密を狙って、変態校長が襲ってくる! はたして校長が恐れる秘密とは……!? ちょーしのいいジジイというキャラクターは高橋留美子っぽくてよい。キャラデザインにもアニメオリジナルにありがちな不自然さはない。お話も運びも、九能のところが不自然だが、原作にありがちな展開だ。原作をかなり意識したアニメオリジナルだと言えるだろう。おもしろくはないけど。
99

悲願! 普通の男に戻りたい

猫飯店にやってきた行商人から即席男溺泉の素を買った乱馬、良牙、ムース。しかし、本物は三つのうちのひとつだけ。本物の即席男溺泉を手に入れるためには三人協力すればよい、と共同戦線を張ることにしたのだが…… アニメオリジナルだが、乱馬、良牙、ムースが胸襟を開いて話しあうなど、男の友情ネタが好きな人にはぐっとくる展開。ただし、即席男溺泉をお湯に溶かして用いるというのは呪泉郷のルール(水をかぶると変身・お湯をかぶると元に戻る)と相容れないし、もうひとつの制約(ネタバレなどで伏せる)も説得力がない。
100

跡継ぎは良牙?

玄馬と乱馬のいつもの親子ゲンカ。しかし、玄馬は良牙を無差別格闘早乙女流の後継者にすると宣言! それはすなわち、あかねの許婚も良牙に替わることを意味していた! はたして乱馬はどうする!? あかねの心は!? なるほど、その手があったか。良牙にとっては確かに理想的かつ円満な解決策ではある。だが、ケンカの理由がそうしきまんじゅうというのはさすがにベタすぎるなあ。
101

天道家、遊園地へ行く

新聞の勧誘員にもらった遊園地ご招待券でお出掛けした東風先生&天道一家。しかし、用意したお弁当が台無しになったために、レストランのフルコースを賭けたゴーカート・レースにみんなで出場することに! なびきは存在感があるわりに、非常に落とし所が難しいキャラだ。言わば孤立したキャラなのである。そのために、オチのところで、かすみに続いてゴールインするという中途半端な扱いになっている。オチの意図からすると、マイペース、安全運転のかすみが結果的に勝ってしまう、というところで満たされてしまうので、なびきはどっかしらでリタイアすべきなのだが、それをさせるべきイベントを起こせなかった。もしも高橋留美子がシナリオを書いていたら、おそらくお金がらみで、出走前にリタイアさせていただろう。出走する権利をだれかに売り渡すなどして。つまり、なびきは、レースに出るキャラではないのである。勝つかどうかわからない勝負のために努力することは彼女には似あわないのである。
102

風林館高校・通り魔事件

乱馬の同級生の女生徒が次々と通り魔に襲われる事件が発生! その犯人にはおさげがあり、しかも自ら早乙女乱馬と名乗っていたという! 疑われた乱馬は身の潔白を証明するため、女に変身して、通り魔犯をおびきだすことに成功するが、その犯人の正体は意外にも……!? 五寸釘がらみのエピソードはオリジナルばかりになってしまっているのだが、これまた切れ味の悪いできあがりだ。いまだに乱馬の変身体質が学校ではバレていないという設定はかなりムリがあるように思えるのだが……。
103

呪泉郷から来た悪魔 前編

呪泉郷のガイドが襲われ、顧客名簿が盗み出されてしまった! それ以来、乱馬の周囲で次々と呪泉郷関係者が襲われる。そして、ついに犯人が乱馬とあかねの前に現れた! その男は、あかねをさらい、八宝斉との交換することを命じてきたのだ! 原作もの。「ぐふ。」という笑い方が特徴的なパンスト太郎の声優は古本新之輔。なかなかの好キャスティングだ。二枚目系の声質だとあの味は出ない。古本は乱馬では「おそるべき新弟子あらわる」で、純朴な田舎出身の役をやっているが、本来はその系の声なのだ。それを、残酷きわまりないパンスト太郎の声に持ってきて、ハマっているのだがら面白い。
104

呪泉郷から来た悪魔 後編

男の正体は、呪泉郷で八宝斉に産湯を使わされ、怪物のような身体になってしまったあげく、「パンスト太郎」という世にもアレな名前をつけられてしまった被害者だった。名づけ親である八宝斉に新たな名前をつけてもらうため、はるばる日本までやってきたのだ! 乱馬と仲間たちはあかねを救い出すため、パンスト太郎との死闘を繰りひろげるのだが……!? 忠実な原作のアニメ化。作画的にも安定しており(中嶋作監)、見ごたえあり。

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