らんま1/2 TVシリーズ 総まくり!
らんま1/2 熱闘編

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捏造編はこちら(エロパロ嫌いな人は見ないように)
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良牙、愛と苦悩を超えて

旅の空の良牙は一夜の宿とした山小屋で、これまでのことを振り返る。宿敵乱馬との対決、そしてあかねとの出逢い――そして、子豚のPちゃんとしての生活を。そんな時、山小屋に子豚が逃げ込んでくる。人間に追われているのだ。良牙は子豚をかくまうのだが……。 新作カットもあるが、再編集ものと捉えた方がいい。新作カット部分で登場する子豚(良牙に助けられる)が、準レギュラー化でもすればともかく、これっきりで出てこなくなるのであれば、なぜああいうオチにするのか?
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フィアンセは化け猫

シャンプーが持ってきた鈴は、分け持った男女が必ず結ばれるという縁結びの鈴。その正体は嫁探しをしている化け猫だった。化け猫はシャンプーを嫁にしようとするが、当然シャンプーは拒否。化け猫は邪魔な乱馬を倒そうと妖術で襲ってくるのだが……。 原作通りのお話で、作画もまずまず。
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吹けよ風! 青春は熱血だ

風林館高校に新任教師がやってきた。赴任した学校をことごとく潰しているといういわくつきの教師だが、しかし、実際来てみると、熱血漢の青春至上主義者。生徒たちはすっかり乗せられてしまうが、乱馬とはどうやらソリが合わないようで…… アニメオリジナルストーリー。三鷹の出来損ないのようなキャラが登場する。あまりにもくだらないので泣けてくる。いつも出てくるクラスメートの男子の名前が明らかになるが、別に嬉しくはない。
56 恐るべき新弟子現わる
いつもの乱馬と八宝斉の追っかけっこ。その八宝斉を見て、弟子入りを申し出てきた男がいた。目の中に星を持つ純朴な少年は、ひたすらに八宝斉に仕える。あかねともいい雰囲気になって、乱馬はちょっとヘソを曲げるのであったが……。 アニメオリジナルストーリーだが、どうしてこうゲストキャラがことごとくダメなのか? ゲストキャラなしでオリジナルストーリーはいくらでも作れると思うのだが……。さらにいえば、この話と類似したプロットの話を「登場! 史上最強の九能」でやっているのだが……
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おもてに出やがれ!

厳寒の冬山で玄馬が行方不明に。捜索する乱馬とあかねがたどり着いた屋敷には、母ひとり子ひとりの親子がパンダと共に暮していた。玄馬パンダは屋敷の外に出ない息子の遊び相手として、食っちゃ寝の生活をしていたのだ。というわけで、よたろう少年を外出させるためがんばる乱馬とあかねなのだった……! 原作では夏のお話で避暑地の雰囲気があったのだが、放映タイミングのせいで真冬になってしまった。冬だったら外で遊びたがらないのも当たり前ではないか。よたろうの声は松井菜生子。
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良牙の天道道場居候日記

乱馬との決闘のために高校進学をフイにしてしまった良牙は、あかねに励まされ、風林館高校への編入試験を受けることを決意する! 試験までのあいだ、天道道場に居候しつつあかねから勉強を教わる良牙だったが、それに便乗して八宝斉があかねをさらって添い寝をしようとしたからさあ大変! 原作の一部を使いつつも、オリジナルストーリー。原作は、良牙と八宝斉のファーストコンタクトの回で、八宝斉がPちゃんに化けてあかねと寝ようとする話なのだが、アニメ版では良牙が風林館高校編入試験のために天堂家に居候するというもの。あいかわらず、良牙に肩入れしているっぽい脚本だが……。しかし、これでは、あかねのほうから良牙を誘惑していると取られてもしょうがないよね。アニメ版のあかねは、ほんとに良牙に媚びてるよなあ……。
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八宝斉の恋!

いつものように下着泥棒にいそしむ八宝斉だが、その途中で清純可憐な保母さん・みどりに出会い、一目惚れする。まじめなみどりさんに嫌われまいと、下着嫌いになるための特訓を自らに課す八宝斉だったが…… アニメオリジナル。八宝斉が惚れる清純な女の子役が高田由美だったりするので、なんか笑ってしまった。いまやエロアニメの女王……。人生っていろいろあるなあ。
中嶋敦子作画監督の回は作画はいいのだが、今回もお話がどうにもならない。清純そうな保母さんが実は……というオチかと思ったら、清純なまんま。ヒネリも何もないので、かえって驚いてしまう。たとえていえば、推理小説で、「冒頭で血まみれの凶器を持ってたやつがそのまま真犯人だったというパターン」だ。(byエクセル・サーガ)
60 九能ボー然! 恋の大予言
九能が凄腕の修験者に運命の相手を占ってもらったところ、その相手とはなんと天道なびきだった。その気になってしまった九能は、あかねとおさげの女への想いを断ち切ろうとするのだが……。 当然、アニメオリジナル話。九能があっさりなびきに転んでしまうところが解せない。九能はあくまでも「惚れられてしまった」と勘違いする男。そこのところを掴んでいないと、九能が単なるバカになってしまう。まあ、確かにバカなんだが。
61 強くなりすぎた良牙
拳印を腹に描かれたおかげで無敵になった良牙。強くなったのはいいが、拳印はぶざまなラクガキそのもの。このラクガキを消すためには、誰かに負けなくてはいけないのだが、あまりにも良牙は強くなっていた……! 作画はいまいち。お話は、ほぼ原作通りの展開なので、安心感がある。めずらしく続き物です。
62 あやうし! Pちゃんの秘密
お腹の拳印をあかねに見られてしまった良牙=Pちゃん。このままでは良牙の正体がバレてしまうかと思いきや、あかねのボケのおかげで事なきを得る。そして乱馬は、良牙の拳印を消す方法をついに考えついたのだ! その方法とは……!? 作画に問題はない。いつもこのクオリティであればよかったのだが。良牙はおいしいキャラだとつくづく思う。
63 たまごをつかむ男
かすみが買い物の帰りに出会った男・ヤスは、たまごの扱いにかけては達人だった。その男に会って以来ご機嫌のかすみを見て、まわりの人間は、かすみがヤスに恋をしたにちがいないと考えるのだが…… アニメオリジナル話。五右衛門ふうの流れ者ヤスが登場するが、例によって原作の世界観とはまったく合致しないキャラ。かすみは人気はあるがエピソードのないキャラなので、そのフォローの意図があったと思われるが、幼なじみの設定はとってつけたものに過ぎず、どこを面白がればいいのか対応に困る。作画も悪い。
あかねへの雪つぶてが、見ようによっては顔射っぽい。
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らんまと九能の初キッス?!

九能は三つの願いをかなえるという伝説の日本刀・満願丸を手に入れた。早速、九能はひとつめの願いで乱馬を倒し、ふたつめの願いで女らんまとのデートにこぎつける。みっつめの願いで変身体質を治してもらおうとするらんまはあの手この手で九能に迫るが……? 原作話であり、特に内容に文句はないが、作画はいまひとつ。
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シャンプーの赤い糸

シャンプーと赤い糸で小指同士を結びつけられた乱馬は、いきなりシャンプーを愛するようになる。赤い糸に操られるまま、あかねとの婚約破棄、シャンプーとの結婚へと進む乱馬だが、はたしてあかねは!? オールスターキャストで、作画も中嶋敦子。まるで映画版を思わせる豪華さなのだが、オチが最悪。なんであかねにだまし討ちをさせるかなあ? <うづきが書くんだったら、「卒業」オチにする! ギリギリで式場に駆けつけるあかね、扉を拳で叩く。乱馬への愛を告白するかと思わせて、祝福、ただし、最後に一発ぶん殴って、その勢いで糸が切れる。そのオチを生かすために、あかねは赤い糸について知らないことにする。てゆーか、あかねが赤い糸について情報を持ってて、それを最後に切るだけだったら、ドラマもへったくれもないじゃないですか>
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ムース故郷に帰る

シャンプーにフラれ続け、乱馬との勝負にも敗れたムースはついにシャンプーと乱馬の仲を認め、中国に帰ってしまった! しかし、乱馬の前に謎の仮面の男が現れ、乱馬が他の女に近づくのをことごとくジャマする! その仮面の男の正体は……!? この頃のオリジナルストーリーは、原作のエピソードをちょっとずつ拾って話を作っている感がある。この話でも、ストーリーラインは「対決ムース! 負けるが勝ち」の焼き直しだし、小太刀の「写真で乱馬をゆする」「ミドリガメくん」といった、過去の話で使われたネタを再利用している。そのため、原作に近いテイストは出ているものの、二番煎じな印象がぬぐえない。
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史上サイテーの賭け

右京と乱馬の前に現われた男・博打王キングは、十年前に乱馬が賭博の担保にした天道道場を貰い受けに来たのだった! 道場を取りもどすためにババ抜きの特訓をする乱馬だが、どうしてもポーカーフェイスができず……? 貴重な原作もの。この話のみどころは右京の女心。天道道場を取りもどすための乱馬とキングの勝負に、自分の店を賭ける。たとえ店を失っても、それと引き換えに乱馬を得ようという思い切りのよさに痺れる。乱馬と連れ立って銭湯へ通うことに幸せを見いだすなど、右京の可愛らしさが目立つ回だ。
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マリアンヌになった九能

可愛いものが大好きな白鳥あずさが再登場! 今度はなんと九能を気に入ってしまったのだ! 勢いで、九能をめぐって争うことになってしまった乱馬・あかねペアは、再び格闘スケートであずさ&九能と対決する! 原作リサイクルのアニメオリジナル話。あんまりおもしろくありません。いつものことですが。へんに仲のいい乱馬とあかねがくすぐったい。
69

乱馬なんか大キライ!

あかねがいっしょうけんめい作ったアップルパイを乱馬が台無しにしてしまった。それは、乱馬と玄馬が天堂家に来てから二周年のお祝いのための大事な贈物だった。激怒したあかねはついに家出を!?  ちゅーか、放送2周年だからといって、作中で「乱馬たちが来てから2年」とはっきり言わせるのはどうかと思いますが。2年経ってたら乱馬たちは何年生になってるの? 九能はなぜ在学しているの? 当時のスタッフは開き直っていたのかなあ。
あかね似のそばかす女・ノリコ登場。日高か?
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そのおさげもらったぁ!

おさげ髪を狙う集団通り魔事件が発生! 犯人たちの狙いは乱馬のおさげを縛る紐――龍のひげだった。龍のひげを奪われることを極端に警戒する乱馬の秘密とは……!? 原作エピソード。めずらしく続き物である。
71

男の野望が尽きる時…

龍のひげを奪われた乱馬の髪は恐ろしい勢いで伸びはじめた! 実は龍のひげは超強力な養毛剤だったのだ! しかし、その効き目が強すぎるため、髪を龍のひげを使って封印しないと、乱馬の髪の素が尽きてしまう……! はたして、乱馬は龍のひげを取りもどせるのか……?
72

リンリン、ランランの逆襲

あのお騒がせ娘、リンリンとランランが帰ってきた! シャンプー姉御の恋敵たちを葬るためだ! 小太刀、右京に続き、あかねも狙われてしまう! リンリン・ランランの必殺奥義の秘密とは……!? アニメオリジナルキャラの再登場。例によってくだらない必殺奥義が登場するが、犠牲者のおでに残った痕など、一応の工夫はみられる。
73

良牙のプロポーズ

良牙が出会った巨大な猫は縁結びの化け猫だった。良牙にとり憑いた化け猫は、あかねにプロポーズし、天堂家に居着いてしまう! 求婚されて戸惑うあかねと、複雑な心境の乱馬……。二人はどうなる!? 54話に登場した化け猫の再登場だが、このエピソードはアニメオリジナル。しかし、ラストの方で良牙が「自分の気持ちは自分であかねさんに告白する」と叫んでいるが、あかねもいたのに、かまわないのか? あくまであかねは「良牙の気持ちに気づいてない」というのがベースだと思うのだが。
74

玄馬、家出する

いつも仲良し早雲と玄馬だが、将棋の「待った」をめぐってケンカを始めてしまう。ついに天堂家を飛び出してしまった玄馬。なんとか早雲と玄馬を仲直りさせようとする乱馬とあかねだが……。 おっさん二人がなんでこんなに仲がいいのかは気になるところで、そのへんをフォローしたアニメオリジナルストーリーがあってもいいかも、とは思う。もう少し、掘り下げてほしかったような気もするが、これはこれで。
75

これが格闘茶道でおます

街中を疾走する暴れ馬! その暴れ馬に乗っていた男は格闘茶道の家元の跡取り息子で、意に染まぬ見合いを断るために、花嫁候補を捜していたのだった! その候補に見込まれた女らんまは、格闘茶道の家元の婆さんに挑発されて、格闘茶道の特訓をすることに……!? 原作とは後半が違っている。原作では、見合い相手の猿と対決する筋立てだが、さすがにあまりにもひどいと思ったのか、アニメ版では家元との対決に変えられている。たしかに原作の展開は支離滅裂なので、これについてはアニメ版の解釈の方がよいと言えるだろう。
76

道場破りは女の子?

天道道場を訪れた一人の女の子。それは今や絶えてしまったと思われていた伝説の下町格闘術の使い手だった! お手玉を使った奥義に敗れ、道場の看板を奪われたあかねはリターンマッチを挑む! もちろんアニメオリジナル。アニメオリジナルにもいろいろな格闘術が登場するが、下町格闘術はそれなりに説得力というか、おもしろさがある。
77

絶叫! 温泉バトル

福引であかねが当てた温泉アスレチック参加券には、優勝すれば世界中どこの温泉でも行けるという特典がついていた! 乱馬を誘うあかねだが、行き違いにより、乱馬はシャンプーと、あかねはムースと参加することになってしまう。良牙・右京ペアも加わっての大混戦の結末やいかに……? 原作エピソードだが、いくつかのシーンがカットされて、短めになっている。特に、原作にあった露天風呂での覗き合戦(原作ではウッちゃんのバストが拝める!)がカットされていたのは残念……。もっとも、このシーンのアイディアは後に81話で使われることになる。また、原作の見せ場だった、乱馬があかねを救うためにレースを棄権しようとするシーンもカットされている。したがってアニメ版はひたすらドタバタしているという印象が強くなってしまった。
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ミーが九能のダディです

風林館高校の変態校長がまたまたお騒がせ。格闘学園祭を催し、優勝したクラスには一切の校則を免除するお墨付きを与えるというのだ! しかし、校長が用意した謎の甲冑軍団が次々と勝ちあがっていく。ついに乱馬たちのクラスとの対決となるのだが……!? 原作では、校長が九能の父親であることは登場した最初のシリーズで明かされているが、アニメ版ではエピソードがアレンジされていたため、その部分が使われていなかった。その部分をふくらませて一話ぶん、でっちあげたという感じのアニメオリジナル。したがって、どうしてもエピソード的にはチグハグ感がぬぐえない。

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