――そうだ。
そういうことだった。
マリコルヌは思い出す。
ルイズのパンツを凝視しながら思い出す。
「も……もう、いいでしょ!?」
顔を真っ赤にしながら、ルイズが言う。もちろん、ダメだ。
「ルイズ、パンツにシミができてるけど、どうしてかな?」
「え、そんな……」
慌てるルイズだが、ピンクのスキャンティの布地――ワレメを覆い隠す部分にじわじわとシミが広がっているのは紛れもない事実だ
「ぼくにパンツを見られて興奮しちゃったのかな?」
「そんなわけ……!」
「どうかなあ? ほら、映像を見てごらんよ。ぼくたちが初めて結ばれたときの映像だよ? 見れば見るほど記憶が戻ってくる。きみも思い出しているんだろ?」
ガラス板に映るルイズとマリコルヌのセックスシーン。
見まいとするルイズだが、どうしても目に入ってしまうらしく、映像のなかでルイズが強く感じるシーンでは、呼吸が荒くなっていく。
同時に、シミも大きく広がってしまうのだ。
映像の中でルイズが激しくわななく。
同期するかのように、マリコルヌの前のルイズも膝をガクガクさせる。
思い出しているのだ。
この瞬間、自分の性器の中に入っているマリコルヌのペニスがどうだったか。
「だよねえ」
マリコルヌは、目の前のルイズのスキャンティに指をかけた。
「ぼくも気になるもの。ルイズのココがどうなっているか」
「きゃっ!」
布地をずり下げる。
真っ白なワレメがあらわになる。
「――触るなんて、約束が違うわ!」
「触らないなんて一言も言ってないよ――わあ、大洪水じゃないか、ルイズ」
「くっ……!」
マリコルヌはルイズのスキャンティを下ろしていく。ルイズは抵抗しない。できるはずがない。もっとすごいことをマリコルヌとかつてしている。
股間から糸をひいて、愛液が布地との間に橋をかける。
愛液は後から後から涌き出して、内股を伝い落ちる。
「なんて綺麗なアソコなんだ……そして……この匂い」
くんくんと匂いをかぐマリコルヌ。
酔いのせいじゃなかった。しらふでも、ルイズのそこは幼女のように汚れなく、なめらかで、かぐわしい。
甘いチーズ菓子を思わせる香りだ。
レモンピューレの甘酸っぱさも、感じる。
「サイトがルイズのこと、レモンちゃんって呼ぶわけがわかったよ」
「やっ! サイトのことは言わないで……!」
「いただきまあす」
ねろん。
「ひゃあっ!?」
ルイズが高い声をあげる。
マリコルヌはルイズのワレメに口をつけていた。
舌を動かして、泉を味わう。
「や……あ……ん……んーんっ」
鼻を鳴らすルイズ。甘い声だ。男の脳髄をとろかすような。
ちゃぷちゃぷと音をたてて、ワレメの間の秘肉の味と感触を楽しむ。
「これこれ、ルイズのおまんこの味だ……! おいしいなあ!」
「や、やだあ……舌、動かさないでぇ……」
マリコルヌの頭を押さえ込もうとするルイズだが、逆に下から持ち上げられ、机に横たわらされてしまう。
机の上で赤ちゃんのように脚を掲げられ、押し広げられた股間を存分に舐めまくられる。
「あああっ! あんっ! だ、だめえええ!」
「こんなに濡らして、だめも何もないだろ?」
「で、でも、わたしにはサイトが……!」
必死で快感に抗おうとするルイズ。
「そのサイトに知られても、いいの?」
「!?」
マリコルヌのその言葉はルイズの反抗を無力にしてしまう。
「……サイトには……サイトにだけは……」
「じゃあ、今度はぼくのをしゃぶってもらおうかな。ルイズも見てみたいでしょ? ぼくのチンポ」
マリコルヌが露出させたペニスは、もちろんガチガチの固さになっている。
「ひっ……」
目の前に押しつけられたソレのルイズはひるむ。
「なに驚いたふりしてんのさ。まだ思い出さない? きみ、それをおいしそうにくわえてたじゃないか」
「そんな……」
完全に忘れたわけではないのだろう。目の前のペニスに戸惑いながらも、それをどうすべきかということは理解しているらしく、おずおずと舌をのばす。
「く……くさい……じゃない」
顔をしかめるルイズ。
「まあ、しばらくお風呂に入ってないからね。でも、遠征のときほど汗まみれじゃないはずだよ?」
覚悟したようにマリコルヌのペニスに唇を押し当て、舌をちろちろと動かす。
「おおっ! やっぱりフェラは気持ちいいなあ! ルイズ、あれから練習した?」
「ほんなほ、ひへるわひぇないへひょ!」
マリコルヌのペニスをくわえながらルイズは言う。だが、その動きはとてもスムーズで、とても初心者には思えない。
「さては、サイトにしてあげるために練習したんだね?」
「!? な、なんれそれほ……」
愕然とするルイズ。そういえば、昼食のときのデザートはここのところバナナばっかりだった。
「ま、ぼくで実地に練習すればいいよ。やっぱり実践にまさる修練はないからね」
マリコルヌはルイズの喉奥までペニスを押し込んでいく。
「むぐっ! うぎゅうう……!」
「さ、吸い込んで、ルイズ! チンポの先っちょを、じゅうううぅって」
「んんんんぅ! むうううんんっ!」
桃髪の美少女がマリコルヌのチンポを懸命に吸い込んでいる。
口の中を唾液でいっぱいにして、じゅっぽ、じゅっぽ、音をたてながら、唇で、口蓋で、頬の裏で、ペニスをしごいてくれているのだ。
「最高だぁ」
マリコルヌは白目になりながら、ルイズの口の中に射精する。
どぷどぷと注ぎ込む。
「あふっ! ふぶっ!」
マリコルヌのペニスから口をはなしたルイズの顔に、射精の後半がぶちまけられる。
「や、あつぅい!」
桃髪にも容赦なくマリコルヌの精液がかかる。
「いやあ……こんなベトベトぉ……」
半泣きのルイズ。唇からは口内射精された名残の白濁液がこぼれおちてくる。
「なんだ、前は飲んでくれたのにさ」
マリコルヌがつまらなさそうに言う。
「そんなの無理にきまってるでしょ!?」
ルイズは起き直り、ハンカチを取り出して、顔や髪についた精液をぬぐう。
「やだ、制服にもついたじゃない。シミになったらどうしてくれるのよ!」
天然のお嬢様だから、ついツンケンとした態度をとってしまう。
だが、マリコルヌはヘラヘラ笑っているばかりだ。
「そんなこと言ってていいのかい? ほら、フェラして興奮したんだろ?おまんこ、すごいことになってるけど?」
指摘されて気づく。ルイズのアソコは真っ赤に充血し、じゅんじゅんと愛液にまみれてしまっている。
「そ……そんなの、か、わたしの勝手でしょ!? べ、べつにあんたが好きでこうなった訳じゃないんだから!」
脅されなければ、どうしてマリコルヌなんかと――ルイズは思う。
「ふうん……そう。じゃあ、これっきりにしようか」
射精してスッキリしたのかマリコルヌが言う。
「の、望むところよ……」
こ、これで終わり――? ほんとに?
ルイズは信じられない思いでいる。あの映像を見て――ルイズも思い出していた。あの夜、あの天幕での出来事を。いくら酔っていたからといって忘れる方がどうかしてる――それほどの体験だった。
あんな快感はほかに記憶にない。
マリコルヌの方もそうだったに違いない。身体を合わせた仲だから、それはわかる。
マリコルヌは半立ちのペニスをしまいはじめる。
「ぼくもサイトの恋人と一線を越えるのはどうかなと思うしね」
「え……」
ほんとに――もう、しないの――?
ルイズの股間はまだ火照ったままで、どうしようもなくなってるのに――
おまんこをさんざん舐められて、じらされて――
オチンチンを舐めさせられて、口の中で出されて、顔にもかけられて――
なのに、ルイズのほうは満足させてはくれないのだ。
狡い。
「ルイズもパンツ穿いたら?」
「は、穿くわよ――い、言われなくたって――」
ヌルヌルの布地を股間にあてるのはイヤだ。でも、しかたない。
ひやり、とした感触。
「っう――」
「切ないんじゃないかい? ルイズ。このまま帰ってもいいの?」
マリコルヌが意地悪く言う。
「――だったら、す、すればいいじゃない」
ルイズは上げかけた下着を再びおろす。
「――って、いうか、したいのは、そ、そっちじゃないの? 股間、ふくらんでるわよ」
「たしかに」
マリコルヌはあっさり認め、股間をあらわにする。
(さっきより――大きくなって……りゅ)
ルイズはその部分から目が離せない。
「でも、やっぱりサイトに悪いしな」
前を閉じようとする。
「も、もちろんよ! サイトに知られたら、た、たいへんだから、だから、それを、わ、わ、わたしの中に……」
何を言ってるのだ。でも、とめられない。
ルイズは机にうつぶせになって、おしりを掲げる。自分で穴がひろがるように、左右に――
「わたしの中に――かくしちゃって! は、はやくぅ!」
「そこまでルイズが言うんなら――」
マリコルヌの、ぽよんとした身体が触れる。
後ろから。
フェラの名残の唾液と精液がこびりついた臭い生ちんぽを。
ルイズの赤ちゃん用の穴に――生殖器に――栓をするかのように、ねじりこむ。
「あ、あ、あああ、あー!」
ルイズが声を放つ。
「ああ、この感触だ! 完全に思い出したろ、ルイズ! きみの処女膜をぶち抜いたチンポの形を!」
マリコルヌもだ。声を出しながら、腰を打ち付ける。
ルイズの膣の入り口から最奥部までを1ストロークで打ち抜く。
「ひぃ!」
押し込まれる快楽。
「あぃいいいいい!」
引き抜かれる快楽。
意識が飛びそうなくらい、気持ちいい。
実際、入れられた瞬間にすでにイッていた。
さらに、出し入れされるたびにオルガスムスの波を迎えた。
マリコルヌにヒップを叩かれながら、子宮を突かれると、もうわけがわからなくなった。
「ら、らめええええええ! そ、そこっ、突いちゃ、らめなのおおおおお!」
絶叫する。
「――ルイズ?」
廊下と自習室を隔てるドアが開き、サイトが顔を覗かせる。