ゼロの使い魔

ルイズとあそぼう! 魅惑の妖精亭へようこそ

 

7 ルイズ、二本差しで昇天するの巻

「あふっ、あんっ!」

 ルイズはテーブルを移り、次なる客の相手をしていた。

 もちろん、客の求めは挿入だ。チップも最高額で横並び。ルイズとしては断れない。同じ額をもらってサービスに差をつけるわけにはいかないではないか。バックを所望されれば、おしりを突き出すしかないし、中出ししたいと言われれば拒めない。

「ルイズちゃんのおまんこ、最高だ!」

 おしりの山を両手でつかんで、大きく左右に開いてふたつの穴を鑑賞しながら、そのうちのひとつ――膣にペニスを挿入して楽しんでいる。

「あっ! ああっ! へんなとこ……こすれ……てっ!」

 バックも気持ちいい。背中がぞくぞくする。カリ太な客の生ペニスで性器を刺激されるのは――たまらない。

「おおお、女房のと全然違う! ピチピチしてるぜ――!」

「おっぱいもかわいいしな! この乳首の色ときたら!」

 そのテーブルは二人連れだったので、当然二人一緒に相手をする。

 一人がルイズをバックから突き上げ、もう一人はルイズのオッパイを楽しむ。ペニスでルイズのささやかな膨らみをこねて、乳首をカリ部分でこする。

「あああっ! お、オッパイも、か、感じちゃう!」

 感度抜群のルイズの乳首は小指の第一関節くらいまで勃起している。

「パイズリは無理でも、これはこれで楽しいぜ」

「あっ! こ、こすらないで! そこ! いくっ!」

「いきそうなのはオッパイか!? それとも、まんこか!?」

 おしりからガンガン衝きながら客の一人が訊く。

「あっ! ああっ! りょ、両方――っ! イいいいいい!」

 ルイズが絶頂に達し、きれいな背中が痙攣する。その白い尻を男はメチャクチャに揉みしだきながら、一番奥で射精する。

「またぁ……奥で……でてりゅ……」

 快楽の余り涙声になるルイズ。

「よし、次は俺だ」

 オッパイで遊んでいた男が、射精を終えたばかりの男を押しのけ挿入。

 やはり、みんな、おまんこに入れたいのだ。

「ぉおおっ! マジでヌルンヌルンで、キツキツっ! すっげえ!」

 喜悦の声。

「すげえ絞られる! す、すぐ出ちまう!」

「だろ? ルイズちゃんのおまんこは最高だぜ――さ、これもキレイにしてくんな」

 射精を終えた男がルイズの口元にペニスをおしあて、お掃除フェラを求めてくる。

 エクスタシーの余韻の中でもルイズは精液まみれのペニスをぺろぺろする。お客様の大事なオチンチンだ。尿道に残った精液までしっかり飲み込んであげたい――

 そのさなかにも、三人目に中出しされている。

「おい、まだかよ!?」

「おれたち、ずっと待ってるんだぜ!?」

「チップの額はかわらねーんだ! おれたちにも早くやらせろ!」

 ほかのテーブルの客たちが騒ぎ出す。

「妖精さんは一人だけですから……順序よくおまちください」

 マネージャーが取りなすが、客達は納得しない。一触即発の雰囲気が高まる。

(そんな……わたしのせいでお客さんたちがケンカを?)

 四人目の客に抱っこされてハメハメされながらも、ルイズは気が気ではない。

 ルイズは一人しかいない。でも、穴は――

「つ、次のお客さま、こ、こちらの穴でよかったら――どうぞ、お使いください!」 ルイズは自ら肛門を広げて見せる。

 まさかの二本差し・肛虐志願に客たちがどよめく。

「い、いいのか、ルイズちゃん? お、おしりの穴でしちゃっても……?」

 興奮しながら五人目の男がルイズのヒップに手をかける。

「ロ、ローション使って、くれるなら……いい……わ」

 自分でも何を言ってるのかわからない。まるでそこでエッチしたことがあるみたいじゃないの――

 もちろんローションはすぐにマネージャーが用意する。

 冷たいローションがルイズのピンクのおしりのすぼまりに塗りたくられる。

「ひゃっ!」

「おお、おしりの穴もなんてきれいなんだ」

 感動したように五人目は呟き、勃起したペニスを押し込んでいく。

 もちろん、膣には四人目のペニスが子宮に届くくらい深く埋まっている。

 二本目の異物が――ぬぅぐっ!

「あ、ひぃ!」

 思わず声をあげるルイズ。この圧迫感、異物感は尋常ではない。自分でしてほしいと言った手前、やめてとも言えないし――

「熱い! ルイズちゃんのおしりの穴! すっげー! 気持ちいい!」

 男が叫ぶ。叫びながら、一気に奥まで挿しつらぬく。

「あっ! あっ! おしり、さけるぅ! ひぃやああああ!」

 巨根を打ち込まれて、ルイズの肛門が大きく広がっている。

 ただでさえ小さな穴が限界まで拡張されている。

 前もだ。子供サイズの膣が中年チンポでギチギチになっている。

 二本の巨根が交互にピストン運動して、ルイズの性器と排泄器を蹂躙する。

「ッあ! ッあ! らめええええええ! ゴリゴリって! おなかとおしりで、ごりゅごりゅって! これぜったいヘンになるうううううツ!」

 ルイズは痛みを超えた感覚に全身を打ち据えられ、歓喜に震える。

 二人だけではない。がまんできなくなった客がさらに押し寄せて、ルイズの乳首をつねったり、吸ったり、へそを舌でねぶったり、クリトリスを掻いたり、おしりの山を平手で打ったり――

「あやッ! ら、らめッ! そんなにされたら……あ、あふっ! あふれっ――あふれちゃうぅっ!」

 まんこを突かれ、子宮の入口に亀頭を押しつけられ、グリグリされ――

 おしりに穴の奥に「キモチいい箇所」があることを教えこまれ、そこを責め立てられ――

 全身の性感帯を多重的、連続的に刺激されたら――

「すッ……すッごいのぉ、キちゃうううううう!」

 虚無の魔法を使う感覚にちょっとにているけれど、それの比じゃない。

 ぜんぶ、ぜんぶを押し流して、消してしまうような――サイトのことも、姫様のことも――任務も、貴族としての義務もすべて――

「くるッ! きちゃうッ! おしりまんことろけるぅうううう! かはッ! はッ! は……はやぁああああああん!」

 桃色ブロンドを振り乱し、かわいい小尻をビクビク振るわせながら、ルイズはその日最大のアクメに達する。

「なんて可愛いイキ顔なんだ! おおおっ!」

 四人目が子宮に直がけ射精。

「声も、可愛すぎるっ! うあああっ!」

 五人目は直腸内で大量射精だ。

「……ひゃはっ! はっ……はぁ……あああ……ん」

 ルイズは余韻に浸る――だが、その至高のアクメ顔と声にさらに男達は興奮の度合いを高めていた。

「こんな清純そうで」

「ちょっと手は早くて胸は残念だけど」

「乳首の色はまっピンクで」

「アソコはパイパンで、その上」

「真っ白な極上スジマンの絶世の美少女が」

「まんことアナルに中出しされてイキまくるとか……」

「マジありえねえ!」

「天使というしか!」

「チップならいくらでも出す!」

「俺たちにもやらせてくれえ!」

 六人目、膣挿入。

 七人目、アナル。

 八人目、フェラ。

 三本のペニスがルイズの穴を同時に犯す。

 そこからは、もう組んずほぐれつの乱交だ。ルイズも人数を数えるどころではなくなった。

 ただ、マネージャーは監視していて、やりすぎた客からは積み増しチップを取っていたらしい。

 精液まみれの生チンポがルイズの膣に突き入れられ、子宮を新たな子種で満たしていく。かと思えば、おしりも代わる代わる精液便所と化した。口も、口内射精とお掃除フェラでフル回転だ。

「らめぇ! もうううう……らめぇええ!」

 全身精液まみれ、愛液まみれのルイズは、何十度目かのエクスタシーを迎えながら、失禁した。パイパンワレメから黄金水を吹き出させながら、二十本めの生ペニスによるスペルマシャワーを子宮に受けたのだった……

「チップをお出しになる方は……? いらっしゃらない? では、これで本日の『妖精さんとあそぼう』は終了とさせていただきます」

 雇われマネージャーは無表情なまま、小さな鈴をチリーンと鳴らした。

 二十名の客の財布と睾丸をすっからかんにした、ルイズの大勝利であった。


8 魅惑の妖精亭、よみがえるの巻

 

 翌日の昼下がり――シエスタとタバサ、さらにはキュルケ、テファまでを引き連れて、ヒラガ・サイトはトリスタニアのチクトンネ通りにやってきていた。

「まったく、ミス・ヴァリエール一人で何ができるというんでしょうか!」

 自分の親戚の家のことでもあり、メイド姿のシエスタは腕まくりせんばかりだ。

「一人で空回りしていないか、心配」

 とはタバサだ。そうなのね、とは側にいるイルククゥ。彼女にドラゴンに変身してもらったおかげで、早く戻ってくることが出来たのだ。

「ま、あの子もそれなりに経験積んでるみたいだから大丈夫じゃない?」

 キュルケは楽観的だ。

「……街って、なんだか怖いです……」

 ティファニアは帽子で耳を隠しながらビクビクしている。街ゆく男達の視線がことごとく自分の胸元を狙っているのを「エルフだと疑われている」と勘違いしているらしい。

 いずれにしろ、トリステイン魔法学院が誇る美少女たちそろい踏みだ。あと、モンモランシーなどもいるが、さすがにギーシュの手前、酒場を手伝わせる相談をするわけにはいかなかった。

 とにもかくにもこれだけ強力な助っ人を連れてきた以上、問題は解決するだろう。心配なのは昨日一晩、ルイズが問題を起こさずしのげたかどうか。いつもの調子で暴れて店を壊してでもいたら目もあてられない。

『魅惑の妖精亭』が見えてきた。いつものように、閑古鳥が鳴いて……いない。

 店にはなんと入りきらない客で行列ができていた。

「ウソだろ……?」

「それがウソじゃないのよ、あたしも驚いてるの」

 ジェシカが忙しそうに立ち働きながら言う。助っ人の少女たちもすぐさま給仕にかり出されていた。

「昨夜の売上もものすごくて、記録よ、記録。なんでも新人の妖精が最高だって一日でクチコミで広がって、お客さんが殺到中ってわけ」

「それ……ルイズがやったんですか……?」

「みたいよ? あの子、いったいどうやって常連さんの心をつかんだのかしらね?」

 首をひねるジェシカ。

「それで、借金のほうは……?」

「そうそれ! それも驚いたんだけど……!」

 ジェシカが大きな声を出す。むろん、満員の店内の喧噪のなかではそんなものは問題にならない。

「お肉追加なのね〜」

 ビスチェを身につけて陽気にイルククゥが走り回ったりしている。

「手伝い、ほんと助かるわ。厨房はシエスタに任せておけば料理の質も上がるし、あの胸の大きな子たちもすぐに常連さんがつきそうだし」

 キュルケにテファのことだろう。キュルケは手慣れた様子で妖精をしっかりこなしているし、初々しいテファも何とか仕事をこなしている。とにかく胸が凄いし。

「あの髪の青い子たちもそういう性癖のファンがつきそうだしね」

 寡黙なタバサとやかましいイルククゥはいいコンビだ。特に会計の段になると、タバサが素早く割り勘の計算をするので重宝がられているようだ。

「あっと、借金の話ね」

 ジェシカが話題を戻す。

「昨夜ね、お客に混じってオーナー候補が偵察に来てたのよ。普通の商人っぽい格好してね。それで、ルイズのことものすごく気に入ったらしくて、ルイズが当面のあいだ店を手伝うという条件で、借金をチャラにしてくれたの。魅惑のビスチェも返してくれたのよ!」

「えっ!? 借金が……チャラに?」

「おかげで父さんも一気に元気を取りもどして、あと何日か休めば復帰できそうなの!」

 ジェシカは嬉しそうに言う。

「ルイズもひと月くらいならいいって言ってくれたから……あ、もちろん優先度の高い仕事があったらお休みしていいって言ったわよ、でも、ルイズの方から――」

 このお仕事、気に入ったから、しばらくやってみたいわ――だから、サイトには学院に帰ってもらっても大丈夫だって伝えて――

 と言ったらしい。

「な、なんだよ、それ! ひとがせっかく……!」

 サイトはムッとする。サイトのことはともかく、窮地をきいて助っ人に来てくれたシエスタたちに言うべきセリフではないだろう。

「ルイズはどこです? ちょっと文句をいってやらなきゃ!」

「ルイズなら、屋根裏部屋にいるわ。いま、ちょうどオーナー候補、というかスポンサーが来てて……あっ、サイト、屋根裏は関係者以外立ち入り禁止なの!」

 サイトはジェシカの制止を振り切って、上に続く階段へ――

 

「ほほぅ、これが魅惑のビスチェか。ルイズによく似合うな」

 ワイングラスを手に目を細めたのは中年の恰幅のいい男だ。昨夜、ルイズに一番最初に高額チップを払い、どんどん相場をつり上げた商人ふうの男だ。この男が魅惑の妖精亭の実質的なオーナーだ。スカロンやジェシカはいわば雇われ経営者にすぎない。

 その男の視線の先には、黒の過激なビスチェを身につけたルイズ。

 すでに頬が染まっているのは一杯飲んでいるためか。

 スレンダーな身体に貼り付くような魅惑のビスチェ。短いスカートから覗く脚は黒のタイツで覆われていて、太腿部分だけが生足だ。

 その部屋はかつてルイズとサイトが過ごした部屋だ。ベッドもそのままだ。だが、それ以外の調度類はそっくり入れ替えられている。椅子もテーブルもピカピカの新品だ。今日になって運び込まれたものらしい。いわゆるVIP用の個室に改装されていた。

 そこには、商人風の男のほか、数名の着飾った男たちがいた。だが、なぜか仮面で顔を隠している。

「彼らは私の友人で、中には貴族もいる。いずれも名士たちだ。彼らにきみのことを話したら、ぜひ一緒にあそびたい、というのでね」

「まあ、お客様がた、光栄ですわ」

 ルイズは優雅にスカートをつまんであいさつをした。もともと育ちはいいルイズだからそういう仕草はお手の物だ。

 そして、チラリと覗く下着はフリルのついた極小パンティ。

 客たちの息づかいが荒くなる。

 魅惑のビスチェの魔法の力もあるだろうが、ルイズの放つロリータ・フェロモンにすでに股間をビキビキにさせているようだ。

「チップは5倍掛けからスタートだ。さて、なにから遊ぶ?」

 他愛ないゲームのメニューが客たちに配られる。

 だが、罰ゲームはいきなり過激だ。

 ディープキスや下着見せ、ゴムぱっちんはむろん、最初からまんこくぱぁや、乳首いじり、指マン、手コキ・フェラまである。

 さらには「ネコミミプレイ」に「女王様プレイ」、「おしっこプレイ」までも――

 膣中出しとアナル中出しは3倍増し――

 そして、

「恋人の目の前で陵辱プレイ」は100 倍だ。

 メニューを手に客達がひそひそ話。

「これはなかなかおもしろい趣向がありますな」

「だが、順を追って、少しずつ……くくく」

「いやいや、いきなりメインディッシュもおもしろい」

「いずれにせよ、極上の妖精、たっぷり可愛がってやりましょうぞ」

 コツ、コツ、コツ――

 階段を上がってくる足音が聞こえてくる。聞き覚えのある音。

 ルイズの耳たぶまで赤く染まる。

 ちいさく深呼吸をして、ベッドに片膝を乗せ、男たちを振り返る。

 誘うような腰つきで――とびっきりに可愛い声で。

「今日もたっぷりルイズとあそんでくださいね、お客さま?」

 つづく