らんま1/2

「右京の憂鬱」rev.2

 「ああ。あの時のお嬢ちゃんのあそこは狭かったがな。谷間に擦りつけているうちにびしょびしょに濡れてきて、最後にはきちんとはまったよ」

 「そう……やったん」

 右京は呟いた。

 「ああ。あの時は気を失っていたんだったな。今度は満足させてやるよ、お嬢ちゃん」

 男は入り口を探り当て、一気に押し込んだ。

 「んんっ!」

 右京のくぐもった叫びが夜の公園の空気に吸収された。

 男根が右京の膣を押し開き、奥へ侵入していた。

 男は動いた。

 「くうっ、しまる」

 うめく。

 「ああっ! いいっ!」

 右京は尻を振り、身体の奥の器官を収縮させた。

 「おおっ! すごいぞ、嬢ちゃん」

 男は右京の尻をつかみ、激しく腰をピストン運動させた。膨張しきったカリが右京の膣壁を擦り、爆発的な快感を相互にもたらす。

 「おっちゃん、気持ちええ……ああっ!」

 「もっと、もっとよくしてやる」

 男は自分の右の中指を舐め、湿らせると、右京の後ろの穴におしあてる。

 ぬる。るる。

 沈み込ませていく。熱い柔らかな穴だ。

中指がほぼ根元まで埋まる。

 「ううーっ!」

 右京は背中を硬くした。

 「感じるぞ、指に。おれのものがお嬢ちゃんの中に入っているのが」

 男は興奮し切った声をだした。

 「んん、ああーっ!」

 こらえきれず、右京は首を左右に振りたくる。

 「い、いきそうや、あかん、あかん……!」

 「お、おれもだ! で、出るっ」

 男は指と男根の動きを同期させていた。

 ふたつの異物の動きが右京の身体を完全に支配していた。

 「ああーっ!」

 「うあっ」

 男は痙攣した。

びゃっ、びゃっ!

 高圧がかかった体液が右京の体内に叩きつけられる。

 「あ……あ……」

 右京は崩折れた。

 男は指と男根を右京から抜いた。

 男根の先端からは白い粘液が糸を引いている。

 「よかったぜ」

 男は自信にあふれた声を出した。

 男は右京の口元に男根を近づけた。

 右京は反射的に舌をのばしていた。

 男根の先端にもりあがった精液を舐め取る。

 自発的に口に含み、尿道に残った精液までも吸い取った。

11

 右京は風呂に浸かっていた。肌は充実してピンク色に輝いていた。

 乳房は背後から掴まれている。

 男の大きな手が右京の胸をもみしだいているのだ。

 「ん、ああっ!」

 右京の唇から喜悦の声がもれる。

 乳首を指でこねられている。

 浴槽の中で、男は右京の身体に挿入している。

 後ろから、抱きかかえるようにして。

 アヌスを犯しているのだ。

 空いた手は、右京の性器をいじり続けている。

 「おっちゃん、うち、おかしくなってまう」

 「もっと、もっとおかしくなっちまえよ。で―――終わったら、いっしょにお好み焼きを食おうな」

 「ほんなん、いま言わんといてえ」

 右京は下半身からパルス状に伝達される刺激に没頭していた。

湯の中で右京の空いた乳が揺れている。

 「いかしてやるぜ、右京……おまえはおれのものだ。昔から―――そしてこれからずっとな」

 髭をそり、すっかりあか抜けた男は、右京の身体を自らの根でかきまわしながら、痛快そうに言った。

 (乱ちゃん、うち、やっとあきらめられるわ。乱ちゃんに会うより先に、うちはこのひとのモンになってたんや……さよなら、乱ちゃん)

 強烈な快感に意識を白濁させながら、右京は鋭い歓喜の声をもらし続けていた。

おわり