「力を抜いて……って、もう力を入れようとしても入らないみたいですね」
教頭はぐったりしたイサミの両足をこれ以上ないほど開脚させた。
赤ちゃんでさえ、ここまで無防備ではないだろう、そう思えるほどだ。
性器がぱっくりと割れて、中の肉が弾けている。そのすぐ下には、さきほどたっぷり時間をかけて開発したアヌスがやはり口を開いている。
「どちらに入れてもよさそうなものですがね……」
教頭はペニスをしごきたて、位置を合わせる。
「せっかくできあがった穴を試さない手はないでしょう」
亀頭をめりこませる。むろん、ヴァギナのすぐ下でひくついている排泄のための肉孔――アヌスにだ。
ぴくん、イサミが反応する。ようやく夢からさめたかのようにまぶたをパチパチさせる。
「先生……なに?」
「花丘さんの大好きなものを、おしりのアナに入れてあげているところですよ……ほら!」
教頭は入れかけのものをイサミに意識させるように、小刻みに腰を揺らした。
「あうっ! いっ……たぁ……」
いくらアナルビーズで拡張したといっても、大人のペニスがかんたんに受け入れられるはずがない。イサミは苦痛の声をあげる。
だが、そんなことは教頭にとってはさほどの意味を持たないらしい。
ペニスに手をそえて、角度をさまざまに変えながら、すこしずつイサミの中に潜らせていく。
「う……あ……あ」
少女が身体をこわばらせる。
「だめですよ、力を入れたら。痛いじゃないですか」
教頭がイサミをたしなめる。
「おしおきです」
言いつつ、剥き出しのイサミの性器に指を――
「ひいっ!」
処女膜を指が突破する。破りはしていないまでも、教頭の中指がたしかにイサミの聖地に侵入した。
「ああ、前の具合もいいですね、花丘さん。よく濡れて、ぬるぬるですし、指に吸いつくような感触がたまらない」
指でイサミの膣を犯しながら、アナルへの凌辱も続けている。
すでに、ペニスの半ば以上が埋まっている。
教頭は腰を前後に揺らし始めた。
「く……ふぅ……」
イサミの声がかわっていく。痛みだけではない何かを受け取っているようだ。
教頭は、ずるい笑みを浮かべている。
「だいぶんよくなってきたようですが、どっちがお好みなのですかねぇ?」
指でイサミの膣をかきまぜ、ペニスでイサミのアナルを掘り進め、教頭は質問する。
「さっきから、指が締め付けられているんですが、そんなに気持ちいいのですか?」
「ああ……いやあ……はずかしいよう」
イサミが両手で顔を覆う。
「おしりの穴がめくれあがって、すごいことになってますが」
「い、わ、ないでぇ……」
教頭のペニスは今や、奥まで挿しこまれては半ばまで抜かれ――激しいピストン運動になっている。結合部から湯気が立ちそうなほど、ホットな出没運動だ。
イサミの膣に出入りする指の動きもずいぶんなめらかだ。その部分が激しく濡れているのだ。
「指を入れていると、わかるものですな。いかに直腸と膣が隣接しているかが」
楽しんでいる。学術的な興味をそそられているかのような教頭の口調である。
「あっ……ああ……あぅぅ……す、すご……い……」
イサミはのけぞった。ひらべったい胸を上下させている。呼吸すら苦しげだ。
「処女より先にアナルを犯される気分はどうですか?」
「せ……せんせ……すごいよぉ……おしり……熱い……」
かすれてゆらぐ声。ローションまみれの結合部から出る、ぐちゅくちゅという粘っこい音。
教頭は指をイサミの中から抜いて、その分泌物を味わう。
「んぅう、美味ですね、花丘さんのマン汁……」
「ああ……あ……ああ……」
教頭の指がいなくなって淋しくなったのか、イサミは餓えを感じさせる表情で、自らの指で性器を左右に広げた。
太い剛直が肛門に押し込まれるたびにイサミの性器も圧力を受けて、花びらの奥から白っぽい本気汁を噴き出させる。
「あ……う……あ……こっちも、お指で、かき回してぇ」
「おやおや、おしりだけでは物足りないのですか? 淫乱小学生にも困ったものですね? おまんこの方も、太いものでかきまわしてのですか?」
意地悪な声を出す教頭。
イサミは激しくうなずいている。
「く、ください……こっちも……おまんこにもぉ……入れて、入れて、入れてぇ……っ!」
ピンクの粘膜が裂ける寸前まで広げられている。その奥の肉びらがひくついて、ティーンエイジャーにもならない少女の操を守る処女膜をさらけだしている。
「おおお、いい眺めですね。花丘イサミさんのおまんこを見物しながら、おしりの穴に出させてもらいますよ……っ!」
教頭は腰を使いながら、絶叫する。
「ああんっ! あっ! せんせっ! おまんこもぉっ! お願い、おまんこでぇ……っ!」
そこに出されることがノーマルではないことは、性体験のない少女にも本能的にわかるのか、イサミは脚をばたつかせた。指は、自らの性器を開き、突起部分を刺激することを続けている。
「そこは……っ! こんどっ、してあげますよっ! それまで、待ちなさいっ!」
深く、強く、直腸をえぐりながら、教頭は身体の動きを早くしていく。
「ほっ、ほんと!? せんせい……こんどは……おまんこに……っ!」
「ええ! ですから、今日はおしりでイクんですよ? いいですね! 集中して……!」
「あっ! はい! は……ああっ! おしりが、こすれて、出ちゃう……! 身体の中身が……ぜんぶっ!」
イサミは目を閉じた。内臓に加えられる刺激に身を委ねる。
「ふぁあ……ああ! ひぃ……い……出る、出るぅ……ぜんぶ……っ!」
「ははは、花丘さんのおしりから、ローション以外のぬるぬるが出てきましたよ? なんですか、これはぁ」
ペニスにまとわりつくものの感触と匂いに教頭は狂ったような声をあげる。
「尻の穴に大人のチンポをハメられてよがり狂うなんて――この変態小学生め!」
「ひぃぃっ! だって……だって……すごいんだもんっ! うあああああっ!」
イサミは自らの指を膣に挿し入れ、かきまわしていた。同時に、肛門深くに教頭を受け入れて、喉をさらす。
「ああああああっ! いくぅっ! いっちゃう! あんっ、あんっ、あんっ――うああああっ!」
「くはははっ! 出るっ! いっぱい出るぞぉ――おおおっ!」
びゅく! びゅくびゅくびゅく……っ!
年齢を考えれば驚異的な量の精液がイサミの中に注ぎ込まれていく――
その間、ずっと教頭は笑っていた。
「はあ……は……はあ……」
イサミは乱れた呼吸のなかで、意識をとりもどした。
どうやら失神していたらしい。それほどの衝撃――激しい快感だったのだ。
身体が重い。教頭がもたれかかっているせいだ。
枯れ木のような身体とはいえ、イサミからすればずっしりとした重量感がある。
ただの重さではない。物体のような重さだ。
「教頭……せんせ……?」
教頭は答えない。鉛の色をした舌が口からはみ出している。
イサミは悲鳴をあげた。
しばらくのち――大江戸小学校の校庭に救急車のサイレンが鳴り響いた。
そして、しばらく教頭先生は学校をお休みすることになりましたとさ。めでたし。めでたし。