イサミのスパッツ大作戦

 

〜2.7時間め 指導室〜

 

しんせん組の新たな絆?

  

 大江戸小学校に救急車がやってきた。

 枯れ木のようになって、不自然な姿勢のまま固まった教頭が、担架に乗せられて運び出されていく。

 興味を駆られた生徒たちが群がって人垣を作っている。

 イサミはつま先立ちになって、人垣のうしろから教頭を見送っていた。さすがにスパッツは穿きなおしているが、まだ肌の上気は消えていない。

(教頭先生、大丈夫かなあ……)

 心配しつつも、気持ちが落ちつかない。ほんとうなら、今ごろは教頭の手で大人の女にしてもらっていたはずなのだ。それを望んでいたわけではないが、かといって、危機が回避された今となっては物足りなさを禁じ得ない。

(あそこが、ムズムズするよぉ……)

 人が見ていなければ、スパッツの上からワレメをいじくりたい。中に指を入れてかき回したい。痒いような、切ないような疼きが、おしっこが出る場所からお腹にかけて広がっている。

 耐えきれず指を股間にもぐりこませかけたイサミは、背後から声をかけられてドキッとした。

「イサミちゃん、こんなところにいたの」

 ソウシだ。いつものとおり軽薄な笑いを顔に浮かべている。

「それにしても、教頭先生、いったいどうしちゃったの? イサミちゃん、指導室で一緒だったんだよね」

「う……うん……」

 まさか、教頭とエッチなことをしていたのが元でこんなことになった、なんて言えるはずがない。

「教頭先生、なんだか急に具合が悪くなっちゃって……」

 嘘ではない。ほんとうに、突然倒れたのだ。その原因はともかくとして。

「ふぅん……でも、よかったじゃない。教頭先生のお小言、最後まで聞かずにすんで」

 悪気のないソウシの一言。だが、それはイサミの身体の疼きをさらに強めた。

 鼓動が速くなる。股間がじゅんじゅんと濡れていく。

(ああ……エッチしたい。エッチなこと、もっとしたい……っ)

「この騒ぎだと授業どころじゃなさそうだね。ただでさえ、高木先生はお休みなんだし……」

 お気楽に笑うソウシの手首をイサミはつかんだ。

「ソウシくん、来て」

 深い考えなどなかった。このままでは、その場でエッチなことを叫びだしそうな気がして怖かった。

 ソウシを引っ張って走りだしながら、イサミの頭のなかはピンク色のいやらしい妄想に塗りつぶされていった。

 

 

「イサミちゃん……?」

 信じられない、といったようにソウシの目が見開かれる。

 校舎に駆け込んで、でたらめに部屋に飛びこんだ。

 薄暗い部屋には都合よくベッドが並んでいた。そのひとつにイサミはソウシを連れこんだ。

「ソウシくん……みんなにはナイショにして」

 切迫した吐息を漏らしながら、イサミはスパッツを脱いだ。

 薄暗いとはいっても、イサミのそこがどうなっているのかは見て取れる。

「す……すごい……」

 充血して真っ赤に膨らんだ陰唇が、透明なおツユに濡れて、まるで雨の花壇の薔薇のようだ。

「もっと、見て、いいよ」

 イサミの指が入口を開く。複雑な肉弁の構造がほぐれ、くぱあ、と拡がる。

 ソウシはイサミの中を覗きこむ。少年らしい探求心で、その奥を確かめるように。

(あ……ソウシくんが見てる……わたしの……アソコ)

「触っていい? イサミちゃん」

 ソウシが訊いてくる。イサミはうろたえつつ、うなずく。

「あっ」

 ソウシは積極的に触ってきた。

 中指をつかって、イサミの中の感触を確かめる。

「ああんっ、ソウシくんの指が……」

「へえ……イサミちゃんの中って、ヌルヌルで、あったかいんだね」

 指を動かしながら、ソウシが感想を述べる。

「あはっ、ピッタリ吸いついてくるよ」

「んっ、そこ、気持ちいい……」

「ここ?」

 指を曲げて、イサミのGスポットを可愛がる。

「はうんっ、ソウシくん、じょおずぅ……」

「まあね。ちょっとは経験あるから。でも、イサミちゃんとこんなことができるとは思わなかったな」

「ど……どうして……?」

 朦朧とした頭で問おうとするイサミの体操服をまくり上げたソウシは、イサミのちび胸をきゅっとつまむと、ふくらんだ乳首を舐めはじめた。

「あ、はぁっ! そこ……気持ち……いい」

「だって、イサミちゃんは、トシのことが好きなんだと思ってたから……」

 ちゅぱちゅぱ、イサミの乳首を吸いながらソウシが言う。イサミは甘い疼痛を胸元に感じつつ、トシのくりくりとした眼を思い出す。

(わたしが……トシを……?)

 そんなことはない、とイサミは思った。

 でも、トシの顔が脳裏にちらついて、どんどんその存在感をましていく。

 視線をさえ感じる。トシの哀しげな目線を。

 ぞくぞくっ!

 イサミの脳が痺れた。ソウシにアソコをいじられながら、おっぱいにキスされている自分を、トシがうらめしげに見ている――そんなシチュエーションを想像したとたん、全身を戦慄にも似た快感がつらぬいた。

「少なくとも、トシのほうは、イサミちゃんのこと、好きなんだよ。隠してるつもりらしいけど、バレバレ」

 ソウシはイサミのクリトリスを指で刺激しながら笑う。

「トシが……」

 イサミはトシの面影を胸一杯に描いた。だが、ソウシとの行為による背徳の快楽が押し寄せて、ネガフィルムのように反転する。

 ソウシに指摘されて、初めてイサミは気づいた。

(わたしも、トシのことが、好き)

「そろそろ、いいみたいだね」

 ソウシがイサミの膣から指を抜いた。イサミのその部分は教頭の愛撫の余韻と、ソウシの小学生ばなれした技巧によって、すでにこの上なく潤っている。

 ソウシはそりかえったペニスを取り出した。包皮は半ば以上むけている。ソウシは指をつかって、亀頭を露出させた。小学生にしてはエラも発達している。

「ああ……ソウシくん……」

 教頭のペニスは怪物のように見えた。ソウシのペニスは、それに比べれば可愛くて奇麗だ。だが、それでも異様な器官であることには違いない。

 それを見ると、イサミの欲望はたまらないほどふくらんだ。

「入れるよ、イサミちゃん」

「うん……」

 自分で誘惑しておきながら、イサミの声は震えていた。処女を捧げるのだ。きっかけはどうあれ、一生で一度の体験――緊張しないはずはない。

 ソウシのペニスがイサミのヴァギナに触れる。

「あ」

 イサミはその感触に声をあげた。入ってしまう。つるん、と入ってしまう。教頭の巨根とはちがう。ソウシのそれはイサミのサイズにピッタリなのだから――

 ふいに、トシの顔がイサミの意識いっぱいに広がった。

 甘酸っぱい愛おしみがイサミの胸にあふれた。

(やっぱり――ダメ!)

 イサミはおおいかぶさってくるソウシの胸を突いた。

「だめっ! ソウシくん、やめて!」

「イサミちゃん……?」

 不審げにソウシが視線を落とす。

「ごめんね、ソウシくん。わたしもほんとはトシのことが……。だから、これ以上はできないの」

 ソウシの眉が動いた、しょうがないなあ、という表情になる。

「やれやれ、ぼくは当て馬かあ……」

「ほんとうにごめん。おくちで、して、あげるから」

 イサミは申し訳なさから半泣きになりつつ、ソウシのペニスに顔を寄せた。

 いきりたったソウシのペニスを花びらのような唇で受け入れる。

 舌でやさしく亀頭を舐め回した。

「うっ……イサミちゃん、上手だね」

「はひはほ……」

 同級生のペニスをねぶりながらイサミは頬を染めた。

 ソウシのものがイサミのなかでさらに大きくなっていく。

「ぼくも……イサミちゃんにしてあげるよ。中には入れないかわり……舐めてあげる」

 ソウシとイサミはベッドの上で身体を入れ替え、シックスナインの体勢になる。

「イサミちゃんのおまんこ、すごく奇麗だよ」

 指で入口を広げ、中心部に舌を這わせながら、ソウシが言う。

「うふぅ……むぅ……」

 ソウシのものをくわえたまま、イサミが鼻を鳴らす。

「どんどんあふれてくる……すごいや」

 イサミの泉に口をつけ、すすりあげるソウシ。その指は移動して、イサミの肛門をいじくり始める。

「こっちの穴も柔らかくて、しっとりしてる」

「んむぅ……ソウシくん、そこはだめぇ……」

 アヌスをイタズラされて、イサミの声が裏返る。ソウシは面白がって、今度はそちらに標的をかえる。

「イサミちゃんのおしりの穴、なんだか凄くエッチな匂いがするよ。ヒクヒクしてるし」

「いやぁ……」

「なめちゃお」

「あんっ……あああっ!」

 ソウシの舌が動いて、イサミの肛門を刺激する。柔らかな軟体動物がイサミの恥ずかしい部分を這い回り、内部すらうかがってくる。

「だめぇ、ソウシくん……おかしくなっちゃうぅ」

 いったん沈静化したイサミの官能が狂おしく燃え盛る。おしりの穴を責められたことで、膣の奥がじんじんと熱くなり、蠢きはじめる。

 ソウシはそんなイサミの変化を楽しむように、舌を動かしつづける。肛門を剥きだしにすると、露出した粘膜をたんねんに舌で愛撫する。かと思えば、指をすべらせて、クリトリスをいじくり、膣に指を沈めて、かきまわしたりもする。

 もうイサミはソウシをいかせるどころではない。身もだえして、自分がイキそうになるのをなんとか堪えるので精一杯だ。

「はあああん! ソウシくぅん……上手だよぅ……気持ちいいんっ!」

「でしょ? トシとやる前に、練習しておいた方がいいよ。どうせ、あいつ童貞に決まってるから」

 ソウシの顔に、今は意地悪い笑みが浮かんでいる。

「トシとイサミちゃんの恋路をじゃましたくはないけど、しんせん組の団結を考えたら、三人のうち二人だけがくっつくっていうのもよくないと思うんだ。だから……」

 イサミにのしかかると、ソウシはイサミの穴にペニスを押し当てた。

「ぼくともしようよ、イサミちゃん」

「ソウシくんっ! だめぇ、入れないでぇ」

 あまりの快感に、抵抗することもできず、イサミはただ声だけで拒絶した。だが、身体は自らソウシのために脚を開いて、受け入れる姿勢をつくっている。

(ごめん……トシ!)

 おおいかぶさってくるソウシを、今度はたまらず抱きしめる。

 異物が入って来る。

 イサミは絶叫した。

 ずぶっ! すぶぅっ!

 ソウシのペニスがイサミの中に食い込んでくる。

「あ……あっ……あ」

 イサミは口を開いて、挿入に耐えている。

「入っちゃったよ、イサミちゃん」

 ソウシが囁くように言う。

 小学生ふたりが、性器でつながっている。白いペニスが、ピンク色の粘膜を突き刺して、膣にズッポリ埋まってしまっている。

「痛い? でも、すごく濡れてたから、大丈夫でしょ?」

 言いつつ、ソウシが腰をつかいはじめる。

「あっ、いたっ……うう……」

 処女膜を破られた痛みに、イサミの目尻に涙が浮かんでいた。

 だが、ソウシはかまわず動きつづける。

「ああ……イサミちゃんのおまんこ、すごく気持ちいいや。麻理子ちゃんより、ずっと……」

「ソウシくん……ひどいよぉ」

「ひどくないよ。誘ったのはイサミちゃんの方だし。それに、さっきも言ったけど、トシとやる前に、練習しておいた方がいいよ。あいつに、バージンの相手ができるはずないだろ?」

「でもぉ……」

 イサミは苦しげに身をよじる。ソウシの腰の動きがだんだんと速くなっていく。

「ああ、イサミちゃんの奥に当たってるよ? こつんこつんって、わかる?」

 ソウシは奥までペニスをねじりこんで、ピストン運動を続けている。

 イサミは自分の体内でソウシが暴れているのを感じた。

「うぅっ、おなかに、当たるぅ……っ!」

「ほらね? やっぱり小学生は小学生同士でやったほうがいいんだよ。サイズも合うし。教頭先生のなんて入れられてたら、イサミちゃん、裂けちゃってたよ?」

 ソウシの言葉にイサミは金縛りになる。

「びっくりした……? イサミちゃんが教頭に呼び出されたんで、こっそり、指導室を覗いてたんだよ。危なくなったら助けてあげようと思って。と思ってたら、イサミちゃん、感じまくるんだもん、しんせん組の出番なんてないよ」

「しんせん組の……って、まさか」

 イサミの表情が凍りつく。

「そうだよ。トシも一緒さ。今も、ね」

 いつの間にかベッドの脇に体操服姿のトシが立っていた。表情は暗くて見えない。

「ほら、トシ、よく見てみろよ。イサミちゃんのおまんこに、ぼくのチンポが根元までハマってるだろ? これがセックスだよ。おまえ、前に、見てみたいって言ってたろ?」

 いやがるイサミを羽交い締めにし、ソウシはベッドの上に座ると、その姿勢のまま、結合部をトシの目の前に晒した。

 複雑な表情で、トシはその部分を凝視している。

「いやぁ……トシ、見ないでぇ」

 イサミは顔を手で覆った。耐えられない。でも。

「うわっ、すごいなぁイサミちゃん、凄い締めつけだよ」

 ソウシが下からイサミを支えながら笑う。

「それに、自分で腰を動かしてるじゃないか。トシに見られながらするのって、そんなに気持ちいいの?」

 イサミの腰が、くいっ、くぃっ、と動いている。結合部はグチュグチュと音をたててながら、汁ダク状態だ。

「あ、あ、あ、恥ずかしい……けど……気持ちイイよぉっ……!」

 いやらしく身体をうねらせながら声を放つイサミ。

 トシはそれを呆然と見つめていた。

「トシが見てる……見てる……あああんっ! トシ、見てぇ……イサミのエッチなとこ、いっぱい見てぇっ!」

「ほらぁっ! もっと気持ちよくなりなよ、イサミちゃん!」

 ソウシが激しく突きあげる。ペニスの先端は子宮に突き刺さっている。

 うしろから回した手はイサミのおさない乳房をもみしだき、乳首をちぎれそうなほど引っ張っている。

「ああっ! ソウシくんのっ、すごいっ! おなかに、ささってるぅ! おっぱいも、気持ちよくて……へんに、へんに……あああっ!」

 イサミは快楽の声をはりあげる。

「おまんこが、いいっ! おまんこの奥、熱いよぉっ! あああああっ!」

「トシ、イサミちゃんの声、大きすぎるからさ、ふさいじゃってよ」

 ソウシが汗みずくで腰を揺らしながら、トシに命じる。

「ふさぐったって……」

「チンポでふさげよ。しゃぶってくれるよ、イサミちゃんが」

「そんなこと、するのか……?」

 トシがうろたえた。ソウシが声をとがらせる。

「はやく、しろよ! 先生きちゃうだろ?」

「わ、わかったよ」

 トシは体操ズボンとブリーフをずらして、包皮のかぶったままのペニスを取り出した。その部分は、さすがにエレクトしている。

「ほら、イサミちゃん、トのチンポ、しゃぶってあげてよ、好きなんでしょ?」

「トシ……トシのオチンチン」

 憑かれたようにイサミは視線を動かし、トシの股間を見た。

「しゃぶりたい……しゃぶりたいよぉ」

「ほら、トシ、はやく」

「お……おう」

 トシはおずおずとペニスをイサミに近づけた。

 ぱくぅっ

 飢えた食虫花のように、イサミの唇がトシのペニスを捕らえた。

「うわっ!?」

 トシが悲鳴じみた声をあげる。

「ほひほほひんひん……ほひんひん……おひ、しひ……」

 極上のウィンナーソーセージを味わうがごとく、イサミはうっとりとしつつ、赤く充血したトシのペニスを吸いたてる。

 舌先を包皮の中に差し入れ、恥垢をかき出す。亀頭を唇ではさみ、左右にゆさぶる。そして、奥まで飲みこんで、じゅじゅじゅっと吸いあげる。

「あうっ、イサミ、おれ、もぉ……っ」

 トシがうめく。敏感なトシのペニスは獰猛なイサミの責めにはたちまち窮地に追い込まれる。

「やめろっ!」

 トシは身体を引いた。

 ちゅぽんっ!

 射精寸前のペニスが、半剥け状態でイサミの唇からはずれる。

「おれの知ってるイサミは……こんなことしない!」

 泣きそうな表情でトシが叫ぶ。

「そんなこと言ったらイサミちゃんがかわいそうじゃないか」

 ソウシはイサミの身体を後ろから抱きなおすと、ベッドによつんばいにさせた。性器同士は深くつながったままだ。

「まあ、最初のうちはそんなふうに思うのかもしれないね。今日は見学だけにしておきなよ」

 言うなり、激しくイサミのヒップを突きはじめる。

「あっ……あっ、ああっ! ソウシくん、すごい……っ!」

 イサミが甘い声をあげる。トシは耳をふさいだ。だが、目を閉じることはできない。イサミの痴態から目を離すことはできない。

「イサミちゃん、出してあげるからね……おまんこの中にたっぷりと!」

 ソウシが腰を叩きつけながら叫ぶ。

 パンパンパンと、少年と少女の肉体がぶつかり、弾んだ音をたてる。

 イサミはベッドのシーツをつかんで、背中をそらして声を出しつづけている。

「ああああっ! 気持ちいい、気持ちいいよぉっ! おかしくなっちゃう……おかしくなるぅ……!」

「イサミちゃんは、これから、しんせん組の性欲処理係だからね! ぼくたちがしたいとき、いつでもスパッツを脱ぐんだ。いいね?」

「うんっ……! なるぅ……その係になるからぁ……お願いぃ……」

 イサミは鼻を鳴らしながら、哀願する。

「出してぇっ! イサミのおまんこに、ソウシくんのセイエキ、いっぱい出してぇッ!」

「トシっ! ちゃんとやり方見てろよ!」

 ソウシはトシに顔をむけて、ニヤリと笑った。

 それから、深く激しくペニスをねじりこみ、イサミのヴァギナの奥に突き刺した。

「はあああんっ! トシぃっ! わたし、いくぅっ! いっちゃうよぉっ!」

 泣き顔のイサミはトシを見つめていた。そうしながら、絶頂を迎える。

「トシ……ぃ……くぅ……っ」

「うっ!」

「あっ」

 ソウシとトシは、同時に射精していた。

 ソウシはイサミの膣の一番奥で。

 トシは手も添えることなく、空中に、初めての射精を弾かせた。

 その白い粘液は放物線を描いて、絶頂にあえぐ少女の前髪から顔にかけて命中した。

「トシの……セイエキ……」

 鼻について、さらに垂れ落ちてくる粘液をイサミの舌が舐めとる。

「おいしい……」

  

エピローグ