はあ、はあ、はあ……
イサミは荒い息をしていた。
股間からおしりにかけてが冷たい。
失禁したせいだ。
はずかしいが、どうしようもない。
「さあさ、ばっちいの、ぬぎまちょうね」
なぜか赤ちゃん言葉になった教頭にスパッツを脱がされていくが、抵抗ひとつできない。
下半身すっぽんぽんのイサミは足首をつかまれ、ぐいっと左右に広げさせられる。まるで、解剖されるカエルのようにすべてが剥き出しだ。
「ふふふ……いい眺めですね」
教頭がイサミの股間に顔を近づけながら言う。
「さあ、花丘さんにいいことを教えてあげますよ。あとで、試験をしますから、よくおぼえておくように」
言うなり、イサミのアソコに舌を這わせはじめる。
「あ!? 教頭先生、なにを」
「なにって、花丘さんのおまんこを嘗めてあげているのですよ」
そう言うのももどかしい様子で、イサミの割れ目の間に舌を差し込んで、音をたててしゃぶりあげる。
「あうっ! いやあ……やめてくださ……」
粘膜がかきまぜられる感覚にイサミは声をはなつ。
「お、おしっこ、したの……に」
「たしかに、尿の味と匂いがしますよ。それに、花丘さんのココは、ちゃんと洗っていないのですかな? 恥垢が、ちょっぴりですがたまっていますよ」
「や、やあ……ん」
羞恥と快感のないまぜになった感覚がイサミを襲う。さっきまでの痛みを伴う快楽とは異質だが、どちらもたまらない。
教頭の舌が割れ目をなぞるように上下に動いている。そして、たまに唇をすぼめてはいちばん敏感な部分を吸うのだ。イサミは悶え声をあげざるをえない。
「あう……んぅ、せんせぇ……気持ちいい……」
「そうでしょう、そうでしょう。こっちはどうです?」
教頭の舌が後ろの穴に移動する。くすぐったさのなかに潜む、信じられない心地よさ。イサミは思わず絶叫していた。
「あーっ! そこは、だめぇっ!」
「おやおや、おしりがいいんですか?」
イサミの反応に気をよくしてか、教頭は教え子の肛門をたんねんになめる作業に没入する。穴の周辺のしわひだひとつひとつを舌でなぞる。
「あひぃっ! おか、しく、なるう!」
腰をはねあげながら、イサミはほたえる。
「前も大洪水ですね」
教頭は指でイサミの膣口をひろげると、直接愛液をすいとり、それをアヌスに舌でなすりつける。
指を、しずめていく。
前と、後ろ、同時にだ。
「きゃうっ! うふぅ……」
イサミの声が裏返り、それがとろけ声にかわる。
教頭の指がうにうにと動く。クリトリスと膣と肛門を同時に責めているのだ。
「せんせ、せんせ、わたし、変に、へんになるぅ……」
小学5年の美少女が頬をバラ色に染めて、目をうるませて、快楽に酔っている。
この世のものとも思えない愛らしい淫婦の穴から、教頭は指をぬいた。
「どうです? 舌と指で相手を気持ち良くさせてあげること……すばらしいでしょう?」
「せんせ、も、もっと……」
「だめですよ。試験をするといったでしょ? こんどは花丘さんが、先生のものをきもちよくするんですよ。さっき、教えたようにね」
教頭は、屹立したペニスをイサミの鼻先にかざした。笠がひろがり、青筋が立っている。
「それを、したら……さっきの……つづきを、してくれる?」
「もちろん。もっと、すごいことをしてあげますよ」
「もっと……すごいこと……」
イサミが唾をのみこむ音が聞こえた。それから、ややあっていう。
「教頭先生のオチンチン、イサミになめさせて」
子猫がミルクをなめるような音をたてて、イサミは教頭のペニスをしゃぶっていた。
亀頭を口にくわえたり、竿を舌先でつつぅとなめあげたりもする。
ひとつひとつ、教頭が教えていく。まさに個人教授だ。
「さあ、つぎはアナルなめですよ。さっき、教えたとおりに、やってみなさい」
初老の男――それも教職にあって、二十数年を経過している男が、11歳の少女の目の前におのれの肛門をさらしていた。
「は、はい」
イサミはなかば目を閉じ、父親よりも年かさの男の肛門に、小さな舌をおしあてる。
「おお、いいですよ、花丘さん。いっしょに、竿もしごくんです」
「はむ……はひ」
イサミは、教頭のやせた尻に顔をうずめながら腕を前に回し、ペニスの場所をさぐる。
太くて生暖かい肉棒を握り締めると、イサミの心拍数があがっていく。先端は、イサミの股間と同じようにぬるぬるしている。
「舌をもっと動かして。手も休めちゃだめですよ」
教頭の叱咤がとぶ。
イサミは右手で教頭の竿をしごきたて、左手は陰嚢をつつみこむようにマッサージする。
「そう……睾丸のなかには、花丘さんをおとなにするための大事なエキスが入っているんですからね、大事に、大事に……」
「んん……わかりました」
イサミだって、知っている。男の人はここから精子を出すのだ。だが、それがどういうものなのかは知らない。鞭毛がついているらしいが、肉眼ではたして見えるのかどうか……
「舌がお留守になっていますよ」
あわててイサミは肛門なめを再開する。味は、舌がしびれてしまってよくわからない。あごもつかれてきた。それでも――
「うまい、うまい。花丘さん、舌づかいが上手ですね。これなら、就職にはこまりませんよ」
進路指導も教頭の仕事の範囲らしい。だが、いったい、教え子にどんな仕事を進めるつもりなのだろう。
だが、イサミはただ一生懸命に奉仕する。さっきはイサミが気持ちよくしてもらったのだ。受けた親切のお返しはちゃんとしなければならない。
「お……いい……」
教頭が感に耐えぬといいたげな声をあげる。イサミはいっそう頑張って、舌を、指をうごかす。
「そ、そろそろ出そうですよ、は、花丘さん」
教頭は切迫した声をだした。
イサミの奉仕をいったん中断させると、向き直った。
「花丘さん、お口を、あけなさい」
イサミは、虫歯の治療跡さえない、健康そのものの歯を見せた。
「飲み込むんですよ」
声を弾ませながら、可憐なイサミの唇にペニスを送り込む。
イサミは目をパチパチさせている。ここまで深く射し込まれたのははじめてだ。
「唇をすぼめて、舌をからめなさい」
言われたとおりにした。口のなかは教頭でいっぱいだ。それでも、三分の一しか入らない。
「いきますよ、花丘さん」
教頭が腰を動かし始める。
ぐちゅん、くちゅ、ちゅう!
「んん、んふぅ、んぐ!」
イサミは、ただ鼻を鳴らすだけだ。だが、亀頭を口蓋におしつけられ、喉奥近くまで押し込まれて、苦しい。気持ち悪い。でも――
(教頭先生を気持ち良くしてあげなくっちゃ)
その思いで、我慢する。
「ああ、いいですよ、かわいい、かわいい」
優しくほめつつ、教頭はイサミの顔を手で挟むと、容赦なく突き始める。
「むぐぅ、うぶ、ぶふっ!」
涙があふれ、鼻の奥がツンと痛くなる。
そのイサミの表情を楽しみながら、教頭はペニスをイサミの喉の、奥まで――
「ううううっ! むううううっ!」
さすがのイサミも耐え兼ねて、手足をばたつかせる。その刹那――
「みゅぶっ!」
粘液が鼻を逆流してあふれかえる。気管に入らなかったのがせめてもの幸いだ。
「ぼほ、おほ……」
イサミは口に残った粘液を吐き出した。鼻の穴が、栗の花の匂いのする粘液で満たされている。白い鼻水がたれて、涙がとまらない。
「まだですよ、花丘さん」
教頭が嗜虐的な声とともに、イサミの髪をつかんで、顔をあげさせる。
その顔面に、亀頭をこすりつけ、尿道に残った精液を絞りかける。
イサミの愛らしい顔が、大人の欲望の証しによって、汚される。
「なかなか気持ち良かったですよ、花丘さん。でも、最後、うまくごっくんできなかったので、90点です」
にやにや笑いながら、教頭はイサミの脚の間に指を入れる。イサミのその部分は大洪水状態だ。大人の指でもすんなり受け入れるほどに柔軟になっている。教頭のペニスへの奉仕は、少女の興奮をさらに高めたらしい。
「ほうお……? こっちの方は次回にと思っていましたが、これで帰したのではかえって可哀想ですねえ……とどめを刺してあげますか」
教頭は山とつまれたアドルトグッズの中から、バイブを手に取る。那智黒のように真っ黒で、表面にコブがたくさん浮かび上がった獰猛なデザインだ。
「あと二十歳若ければ、わたし自身の肉棒で穴をあけてあげたところなのですが……しょうがありませんね……くふふふ」
バイブのスイッチを入れて、軸をくねらせながら、教頭は笑った。鼻の穴が広がりきっている。
「いきますよ、花丘さん……いま大人にしてあげますからねぇ……」
先端をイサミの股間に押し当てる。震動が伝わるのか、朦朧としていたイサミが腰をくねらせる。
「花丘さんの大事なところに、ぶっといバイブがのみ込まれていきますよ……!」
教頭は荒い息をしながら、教え子の処女膜を器具で引き裂く行為を没頭している。
「あうっ! いたいっ!」
無機質な異物に侵入される痛みにイサミの顔がゆがむ。
「くふふ、ほぅら、ほらぁっ!」
さらに、中に挿入させようとする。
「いやぁっ! いたぁいっ!」
イサミが悲鳴をあげた――その時だ。
「待ちなさいっ!」
突然、指導室の扉が開いた。鍵がかかっていたはずだが、いともあっさりと。
顔を頭巾で隠した女忍者――くのいちだ――が花吹雪をバックに立っていた。
「少女を毒牙にかけんとする悪行の数々! このルミノ忍者が許しません!」
「なっ……! ルミノ忍者だと!?」
教頭は狼狽のあまり、バイブを取り落とす。顔が引きつっている。
「あの……わたしはその……善良な教育者でして……黒天狗党とはなんの関係も……」
「そんなことはどうでもいいの!」
くのいちは目許に怒りを浮かべて声を荒げる。
「女の子にさんざん奉仕させておいて、自分が満足したら、道具で手っ取り早くすまそうなんて……! 女をなんだと思ってるの!? ちゃんと自分の持ち物でやりなさいよ!」
なんとなく論点がずれているような気もするが、くのいちは地団駄をふんで、悔しそうだ。
「だいたい、わたしの立場はどうなるのよ!? 中途半端に見せつけられて、こんなになっちゃって!」
その女忍者の下半身は――なぜか裸だ。陰毛が濡れて光っている。どうやら、助けに入るタイミングを失って、外でオナっていたらしい。
「そ……そんなことを言われてもですね」
教頭はうろたえている。
「さあ、どうしてくれるの!?」
迫るくのいち。後退りする教頭。
「さあ! さあ!」
「ひええっ!」
逃げだそうとする教頭をくのいちが押えつける。体術では一枚も二枚もうわ手だ。
「これ……これよ……さっき猛りたって、イサミちゃんを蹂躙していたモノ……」
ぐんにゃりとした教頭のペニスをくのいちの指がしごきたてていく。
「も、もぉ、できまっしぇん!」
「だいじょうぶ! ルミノ流くのいちの淫術をもってすれば……うふふ」
くのいちは妖しい笑みをもらして、指を動かしつづける。その手の中でムクムクとペニスが大きくなっていく。
「うお……あ……あ……」
教頭は恐怖の目で自分の股間を見つめている。自分でも信じられないサイズに育っていく。
「いっておきますけどぉ、これもお仕置きですからね、教頭せんせ!」
なぜかくのいちは一瞬、高木はるか教諭の口調になっていたずらっぽく笑った。
そして、潤った自分の肉壺に教頭のペニスを導いていく。
ソファの上で寝息をたてはじめたイサミは、そのあと指導室なかに教頭の糸を引くような悲鳴が響いたことを知るよしもなかった。