「いやー、葵ちゃん、けっこういーわー。おれ、B班でハズレかと思ってたけど、大当たり。得したなー」
警備隊長は尿道に残った精液を葵に吸わせながら、髪をなでてくる。
(任務……おわったんか……? ウチ、うまくやったんか……?)
朦朧とした意識で葵はそう思う。そうであってほしい。これで満足してくれて、少しでも時間稼ぎができれば――
「じゃ、二人目ね。葵ちゃん、よろしく」
警備隊長が位置を変え、かわりに別の男――警備員だろう――が葵の顔の前にペニスを突き出した。
「え……まだ……?」
「あたりまえでしょー? おれら三人いるんだし。あ、撮影役のヤツとか機材係とかもいるから五、六人かなー? それにおれら一週間くらい抜いてないんで、一回じゃ終わんねーし」
まずは一発抜いて涼しい顔の警備隊長が言う。
「じゃ、おれは2回戦にそなえて、葵ちゃんのメコスジでチンポコシコシして、復活させとこーかなー」
いったんしぼんだペニスを葵の性器に当てて、上に、下に動かし始める。
「やっ、や……ウチ、もう……堪忍……っ」
言いかけた葵の鼻を男がつまみ、口をあけたところに強引に突っ込んでくる。
それが。
また、快感に。
葵はわけがわからなくなる。
「隊長、隊長の言ったとおりっす、このガキ、くわえながら感じてますよ」
「そーそー、敏感だよ、この子。ケツ穴いじってもすぐひぃひぃ言うし、クリとかいじったらどうなるのかねー?」
葵のクリトリスを隊長はつまみ出す。
「わ、でけー」
「ぃーっ!」
くわえながら、葵が痙攣する。
「お、イッた。すげーな、葵ちゃん、クリおっきくて敏感なのな。ごめんごめん、ここ可愛がってあげなくてさー」
そこからは、葵最強の性感帯も攻撃対象となる。
よってたかって。
ただでさえ敏感な葵のクリトリスがこすりたてられ、さらには亀頭で突っつかれる。
肛門には他の男の指や舌がかわるがわる。ペニスも押し当てられる。
口には、男たちのペニスが出たり、入ったり。フェラチオ、もう何人めだとか、わからない。
(も……あかん……ウチ、もうめちゃくちゃになってまう……っ!)
数秒に一回のペースで小さなオルガスムスが来る。
特にクリトリスだ。そこをいじられると意識が飛びそうになる。性器がうずいて、うずいて――埋めてほしくなる。
空隙を満たしてほしくなる。どんなに快感が高まっても、その部分が満たされないと、本当の満足は訪れない。
葵の雌の本能が、それを求めていた。
(あかんねん、そこはあかんねん……皆本はんの……皆本はんに……でもっ!)
「おいおい、葵ちゃん、フェラどーしたのー? 舌が止まってるみたいだよー?」
警備隊長が葵のヴァギナを大きく広げて、膣孔を剥き出しにしながら言う。
「賭けは葵ちゃんの負けってことでいーかなー? ほら、さっきからオメコぱくぱくしてて、我慢できなさそーだし?」
実際に、葵のそこは閉じたり開いたり、していた。膣癖の蠕動が始まっているのだ。
(ウチ……もう……あかん……ごめん……皆本はん……)
葵は力なくうなだれる。
「降参? じゃあ、入れちゃうよー、葵ちゃん」
亀頭が葵の膣の入口にぴとっ、くっつく。
「あらら、無抵抗? てゆうか、むしろ、自分からオメコ押しつけてない? だめだめ、ちゃんとおねだりしないと入れたげないよー?」
「……ほ、ほしいねん……」
葵はすがるように答えていた。
「ウチのオメコ、使って……ほしいねん」
「了解――って、すごいこと言うな、葵ちゃん」
警備隊長は笑いながら、完全に回復したペニスを葵の膣口にあてがった。もちろんカメラを呼び寄せ、その瞬間を記録させることは忘れない。
「じゃあ、京都出身、野上葵ちゃん10歳の処女、いただきまーす!」
ぬぐぅっ!
一気に貫通する。
「あひっ!」
葵は異物の侵入にのけぞる。処女膜がぶちぶちと裂ける瞬間に、弾ける。
「ひいっ! ひぃぃぃぃぃぃっ! ひゃああああああっ!」
叫ぶ。イッている。バージンブレイクの瞬間に最大のアクメに達していた。
「いやー、全世界のみなさんもビックリだろ? 処女膜が破られたショックでエクスタシー感じるなんてな。最高だぜ、葵ちゃーん」
奥まで突き進む。葵の狭い膣をめいっぱい広げながら、ペニスが子宮に達する。
「おくッ! ウチのいちばん、おくッ! 突かれてッ! るッ! おチンポにッ! いくぅッ! ウチ、いくううッ!」
「こりゃー、エスパーだからとかじゃねーわ。葵ちゃんの才能だよー。いや、すげー」
達し続ける葵の膣の蠕動を楽しみながら、警備隊長が感嘆のせりふを吐く。
「つーか、すげー、マンコ。絞られるっつーか……カネ取れるよ、これ……うおっ、吸われるっ!」
「あかんねん、ウチ、そんな子ちゃうっ! でも……気持ちええよぉ……おチンポ、気持ちええっ!」
警備隊長のペニスを受け入れたまま、腰を振りたくる葵。すでにペースは葵のものだった。
「あかん、あかんっ! ウチ、あかんよぅなるぅ……っ! おチンポ、むっちゃスキになってまうっ!」
葵は尻を突き上げた。肛門がぱくぅ、広がる。
「おしりにもッ! おしりにも入れてほしいねんッ!」
「おいおい、覚醒しちゃったよ、マジで」
警備隊長があきれつつ、同時に快感に顔をゆがませる。
葵の尻を責めていた男がペニスをそこにあてがい、挿入。
「あーっ! 入ってくる! おしりにもっ! おチンポがっ! ウチ、壊れるぅぅぅぅっ!」
膣と肛門にそれぞれ大人のチンポを嵌めて、よがりくるう10歳の美少女。
その映像が全世界を駆け巡っていく。
ふだんは純情で、ちょっと耳年増だが、実践はからっきしな小学四年生。
レベル7のテレポーター、特務エスパー、野上葵。
そのプロフィールとともに、その狂いっぷりが映像と音声で公開されてゆく。
「いくっ! またいくっ! あああああっ! オメコもおしりもいっぱいやねん……気持ちええよぉ……っ」
「葵ちゃん、そろそろ勘弁してくれよ……締めつけすごすぎて、出ちまうっ」
「こっちも、限界っす! ケツ穴がきゅーって。おっ、おあっ! おおおおっ!」
警備隊長も、アナルに入れた男も、息も絶え絶えだ。葵の肉穴に、すべてをとろかされたかのようにうつろな表情をしている。
「出して、ええよっ! ウチの中に……っ! あっ、ああああっ! あああああんっ!」
葵がひときわ大きく声をあげる。締めつける。男たちにとどめを刺す。
「おあっ! 10歳のマンコに……中出しっ!」
「こっちは、ケツ穴っす……っ! おっ!」
びゅっ! びゅびゅびゅっ!
どぽっ! どぷどぷどぷぷっ!
二本同時に射精した。葵の内部に男たちの粘度の高い精子が撃ち込まれる。
その異物感が最後のとどめだった。子宮と直腸に侵入してきた他人の遺伝情報。それ以上の侵略は、ない。
最大クラスのESP波が葵の意識を灼ききった。
「あ……あ……あ……お……ぉぉおおおおおああああおおおおおおおおッ!」
イク、を何度重ねればそのレベルに達するのかわからない。葵は最大級のエクスタシーに包まれ、一気に駆けのぼった。
翼が――
葵の背に翼が――
そして、葵は昇天していく。その先の、高みへと。