「いったあああああああっ! いたいっ! いたいよっ!」
薫は声を放った。手足をバタつかせる。
だが、大人の体重がのしかかっている。
「ははは、自分でブチ込んでくださいって頼んできたくせに、情けないですね」
言いつつ、広報担当者はさらに奥まで入っていく。
薫の性器は限界まで広げられている。
「さ、さける……っ!」
「かもしれませんな。10歳児のチビまんこには荷が重かったようですな。なに。裂けたら後で縫ってあげますよ」
何事もないかのように言い放つ。
「やだっ! こわいっ! ああああっ!」
パニックに陥る薫。その瞬間、こらえていたESPを発動させてしまう。
「なっ、ぉああああああっ!?」
意識を電撃が灼く。白目をむく薫。
「ふっ」
広報担当者は頬をゆるめると、腰を使い始める。少女の膣をじっくりと楽しむかのように。
「あっ……ああ……あ……」
薫は声をあげている。痛みによるものではなく明らかに感じている声だ。
「さっき……すご……ぃ、アレが……きた」
E−ECMによって、発動した薫の超能力が一気に快感に変換されたのだ。もはや破瓜の痛みは、気持ちよすぎる刺激となっていた。
男のペニスに膣癖をこすられるだけで、ぞわっ、ぞわそわっ、と背筋がふるえ、飛びそうになる。幼い子宮が疼き、ペニスの動きにあわせて蠕動をはじめる。
「あっ、あああっ! きも、きもちいっ! きもちイッ!」
「ほらほら、全国のみなさん、見てやってくださいよ。明石薫さんは10歳でバージンだったのに、もうアクメ顔をさらしてますよ。エスパー女ってのは、まったく、エロ豚ぞろいですね」
カメラが薫の顔と結合部を交互に映す。のっぴきならない映像がリアルタイムにネットワークに流されていく。
>>すごすぎる
>>てゆうか抜いた
>>速攻保存
>>アグネスがみてませんようにナムナム
しかし、書き込みのそのペースはガクッと落ちていた。みんな、別の作業に没頭しているのかもしれなかった。
いずれにせよ、そんな世事のことに薫は想いをはせる余裕などなかった。
一瞬一瞬がエクスタシーだった。突かれて、子宮が押し上げられて、きゅんっ! 引く動きで内臓が引きずり出されそうになって、きゅんきゅんっ!
「フェラもしとけや」
「無乳ズリもな」
もう薫に否やはない。何をされても気持ちいい。
男のモノをくわえさせられ、喉奥まで突かれる。
「薫ちゃんのくちまんこ、なかなかいいぜぇ。おらおら、もっと舌を動かせや」
「んむっ、んぅぅぅっ」
くちいっぱいにほおばって、舌をからめる。大きくて固くて熱い、肉味のキャンデーだ。いつもの薫なら噛みちぎるくらいの抵抗をしたかもしれないが、今は、圧倒的な欲望に押し流され、ただただ奉仕するのみだ。
(フェラって、すげーエロっ! 信じられない……っ!)
口と性器を同時に犯されながら、薫の意識の一部はどこか醒めた視点で自分を見つめていた。
(あごだるい……首いて……ぜったい筋肉痛になる……)
それでも、いやらしいことをしているという意識がたちのぼると、それがESP波を呼び出し、快感に変換される。超能力と快楽を直結する「チャンネル」が開いてしまったような状態だった。
(あたし……超能力使うたびに、こんな……エロくなっちゃうのかな……)
亀頭が口蓋と、子宮口に、同時にこすりつけられる。
さらに、乳首にも亀頭がこすりつけられていた。まだぺったんこの薫の胸に、中年男が夢中になってペニスを押しあてている。
「小粒小粒、すばらしいのぅ」
薫の乳首をつまんで立たせ、亀頭をあてると、尿道に――
「ほほぉっ」
男がうめく。
これだと、薫は二本のペニスに入れられて、三本目には逆に「入れて」いることになるのか。
(もうなんか……どうでもいいや)
皆本のことも――
任務のことも――
葵や紫穂のことも――
(ごめん……今は、むり)
子宮まで、ペニスが侵入した。
広報担当者の動きもせわしくなっている。
「はぁっ、はぁっ、明石薫さんの初セックスで、きちんと種付けしてあげますからね……! 初潮が来ているかどうかは知りませんけど、約束ですから、しっかり奥に精子を出してあげます……!」
「ふぅぅぅっ! んぅぅぅぅっ!」
ペニスをくわえたままの薫は鼻を鳴らすだけだ。せつない。自分の、女の子のからだがとても切ないもののように感じた。
もどかしい。
ほんとうはいやなのに。でも。
ほしい。
「んふーっ! うふぅぅっ!」
「あああっ、締めつけてくるっ! すごいっ! 小学生とのセックスで、こんなにいいのは久しぶりだ!」
尻を大きく動かし、上から叩きつけるようにしてくる。自然、ストロークが深くなり、入口付近から子宮までを一気に串刺しされる感覚に薫の意識が寸断される。
「おふっ! ほあああああっ!」
もうしゃぶってはいられない。薫はいやいやしながら大きく呼吸する。
「へっ、マジイキしてやがんの」
薫にフェラをさせていた男は薫の頬にペニスを押しつける。薫の顔まんこでイクつもりらしい。
「あっ、あっ、あ、あ、あっ、イク! あッイクッ! ひっ、あ……っ、あーっ」
子宮だ。子宮がむさぼっている。初めて受け入れた牡の性器をむさぼっている。貪欲なまでに。
亀頭に吸い付いて、出して欲しい、かけて欲しいと泣いている。
「はあっ! あたし、あたしっ! もぉっ! 出して中でお願いおじさん、出してぇっ!」
「出してあげますとも! 私の子供を孕んでください! おうっ!」
どぴゅっ! どぷどぷどぷっ!
「はああああっ! すごぉぉぉぉぉぉぉぉっ! 出てるぅっ! 出てるよぉっ……!」
薫の胎内に熱い粘液が撃ち出された。それは約束通り一番深い場所、子宮内部。排卵していれば妊娠確実な一撃だった。
脳内でさらにESP波が飛び交い、エクスタシーのダメ押しをする。
「はうあ……っ! ううううっ! ひくっ、まだひぃくっ! いくぅぅぅぅぅっ!」
「おれもいくぜっ!」
「こちらも、出しますぞ!」
薫の顔と胸にもそれぞれ熱くて臭い白濁汁がぶっかけられる。
「はあ……はぁ……はあ……」
薫は薄い胸を上下させていた。
股間からは子宮におさまりきらなかった精液が垂れだしてきている。それをどうかする気力もわかないまま、ただ、その痴態をカメラの前にさらしていた。
薫には知るよしもないが、このとき、薫の動画の閲覧者数が10万を超えて、「殿堂入り、オメ!」のメッセージが画面上を飛び交っていたという。
「さて、次のスレッドを立てますかね? 明石薫さんのプロフィールを晒して、お母さんやお姉さんについて語りつつ、ハメハメしましょうか? なにしろ、チンポの数はたっぷりありますのでね」
広報担当者が携帯電話を手に顔を歪める。その背後に、十名以上の男たちが控えている。
薫の受難はまだ始まったばかりらしい……