たいていの家庭のテレビでは、天馬亭(ぺがさすてい)てんま師匠がサンタの格好をしてバカ笑いをしているところを映しだしているだろう時間。
だが、ロリテレビでは、サンタの格好をした美耶子ちゃんがあわれな子羊にえっちなプレゼントをしてくれている。
一度放送が終わったものの、特別に生配信が再開されているのだ。
24時間放送のネットテレビならではの自由度だ。
「――じゃ、しよっか、おにいちゃん」
美耶子ちゃんが立ち上がる。ちょっとしたゲームへのお誘いのようなさりげなさで。
「な、なにを――?」
わかっていて、ぼくはふるえ声を出す。
「美耶子はサンタさんだよ? なにかほしいプレゼント、ある? おにいちゃんのほしいもの、美耶子が持ってたら、プレゼントするよ? 美耶子としたいことでも、いいよ?」
ルーレットで勝ち取った権利とは、そういうこと。
ほしいものは美耶子ちゃん本人。
それしかない。
ぼくはたぶん、人生で最大限の勇気をふりしぼって――
「美耶子ちゃんと……キス……したい」
言い切ってから目をぎゅっと閉じる。
ぼくは、美耶子ちゃんの出ている番組を見て、声を聞いたり仕草を見たりするだけでよかったんだ。
うちに来てくれただけでも十分すぎる。
でも――
ちゅっ
――と音がして、ぼくのほっぺたにあったかくて柔らかいものが触れてきた。
「え」
ぼくは目を開けた。信じがたいことに美耶子ちゃんがぼくに身を寄せて、ほっぺにチューしてくれていたのだ。
「これでいいかな? おにいちゃん」
美耶子ちゃんは、「おにいちゃん、大好き!」の都のような表情と声で――あたりまえだ。都は美耶子ちゃんが演じた役なんだから――ぼくの目をのぞき込んでいた。
もちろん、それだけで十分だった。もう死んでもいいくらいだ。
でも、そうじゃないんだ。きっと、美耶子ちゃんともっといろんなことが……できるんだ。
「もういちど。今度は、く、唇と唇で」
「だよね――」
美耶子ちゃんが目を閉じて顔を上に向けて、「んっ」と唇を突き出して――かわいすぎる!
ぼくは美耶子ちゃんの唇に、自分の唇を近づけていった。
鼻息が荒くなってしまう。
ああ、こんな可愛い小学生の子とキスできるなんて!
むにゅ。
美耶子ちゃんの唇はやわらかくて、あたたかくて、そしてちっちゃかった。
ぼくは美耶子ちゃんの肩を抱いた。きゃしゃで、すこし骨張っている。稚ない身体。でも、関節そのものが柔らかいのか、抱きしめると、くにゅ、って壊れそうだ。
「ンぅ……ンン」
美耶子ちゃんが鼻を鳴らす。
痛いのかと思って腕を解きかけると、美耶子ちゃんは唇同士が触れるか触れないかの距離でささやいた。
「いいの……ぎゅっとして、いいの、おにいちゃん」
美耶子ちゃんのほうからしがみついてくる。
「恋人みたいなキス、したいの……」
ああ、もう……頭の中がカッと灼熱して、どうしようもなくなる。
ぼくは美耶子ちゃんを強く抱きしめた。
キスをする。
舌をさしこむ。美耶子ちゃんがそれに応えてくれる。小さな舌がぼくの口に入ってきて、からまりあう。
頭が沸騰しそうだ。
美耶子ちゃんとまじもんのベロチュー! 唾液もまざりあって、ぼくは舌で美耶子ちゃんのおくちの中を味わい尽くす。
心臓がバクバク鳴る。
そしてぼくは、自分の者とは違う小さな心音にも気づく。
美耶子ちゃんだ。美耶子ちゃんもぼくとキスして、興奮してるんだ。
ぼくは幸せで幸せで、ただただ美耶子ちゃんの唇を愛おしんだ。
しばらくして、美耶子ちゃんが唇を離した。
「……もお、おにいちゃん、キスながすぎ」
「ご、ごめん、いやだった?」
ぼくは慌てた。美耶子ちゃんのことも考えず、子供の舌を吸いまくり、唇をむさぼってしまった。
嫌われて当然だ。
「ううん。いやじゃなかったよ。キス、好きだもん」
美耶子ちゃんの頬は上気し、心なしか目元もとろんとなっている。
時計を見たら、5分以上経過していた。うそ。ほんの数十秒だと思ったのに。
美耶子ちゃんはサンタルックのミニスカートから覗いた膝をもじもじさせた。
「今夜は時間あるから……ずっとだから……おにいちゃんのしたいこと、して……いいよ?」
「ほんとに?」
「だって……おにいちゃんのキスで……ちょっと濡れちゃったもん」
10歳の少女が顔を真っ赤にして、そうつぶやいた。
シャワーを浴びてきてほしいと言われ、従った。怖かったのは、シャワーを浴びているうちに美耶子ちゃんの気が変わって帰ってしまうことだった。
だが、さっとシャワーを浴びて戻ってきたら、美耶子ちゃんは待ってくれていた。
「はやいねーおにいちゃん。カラスのなんとか?」
八重歯を見せて笑う美耶子ちゃんはやっぱり可愛い。なんというか、すっかりくつろいで、スターというより、法事で集まった親戚の女の子みたいだ。あ、ぼくの親戚にこんなに可愛い子はいないけれど。
「じゃあ、美耶子もシャワー借りるね」
ついっと立って、ぼくと入れ替わりに浴室に。
くるっと振り返って、
「覗いちゃだめだからね!」
うんうん!
ぼくは必死でうなずいていた。
美耶子ちゃんはくすっと笑った。
「今の、わかる?」
わからいでか。
『おにいちゃん大好き!』第6話での、都が兄に向かって言ったセリフだ。むろん、兄は都のシャワーをのぞき見し、美耶子ちゃんの可愛いおっぱいとおしりが全国ネットで放送された。
あれ?
(つまり、それって……)
美耶子ちゃんがバスルームに消えて、シャワー音が聞こえはじめる。
(要するに……)
ぼくは足音をしのばせてバスルームに向かう。
(ドラマと同じようにしていいってこと?)
脱衣所に忍び込む。自分の家なのに、どうしてこんなにドキドキするのか。
曇りガラスの向こうで、ちっちゃな人影が動いている。美耶子ちゃんが裸ですぐ側にいるんだ!
それに。
脱衣かごに入っている美耶子ちゃんの服――サンタカラーのジャケットにスカート。ああ、そして、パンツ。
震える手で美耶子ちゃんのパンツを取り出す。白地にピンクのストライプ。ああ。
小学生の女の子のパンツ。この布が美耶子ちゃんのおまんこを包んで――
布を鼻に押し当てる。おそるおそる匂いを嗅ぐ。
これが、宇多方美耶子ちゃんのパンツの香り――
ああああ!
脳天まで突き抜ける――
なんてすばらしい匂いだろう。美耶子ちゃんそのものなんだ、これが。
汗とおしっこの匂いもちょっぴり、でもそれにもまして鼻孔をくすぐる芳香。
布を広げて見る。おまたに当たる部分。
ちょっと黄ばんでいる。そして、しとっ、としている。この何時間か、美耶子ちゃんのおまんこに触っていたんだ。生まれ変われるならこのパンツになりたい。
これは宝物だ。土下座してでもなんでも、これをプレゼントとしてもらおう。他の当選者ももらってたし……
ぼくはパンツをあらいたてのタオルの間にはさんで隠した。自分でも何やってるのか――ばれたら怒られるぞ――
「おにいちゃん、そこにいるの?」
浴室から美耶子ちゃんの声がした。
「美耶子のパンツ、盗ったりしないでね――」
ばれてる。でも、美耶子ちゃんの声は笑ってる。
「盗らなくてもあげるよ? 中身ごと」
そして、中から浴室のドアが開き、ぼくはこの世で一番美しい10歳の少女の裸をこの目で見ることができたのだった。
お風呂上がりの美耶子ちゃんは――そう、天使だった。
ピンク色に上気した肌。なだらかなライン。オッパイはぺったんこだけど、それでも柔らかそうな膨らみの兆しが感じられ、そしてテレビやDVDで見るより何百倍も綺麗なこども乳首。
おへその下もつんつるてん。無毛過ぎるワレメ。そこは真っ白だ。その奥がどうなっているか、肉眼で見てみたい、触ってみたい、舐めてみたい、そして――
最後までして――いいんだ、よね?
「それが、おにいちゃんの望みなら――いいよ。かなえたげる」
ぼくは美耶子ちゃんを抱っこしてベッドに運んだ。部屋の中なのに、走っていた。美耶子ちゃんはきゃあきゃいって、それでも楽しんでいた。
美耶子ちゃんをベッドに押し倒すと、オッパイにむしゃぶりついた。
こんな子供のオッパイに、なぜこんな魅力があるのか、わからない。
「あん、おにいちゃん、くすぐったい」
美耶子ちゃんが身体をくねらせる。
白い肌だ。きめが細かくてすべすべで、子供の匂いがする。
ふくらみはほとんどない。それでも柔らかい。成長曲線のはじまり――萌芽――
だからだろう。
この肌は、これからいかようにも変わっていく。
そのはじまりを味わえる喜び――
ぼくはひたすら美耶子ちゃんの肌の上で唇をすべらせていた。
かわいいおっぱい。ぺったんこだけど、ほのかに柔らかいつぼみ。乳首をしゃぶると、美耶子ちゃんがくすぐったがって笑う。
でも、ピンクの乳首はピンコ立ちだ。指先でやさしくこすると気持ちいいみたいで、ハアハアと可愛く呼吸を荒くする。
「おっぱい、ばっか、だめぇ」
美耶子ちゃんが抗議してくる。
「べつのとこも、して」
自分からおまたを広げる。ああ、なんて可愛いんだ。
念願の美耶子ちゃんのおまんこ。ほんとは一番にくぱあして、ペロペロしたかったけど、我慢してたんだ。
だって、そこを目の当たりにして、触ったり、舐めたりできるなんて、夢でさえ願っていなかったほどのことだったから。
その瞬間に死んでもおかしくない。
その――ワレメを――粘膜を――
美しすぎて、脳が沸騰しそうだ。
世界で最も美しい、10歳女児の性器が目の前にある。
曇りのないピンク色の粘膜。まだ初潮さえ迎えていないのに――
ここはこんなに潤っている。
もうがまんできない。
ぺろっ!
「あんっ!」
ピンクの粘膜を広げて舐める。美耶子ちゃんのおまんこを、いま、ぼくは舐めている!!!!
ああああ、ぼくは、いま、しんだ。
美耶子ちゃんのおまんこを舐めて、生き続けていいはずなんてない。
でも。
舌がとまらない。
美耶子ちゃんの膣に舌を入れ、内部を舐めまわす。
「あっ! あっあああああ! おにいちゃんのペロペロ、きっ、きもちいっ! もっと、おまんこ舐めてぇ!」
甘い声。たまらない。
サンタさんの帽子だけはつけている、素っ裸の美耶子ちゃんのクリちゃんをしごきながら、ぼくはおまんこをチューチュー吸う。
「すっ、吸われっ! あっ! やだやだッ! こ、こんなの……はじめてだよおお!」
美耶子ちゃんの声が一気に切迫する。
粘膜を舐め吸い、舌を肉筒の奥にまで差し込む。それから、音をたてて吸い上げる。クリちゃんいじめも休まない。顎や舌がだるく重くなるけど、休まない。休めない。いまはぼくの人生で最も輝かしい一瞬だ。
大好きな女の子を舌でイカせられるのだから。
「あっ! あーっ! あああああっ! あーーーーっ!」
美耶子ちゃんのおしりがカクッカクッと動く。それから、痙攣するように小刻みに震えだす。
「いっ……くぅ……! いくぅっ! いっちゃうよ、おにいちゃああああんんん!」
美耶子ちゃんのおいしいジュースが口中いっぱいに広がる。
至福の時だ――美耶子ちゃんがぼくのクンニでマジイキしたのだから。
「今度は美耶子がしてあげる、よ」
信じられない。
ぼくの部屋で、美耶子ちゃんが、ぼくのチンポをくわえている。
アーモンド型の大きな目でぼくを見上げながら、舌をつかっている。
亀頭をくわえ、もむもむしてくれたかと思うと、じゅっじゅっと音を立てて吸い込む。
チンポが蕩けそうな快感だ。
美耶子ちゃんも上手なのかもしれないけど、大好きな女の子にしてもらっているのがたまらない。
「おにいちゃん、ここもイイ?」
美耶子ちゃんが舌先で竿の部分を上下に舐めてくれる。これもいい。
「タマタマ、かわい」
言いつつ陰嚢を舐め始める。こんなことまでしてくれるなんて。
一つずつ、丹念に口に含んでちゅぱちゅぱ。
「ああ、いいよ、気持ちいい……」
美耶子ちゃんは指でぼくをしごくながら、お口で睾丸を愛撫してくれる。
「タマタマなめるまでしたの、おにいちゃんだけだよ?」
「え、ほんと……?」
そういえば、一つ前の当選者も美耶子ちゃんと――その――えっちしたはずだけど、ぼくはそのシーンを見ていない。
「『おくちでえっち』が出たけど、そのおにいちゃん、長くて、喉にあたっておえってなっちゃたから」
「なっちゃったか……」
「うん、でも、おにいちゃんのはちょうどいい長さだから、根元まで舐めてあげてるの、タマタマも」
「ちょうどいいか……」
小学生にそう言われるからには、まあそういうことなんだろう。
でも、だから、美耶子ちゃんにディープスロートしてもらえるのだから、良しとせねば。
「だから、もっとしてあげるね」
移動する美耶子ちゃんの舌。あ……そこは。
「おにいちゃんのおしりの穴、きれいだね」
「そこは――そんなとこ――」
「シャワー浴びてくれたから平気」
なんてことだ。美耶子ちゃんが――日本有数の美少女アイドルが――ぼくの肛門を舐めてくれてる!
そこを舐められたのは初めてで、でも思わず声が出るくらい気持ちよくて――
びゅくっ!
軽くザーメンが飛び出す。
今日、ずっと我慢していたから――
「いいよ……おにいちゃ……ぴゅっぴゅして、いいよ……はむっ」
亀頭を舌でねぶってくれる。連続して精子が飛び出していく。というより、吸い出される。
「お、あああ……あああっ! い、いくう!」
「おにいちゃん、女の子みたいな声」
白い粘液を舌に乗せて、美耶子ちゃんが笑う。
「ゴックンするね……みて……」
んくっ、美耶子ちゃんがぼくのザーメンを飲み干す。
「おにいちゃんのセーシ……いままででいちばんおいしいかも」
あーんして、すべて飲み干したことを見せてくるえる。虫歯のまったくない――まだ一部は乳歯が残っている――歯並び。顎がほんとうに小さい。だから八重歯にもなるんだろうけど……