「もう一枚だ」
おれはディーラーに要求した。
滑るようにカードがやってくる。ややコントロールが乱れているのは、ディーラーの視線がステージに向きがちだからだ。
いや、ステージを直接見なくとも、いたるところにあるモニターにその様子は映し出されている。声も、音も、スピーカーから聞こえてくる。
いまや、地下カジノの客はすべてステージに注意を向けていた。ブラックジャックテーブルにいる客もおれひとりだ。おかげでゲームが早くていい。
カードをめくる。クラブの4だ。一枚目がダイヤの8、二枚目がスペードの6。合わせて18。ステイかヒットか。セオリーならばステイだろう。だが、おれには時間がない。
「ヒット」
わずかな時間差のあとカードがくる。ハートの3。21だ。
ディーラは16から1枚を追加し、バースト。
おれの目の前のチップの山が少し大きくなる。だが、喜びなどない。
一枚だけ残ったチップを元手にゲームを続けている――それに何の意味があるというのだろう。ただステージの上でおこなわれていることを直視したくないだけではないのか。
『う……んぅぅ……うくっ』
モニターは珠子をアップにしている。苦悶にゆがんだその表情――大きく広げさせられた口には、五十男のペニスが突っ込まれている。
『珠子先生のおくち……最高ですぞ』
荒重の喜悦に満ちた声。珠子の髪をつかみ、顔を前後に動かす。
『ああ…うう……小学生のほっぺの裏側にこすりつけながら……出せるなんてっ』
びくんびくんと尻をふるわせる。珠子の口に射精している。
『わしのもちゃあんと飲んでくださいよ』
珠子の口を犯したのは荒重で三人目だ。一番乗りは口への射精優先権を競り落とした石坂だった。続いて美樹本が珠子にしゃぶらせた。二人とも珠子に精液を飲むよう強要した。珠子は従った。そして、三人目のそれも――
『くふっ……こふっ』
量が多かったのか、珠子は喉にからませて、咳き込んだ。白いでろりとした粘液が口の端からたれる。
『ああ、もったいない……でも、まだ残りはありますぞ』
荒重はペニスをしぼり、鈴口に半透明のしずくを盛り上がらせた。もはや言いなりの珠子は小さな舌を動かして、それをすくいとる。
『せっかくですから、きれいにしてもらいましょうかな』
珠子が顔を上下に動かし、亀頭から竿までを舐める。さらには睾丸まで、ひとつひとつ、たんねんにしゃぶった。
『ほっほほ……これは気持ちいい。すぐに勃ち直ってしまいますな』
『それはいい』
石坂が珠子の乳首をいたぶりながら言う。
『荒重さんがおまんこを競り落としたんですからな。早く一番乗りをはたしていただきませんと』
『そうそう。わたしらは荒重さんが挿入した後にしか順番がまわってきませんのでな。後ろもいいが、やはり一度は前にも入れておきたいですし』
美樹本もうなずく。珠子のアヌスを落札した富豪はオイルを塗った指で、その穴の拡張をはかっている。二本の指を出し入れしつつ、時折かきまぜるようにする。そのたびに目をとじて何かをこらえる様子の珠子――かたちのいい小鼻がふくらむ――
『なるほど――それもそうですな』
半立ちまで回復した荒重は、マットに横たわり、珠子を腹の上にまたがらせた。
『珠子先生のワレメでこすってもらいましょうかな。そうすれば、回復も早いでしょうからな』
命じられるまま、珠子は荒重の腹に手をつき、腰を前後させた。
荒重のペニスをワレメにはさんでこすりたてている。無表情だが、顔は赤らみ、息も荒い。
『……っは、あ……』
『おおお、珠子先生のおまんこ、プリプリだ……まるで入っているみたいですぞ』
荒重の亀頭と珠子のクリトリスがじかにふれあい、刺激しあう。珠子がふいにのけぞる。
『ひあ……っ』
軽くイッてしまったのかもしれない。
その珠子の唇を石坂がふたたびペニスでふさぐ。
『おいしいですか? おいしいでしょう?』
金田はその珠子の右腋にペニスをはさんでこすりはじめる。
『さ、さいこうですぞ、珠子さまの腋! 小学生の腋の下!』
珠子の腋に赤黒いペニスが出たり入ったりするさまはさながら悪夢だ。
『おしりの具合もよいようですな』
美樹本は指で拡張した珠子のアナルに顔を近づけた
『いい匂いだ……たまらない』
舌をを珠子のおしりの穴にめりこませていく。
『あああ……ぁぁぁぁ』
石坂のペニスをほおばりながら、珠子の声がうわずっていく。
『おしりの穴を舐められて、おまんこもひくついてますぞ』
下から抱えている荒重が言う。ペニスを珠子のぬるぬるの性器にこすりつけて――大きくしている。
『児童であっても女の部分は反応するもんですな……けしからん』
笑いながら荒重は珠子の中に入っていこうとする。入口に亀頭をあてがって――
『くぅっ……あうっ……あ……ぃって……くよぉ』
どうしようもなく、完成していく。陵辱シーンが。
石坂に口を犯されながら
金田に腋を汚されながら
美樹本にアナルを責められながら
荒重に膣を――
「黒の13――」
ディーラーの宣告。おれが賭けたのは左縦一列――勝ちだ。配当は3倍。
毎回、全額賭け。一度でも敗れれば終了。勝ち続けるには奇跡を起こし続けるしかない。
1枚のチップからリスタートして、ブラックジャックでおよそ30枚まで増やしたが、時間がかかりすぎる。一気の逆転を狙って、最高レートのルーレットテーブルに移り、現在3連勝――チップは500枚を超えたが、しかし負け分には遠くおよばない。これだけ奇跡を起こしても――犯した罪には届かないのだ。
「一目賭けしかない」
それで当たれば一気に36倍。しかし、ディーラーは出目をコントロールできる。すくなくとも、ある目を出さないようにすることは容易だ。
だから、ディーラーが玉を投げ入れてからベットが締め切られるまでに賭けるしかない。
一か八か――ではない。勝ち目のほとんどない無謀な賭けだ。
負ければすべてを失う。いや、それ以上だ。愛する少女を永遠に失うことになる。
それでも、おれは賭けなければならない。
なぜならば――