「あっ! ああっ! もう、もう、ぜんぶ……っ! ぜんぶぅっ!」
美耶子が達する。ちいさな愛らしい妖婦は、おしりを突き上げ背中をそらして、わなないた。
「うっ!」
サングラス男がうめき、ペニスを美耶子から抜いた。
乱暴に美耶子を仰向けにすると、息も絶え絶えな美耶子の唇にペニスをおしつけて――挿入した。
口内射精だ。
どくどく、どくっ
かなりの量、出た。
それを。
美耶子は顔をしかめつつも――
飲んだ。
「にぎゃ……」
目尻に涙をためつつ、唇をひらくと、白い粘液の糸をひいた。
その表情を存分に撮影する桃山園。喜色満面とはこのことだ。
「中で出さなかったの、助監? でも、それでいいわ。これから、あたしがヤルんだから、どろどろにされちゃ困るわ」
桃山園はビデオカメラをサングラスの男に押しつけた。サングラスの男は無言でカメラを受け取る。
「ひ、ひひ。リベンジよ、リベンジ! 今度こそ、この生意気なガキをヒイヒイ言わせてあげるわ!」
浴衣を脱ぎ捨てブリーフもおろす。突きだした腹をむき出しして全裸になると、美耶子に襲いかかる。
「ほ、ほら、ごらんなさい」
桃山園はおのれの下腹から突き出している肉棒を、もうろうとしている美耶子に見せつけた。
「あっ、ふぅん……か……監督の……オチンチン……?」
美耶子はうるんだ瞳でそれを見た。精液のついた唇をなめる。
「オチンチン……オチンチン……すごいよぉ」
「スゴイでしょ、あたしのモノは。ひさしぶりよぉ、完全復活は」
桃山園は自分自身をしごきたてると、うっとりとした表情をうかべた。
亀頭が黒光りしている。
「これで、今まで何百人もの女優志願の子を食ってきたのよ。ほとんどはやるだけやって、ポイだけどね」
「……あたしも?」
美耶子が子猫のような表情を浮かべる。
「そおねえ……最初はそのつもりだったけど、気が変わったわ。あんたの才能は窪塚じゃなくてあたしのために使うのよ。ぜったいスターにしてあげる」
ペニスを美耶子の顔に寄せていきながら桃山園は言った。
「さあ、しゃぶるのよ、美耶子」
「はい……」
しおらしいとさえ言える素直さで美耶子は自ら手を茎にそえる。
だが、さすがに口にふくむのはためらった。
「どうしたの?」
「だって、監督さんの……見たことないくらい大きいんだもん」
「ホホホホホホホッ」
「こんなの……あごがはずれちゃうよぅ」
「そうでしょ、そうでしょ――」
満足そうに笑う桃山園。美耶子はその亀頭に舌をのばす。
ぺちょぺちょ……美耶子がフェラチオを始める。
小さくて赤い美耶子の舌が丹念に動き、桃山園の亀頭のくびれをなめ回す。
桃山園は美耶子の乳首を指でもてあそびながら、満足そうな吐息をもらす。
「もっと奥まで呑みこむのよ……うっく……そうよ、うまいじゃない」
美耶子の頭が上下して、桃山園の茎を半ばまで喉奥まで迎え入れる。
じゅちゅーっ、ずちゅーっ!
「おっ……あ……上手よぉ、美耶子……あんた天才じゃない?」
美耶子は無言で桃山園の男根への奉仕を続け――同時に自分の指でワレメをこね続ける。
その部分はさらに充血の度合いを進め、女子児童のそれとは思えぬまでに潤っている。
「くくっ……もういいわよぉ」
「あん」
名残惜しそうに桃山園のペニスから口を離す美耶子を、桃山園は押し倒した。
「じゃあ、美耶子のおまんこ、いただいちゃいましょうか」
桃山園が美耶子にのしかかっていく。閉じていた細い脚をむりやり開かせる。
「はうぅ……や、やだぁ、恥ずかしい……」
「なによ、もうたっぷり見せてもらったわよ」
少女の谷間を広げる。
くぱあ、と音をたてるように、濡れた少女の花びらが、肉の穴になる。
その部分は、サングラスの男に犯された後の余韻をそのまま残して火照っている。
「いやらしい穴……小学生のくせに!」
桃山園は美耶子の粘膜を鑑賞しながら、ペニスをしごいた。屹立した男根がさらに大きさを増し、反り返る。
「監督さんの……すごく大きいよぉ……美耶子のおまんこ、壊れるよぉ……」
痛みを予感したのか、美耶子がアーモンド型の瞳を見開いた。だが、嫌がってはいない。
「そりゃあ、助監の粗チンとは違うわよ。はっきりいって、裂けちゃうかもよ?」
「ああん、もっと濡らすぅ……」
美耶子は自分の指で股間をいじくりはじめる。腰をくねらせながら。いやらしい小学生のオナニーショーだ。
桃山園の視線が引きつけられ、息が荒くなる。
「な……なんてエッチな子なの? 嫌がってたくせに、やる気マンマンじゃない」
「だって……だって……覚悟してたもん……監督さんとエッチするかもしれない……って」
恥ずかしそうに顔をそむける。
「なのに、監督さん、ちがう男の人とエッチさせるんだもん……いじわる」
桃山園の顔がゆるむ。目尻がたれて、とろけそうだ。
「うほっ、ほほほっ、そ、そうだったのぉ……?」
「そ、そうだよぉ……監督さんに撮られて、クリちゃんもこんなになっちゃったよぉ」
美耶子の左の中指が動いて、クリトリスを剥く。赤いパールが露わになり、その下の肉の穴から透き通った愛液がとろとろとこぼれ出す。
「ひょひ、ひひひ、じゃあ、早速」
桃山園がペニスを押し込もうとおおいかぶさる。
亀頭が膣にもぐりこむ寸前、美耶子の手がそれを留める。
「だめぇ……もっと濡らしてからぁ……それに、監督さんに入れられたら、すぐにイッちゃうから……」
片腕で桃山園の首を抱きかかえる。
「もっと、いろいろ、してぇ……」
あまい息を吹きかける。
だが、桃山園は昂奮しきっていた。
ペニスを美耶子の小さな穴にむりやり入れようと試す。
指で穴の形をさまざまに変えながら、ペニスをこすりつけていく。桃山園が声をうわずらせる。
「い、入れちゃう、入れちゃうから……っ」
先走り汁でぬるぬるになった亀頭を美耶子の性器にもぐりこませようと、狙いをさだめる。
「あ……だめ!」
美耶子の声がうわずる。
「まだ、入れちゃやだ……もっと、いろいろ……してほしいのぉ……!」
「もう充分よ! あたしのチンポだって、もうガマンの限界よ!」
「あやッ! ぅあッ!」
もがく美耶子――だが、腰に力が入らない。桃山園は美耶子の腿をかかえて、そのままのしかかる。
亀頭が肉の亀裂に当たる。膣口に当たった亀頭がはねる。裏筋がクリトリスをこすりたてる。
「くぅ……あああっ!」
美耶子がのけぞる。激しすぎる快感のためか、全身がピンクに染まる。
「くっ、やっぱり小さいわね――でも、先っぽさえ入れば!」
ひくひくと上下動する美耶子の股の一点めがけ、桃山園は位置を合わせる。
亀頭が美耶子の膣にもぐりこんでゆく。少しずつ、確実に。
「ああ……監督さんのオチンチンが……入ってきちゃう……」
「ま……まだ……先っぽしか入ってないわよ」
桃山園が喜悦に顔をゆがめる。
亀頭で美耶子の膣の入口付近をこすりたて、内部をうかがう。粘膜同士がふれあい、刺激しあう。
「この、入ったかどうか微妙なところが気持ちいいのよ……っ」
桃山園は膣の浅い部分での抜き差しを繰り返す。
「え? あ……あうん……」
美耶子が戸惑う。すぐに奥まで挿入されると思ったようだ。
だが、桃山園は美耶子の膣の浅い部分を亀頭で楽しみ、裏筋をクリに当てては楽しみを引き延ばす。
すでに助監の大人チンポを受け入れたはずの美耶子の膣だが、桃山園のサイズでは、まだ一気に挿入とはいかないのか――
「んぅっ! はっ、はうっ……だめ……ぇっ……そんなにされたら……ぁっ!」
クリトリスを亀頭で擦られたかと思うと、次の瞬間、膣口を軽く押し広げられる。亀頭が軽く埋まるくらいに――
美耶子は足指をひくつかせ、中年男の性技に翻弄されている。
「は、はやく、入れてぇ……監督さぁ……んんぅっ!」
ねだりながら、腰をくいくい上下させる。
その幼い亀裂にペニスを押し当て、こすりつけながら、桃山園は嗤う。
「あのね。即入れ即出しのバカガキと違って、大人のセックスは深いのよ」
少女を性的に昂ぶらせることに悦びを感じているらしい。桃山園はなおも美耶子の性器をいたぶりながら、美耶子の唇を奪う。
「ひぃっ……むぅ……」
舌をさしこまれ、美耶子は鼻を鳴らすことしかできない。
年齢差三十以上――その唾液同士が混ざる。
「ん……んん……」
性器を擦られながらディープキスをされ、小さな身体を振るわせる美耶子。
キスで美耶子を追い込みながら、桃山園は小刻みに浅い挿入を繰り返し、子供サイズの膣をなじませていく。大人サイズの穴に調教されて……いく。
「良い具合よ、美耶子ぉ……前の時よりおまんこの深いところ、入ってきてるの、わかるぅ?」
桃山園のゴムなしリアル中年チンポが美耶子の小学生まんこの入口を突破し、膣の中程まで侵攻を開始する。
竿の三分の一が美耶子の胎内に出入りを繰り返す。膣の半ばまで――亀頭は届いているかもしれない。
だが、奥までは挿入せず、敏感な入口付近の膣粘膜を執拗にこすりたてる。
「はぁっ! はっ! だめえ、ホントにキモチいいいいいっ! おっ、おまんこの、あ、浅いトコ、キモチ……よすぎるぅううううっ!」
発情しきった小学四年生女児が本気であえぐ。
「も、もっと奥っ! 美耶子のおまんこ、奥まできてえええっ! 監督さああああんんんっ!」
勝利を確信したのだろう、桃山園がにぃっと笑う。
「墜ちたわね――美耶子ちゃん……今度こそ、あんたのおまんこ、奥までブッ刺して、精液ドピュドピュしてあげる――」
桃山園は腰を進め、美耶子を押し広げ――
奥まで、貫こうと――子宮に届くまで、一気に――
そして、美耶子は大きく口をひらいた。
「い、やああああああ!」
その声とほぼ同時に部屋のドアが開き、どかどかと人が入ってくる。
「監督さん! たいへん! 助監督さんが……!」
入ってきた久遠かすみと小石川涼子は、座敷の状況を目撃して固まった。
全裸の中年男が少女を裸に剥いて、のしかかっている。
そして、少女は――
「いやああっ! 離してぇっ! おかあさぁん!」
泣き叫んで抵抗していた。股間が痛々しく広げられ、男性器が挿入されている――いや、ギリギリ未遂か――微妙なライン。
「こら、観念なさいってば! ほうら、気持ちいいでしょ? あたしのチンポ」
桃山園は暴れる少女を押さえつけ、快楽のままカクカク腰を動かしている。
痛みか嫌悪か、その両方か、少女は泣き叫んでいる。
かすみと涼子は一瞬の思考停止から覚めると、直ちに行動した。
二人がかりで桃山園に飛びかかる。
「なんてことするんですかー! このエロカスじじいーみたいな!」
「こんな子供に乱暴してっ!」
「わ、わわ!? なによ、あんたたち、ひとの部屋に、勝手に!?」
桃山園はいきなりの闖入者に腰をぬかした。
「レイプは犯罪ですよー! 悪なのです!」
「わっ、なに、ビンビンじゃない、こんな子供相手に――変態!」
男の股間にそそり立つものを見て、かすみと涼子の顔色がかわる。
「ゆうべ、あたしたちがどんなに頑張っても半立ちにもならなかったくせにー!」
「超絶にムカつきまくりですよ! プライドずたずたですっ!」
四本の腕が桃山園の股間に伸びる。
「ぎゃっ! そんなとこ、握らないで、つ、つぶれちゃう……っ!」
「監督のくされキンタマなんか、つぶれちゃえばいいんですよーっ!」
「そうよっ! そうよっ!」
腕が足にかわる。踏みつけ攻撃だ。うりうりうり。
「ひえええええっ!」
桃山園は絶叫する。
「この子をヤッたのはあたしじゃないわ! 助監よ! あいつがぜんぶやったのよ!」
「助監督さんが……?」
かすみと涼子が顔を見合わせる。一瞬の混乱の後、さらなる怒りが炸裂する。
「そんなわけないですよ!」
「見苦しい言い訳は許しませんっ!」
ぐりぐりぐり、ふみふみふみっ!
「んきゃあああっ! 踏みつけないでぇ! 助監! なにしてるのよ! あんたの口から説明なさいったら!」
「いるわけないでしょ、助監督さんがー!」
「そうよ! 助監督さんが部屋で気を失ってるところを見つけたんだから! それを知らせに来たのよ!」
「な、なんですってぇ!?」
桃山園は絶叫し、サングラス男の姿を探したが、いつのまにか姿が見えなくなっている。さらに――
「ああっ! テープがないわっ! さっき撮ったのも――今日露天風呂でロケしたぶんも――」
編集機材が置かれていたあたりが荒らされている。ビデオカメラもテープが抜かれてしまっているようだ。
「うきゃあああ! あのテープがなかったら、あたしは……あたしの立場わあ……」
消えたのは助監督とテープだけではなく――
「美耶子!? 美耶子はどこよ!」
布団の上には少女の残した愛液の染みがわずかに名残を残すだけ。
「ど、どろぼうっ! け、警察を――」
言いかけて桃山園は絶句した。どうやって事情を説明すればいいのか、わからなくなったのだろう。
「そんなことよりも、監督ーぅ」
「そうよ、大事なことがあるでしょ」
かすみと涼子の視線が、ダメージを受けてなお勃起を維持している桃山園の股間に貼り付いている。
淫猥な笑みがまるで双生児のように同時にうかぶ。
「お仕置きですー!」
「そうよ、いままで、さんざんじらされたんだから!」
二人の女が飢えた獣のように桃山園に挑みかかる。桃山園は捕食動物のようにか細い声をあげた。
「ひ、ひぇぇぇっ〜!」
それから朝まで、その部屋からは男の死にそうな声が絶えなかったとか……
乱れた浴衣を直しながら、鼻を赤くした美耶子が長い廊下を歩いていくる。廊下を曲がったところで待っていたおれに気づくといきなり蹴りつけてきた。
「なんだよ、もう、痛いじゃねえか」
「ばかばかばか! なんてことさせるんだよお!」
げしげしと蹴りを入れてくる。マジで痛い。
「はずかしかったんだらあ! あんなやつの前で裸になったり、エッチなことされたり……っ」
美弥子はぼろぼろ涙を流している。
「でも、ちゃんとビデオは取り戻したろ?」
おれは回収したビデオテープが入っている懐をたたいてみせる。
「それにしたって、やりすぎっ!」
「そうか? おれ的にはうまくいったと思うがな」
おれはサングラスを取り出して、かけなおしてみる。
髪の毛に手ぐしをいれて、グシャッとやれば、助監督に早変わりだ。
「にしても、あの監督、ド近眼だよな。まあ、助監督の印象が薄いってのもあるんだろうけど」
種明かしというほどではないが、美弥子が桃山園の部屋を訪れたあのとき、廊下に出て来た助監督をポカリとやって気絶させて、入れ替わったのだ。
え? そんなのおかしいって? 助監督って、はっきり書いてあったって?
おいおい、しっかり読んでほしいな。おれの行動については、ぜんぶ「サングラスの男」っていうふうになってたはずだぜ。おれ、サングラスかけてたから、ぜんぜんウソじゃない。
おれのことを助監督と呼んでいたのは、桃山園と美弥子だ。桃山園はおれを助監督だと思い込んでいたわけだが、美弥子の方は、当然、お芝居だ。なにしろ、女優のたまごだからな。
もともとの作戦は、美弥子がしおらしくふるまい桃山園を油断させてるあいだに、ビデオテープを奪おうというものだったんだが……
ついつい調子にのって、悪のりしてしまった。まあ、桃山園の命令を拒否するわけにはいかないからな。
だが、目の前で美耶子とセックスすることで桃山園を昂奮させ、注意を引きつけることができたのだから、一応成功したと言えるだろう。
「もうちょっとマシな手はなかったの!? このバカゆういち!」
まだ怒ってやがる。よっぽど恥ずかしかったんだな。 たしかに桃山園のやつとキスしたり、アソコをいじられたり舐められたりしたが――そこまでしなければ、アイツを油断させられなかったのも事実だ。
殴る、蹴る。
そして抱きつく。
「ほんとに危なかったんだからっ! かすみんたちが来なかったら、今頃……っ!」
「計算よりも来るのが遅かったなー」
むろん、かすみと涼子が桃山園の部屋に来たのも、おれの仕掛けのひとつだ。助監督を眠らせたあと、フロントに電話をかけて、久遠かすみと小石川涼子が助監督の部屋に来るように言付けておいたのだ。部屋で気絶している助監督を見つけたら、まず第一に隣の桃山園の部屋に知らせにくることを予測してのことだ。
だが、予想よりもかすみたちの登場が遅れて、美耶子にはかなりヤバい芝居をさせることになってしまった。桃山園を昂奮させつつも、容易には挿入させない、という――
特に、おれがテープを持ち出すために部屋を出てから、かすみたちがやって来るまでの数十秒間は――正直なにが起こっていたか、わからない。
「もぉ……あんなモノまで触らされて……こすりつけられたりもしたし……っ」
美耶子が鼻をすんすんさせている。おれは小さな肩を抱きしめる。
「おい、おまえ……あれ、演技だろうな?」
「な、なにが?」
「桃山園相手に、アンアン言ってたじゃねーか。フェラはやるわ、オナニーまで見せるしな。最後は先っぽ入ってたろ」
「え、演技だよ! ゆういちがやれっていったんじゃん!」
「おれはあそこまでやれとは言ってないぞ。おまえ、マジ濡れだったじゃねーか」
浴衣の裾をめくって、ワレメに指を入れる。まだ濡れてる。というか、ベチョベチョだ。まじで10歳の子供のまんこか、これ?
「おい、この濡れっぷり、みたことねーぞ? まさか、ほんとに――」
入れられたのか? あのオッサンの――
「ちょ、ちょっとだけ気持ちぃかったけど……ぜっ、全部はされてないもん!」
美耶子が爆発する。マジ怒りだ。
「ゆういちのばかあっ!」
グーで殴られた。
いてて。
とにかく、もうあんな芝居を美耶子にさせることがないよーにしないとな。
こっちの身がもたねえ。
おれは小さな大女優を逃がさないようにしっかりと抱きしめて、おれたちの部屋へと戻っていった。
もちろん、たっぷり時間をかけてかわいがってやらねえとな……
せめてもの罪滅ぼしだ。