四日目(The forth day)

 おじさまが「このことはまゆにとっては記念だから書きなさい」と言ったので書きます。

 きのうのことです。

 わたしは、自動車のなかで、おじさまにあそこをなめてもらいました。

 あそこというのは、おしっこがでるところです。わたしは、おしっこをもらしてしまったので、それで自動車のシートをよごしてしまいそうだったからです。

 おじさまはベロで、わたしのきたないあそこを――おじさまがはっきり書きなさいというのですが、書けません――ペロペロとなめてくれました。

 最初はくすぐったかったけど、とちゅうから、へんな感じになりました。

 へんな感じというのはどういう感じなのか、うまく説明できません。すこしおなかがいたいような、おしっこに行きたいような、そんな感じです。そして、すごくむねがドキドキしました。息がくるしくて、こわかったです。

 自動車の横を女の人たちが通った時は、びっくりしました。おじさまは笑っていましたが、女の人と目が合ったような気がしました。

 おじさまはそれから、自動車を走らせました。

 高速道路をすごいスピードで走りました。料金所をすぎると、おじさまはわたしに、シートの上で体育すわりをするように言いました。

 おじさまはバックミラーの角度を調整しました。

「こうすれば、運転しながらでもまゆの、あそこが見えるよ」

 とおじさまは言いました。

「ほんのすこしだけ、なかからピンク色のヒダが見えてるよ」

 と言いましたが、自分では見えません。

「まゆ、指で少し開いてごらん」

 なんとかさがしてみたのですが、おじさまはちがう、ちがう、もっと上だ、と言いました。

 教えてもらって、やっとわかりました。指で開くと、なにか、ひんやりします。すごく不安な気がしました。

「中を、自分でさすってごらん」

 と言われたのですが、どうすればいいのかよくわかりませんでした。

 あてずっぽうにさわってみましたが、おじさまが少しおこったように言います。

「そこじゃないだろ? さっきまゆがなめられて気持ちよかったところは」

 そして、急に自動車のスピードをあげました。

 わたしはシートにおしつけられて、そのときに、指があそこに当たりました。

 ビリッ、と体に電気が走りました。

 あっ! と声が出てしまいました。そこです。おじさまになめてもらって、へんな感じがしたところです。ぷりっと飛び出していて、ちょっとだけ固くなっているところです。

 わたしは、その部分をさわりました。自動車はどんどんスピードをあげています。もう百キロはこしています。もっと、もっと速くなります。わたしも、ぷりっとしたところをどんどんさわりました。

「いいぞ、まゆ。もっとさわりなさい」

 言いながら、おじさまはズボンのチャックをおろしはじめました。

 オチンチンを出します。でも、見たことのないような形をしていました。黒くて、へんなキノコみたいです。ハンドルをかた手で持って、あいた手で、オチンチンをさわっています。

「まゆ、シートによつんばいにおなり。なりにくかったら、シートをリクライニングさせるんだ」

 わたしは、言われた通りにシートの背もたれをたおしました。そうしないと、手をつけないからです。

 よつんばいになると、もものところになにかたれてきました。

「まゆのあそこからよだれが出ているよ」

 おじさまがうれしそうに言いました。指で、たれたものを取りました。

「ほら」

 指の間にとうめいな糸がのびています。ねちゃねちゃのエキみたいです。そんなものがわたしのあそこから出たなんて、信じられません。

「さあ、まゆのあそこに指を入れるよ」

 おじさまが言い、そして、あそこに何かが入ってきました。

 わたしはシートに顔をおしつけました。いたくはなかったけれど、すごく苦しい感じがしたからです。

 なにかがおなかのなかで動きました。

 わたしは、うめくことしかできなくて、言葉がでてきませんでした。

 ちっちゃいころ、おかあさんにかん腸をしてもらったことはありますが、それとはちがいます。もっと太いし、べつのところに入っています。それに、おくまで入っています。

「ほらほら、まゆのおなかのなかをさわっているよ。すごくせまくて、すごく熱いよ。中指が根元まで入っているんだよ、わかる?」

 おじさまが言います。わかります。おじさまの指が、動くのが。

 でも、うまく返事はできないのです。

 ああ、とか、うう、とかしか言えません。おしりだけが勝手に動きます。そうすると、おじさまの指がなかにこすれて、すごく……

 すごく、気持ちいいのです。

 しばらく、そうしてさわってもらっていました。

「まゆ、気持ちよかったかい? おじさんの指をはめられて、よかったろ?」

 はい、と、わたしはこたえました。もう、指はぬかれています。なにか、さびしい感じがします。

「それじゃあ、おじさんにお礼をしてくれなければね。そうだろ?」

 わたしはうなずきました。おじさまはわたしに親切にしてくださいます。おしろのようなおうちをくれて、おいしいものを食べさせてくれて、トイレもかしてくれて、そして……あそこをなめたりさわったりしてくれます。おじさまはなんでもできるし、なんでも知っています。だから、なんでも言うことをききます。

「おじさんのオチンチンを舐めるんだ。そのくちで」

 おじさまのオチンチンは上をむいていて、少しゆれていました。やっぱりへんな形です。おとうさんとおふろに入った時に見たのとぜんぜんちがいます。やっぱりおじさまは特別な人なのかもしれません。

「さあ、くわえなさい」

 わたしは、思いきっておじさまのオチンチンに口をつけました。あたたかくて、少しぷよぷよしています。

 においは、ちょっとイヤでした。でも、がまんしました。

 先っぽのほうを口に入れると、おじさまが声を出しました。

「いいよ、まゆ。したを動かしてごらん」

 わたしは、ペロペロと、キャンディバーをなめているつもりになって、ベロを動かしました。

「いいよ、まゆ。今度はすってごらん。先のわれているところあたりを」

 おしっこのでるところです。すこしこまったけれど、おじさまにもなめてもらったのだから、これでおあいこです。ちゅうちゅうと音をたててすいました。

 なにかが出てきています。味はしないけれども、すごくエッチな感じ。おしっこじゃないようです。

「うう……いいぞ、まゆ、出そうだ」

 おしっこを口に出されたらいやだな、と思いました。でも、おじさまが頭をおさえているので、にげられません。おじさまのオチンチンがのどに当たります。すごく苦しい。

「うおっ」

 おじさまがさけび声をあげます。と、同時に、なにかオチンチンから飛び出しました。

「むぐっ」

 わたしののどになにかが当たります。はきそうになったので、わたしは顔をあげました。さすがにおじさまも頭をおさえ続けることはしませんでした。手に受けると、白いねばねばしたものが出てきました。

「セイエキというんだよ。毒じゃないから、飲んでごらん」

 と、おじさまが言うので、気持ち悪かったけれど、手に受けたセイエキをもう一度飲みました。味はすごくにがかったです。

「いまにセイエキを飲むのが大好きになるよ」

 おじさまは運転を続けながら楽しそうに言いましたが、そうなるのかなあ。

***

 おうちに帰ると、もうかせいふさんはいませんでした。しばらく休みをあげたんだ、とおじさまが言いました。でも、ご飯は作ってありました。おじさまとふたりで食べました。

 食事がおわると、おじさまはわたしの手を引いて、しん室に行きました。

「いよいよだよ。家出をしたおしおきをこれからするよ」

 と、おじさまが言いましたが、自動車のなかでしたことよりもっとエッチなことをされるんだと思いました。心ぞうがドキドキします。こわいけど、でも、あそこがムズムズします。

 ベッドの上で、服をぬぎました。おじさまもはだかです。でも、オチンチンはだらりとしていました。

「さあ、まゆのからだのケンサをするよ」

 おじさまは、そう言って、わたしをベッドにねかせました。あしをひらいて、その間を観察しはじめました。

 はずかしいけれども、じっとしていました。おじさまはもう何度もわたしのあそこを見ているのに、それでも熱心に見ていました。

「見られるだけでぬれるようになったね、まゆ」

 おじさまは笑って、わたしのあそこから出たものを指ですくいました。また、あのネバネバです。自動車の中でより、ずっとたくさん出ているようです。

「まゆはエッチな子だね。まだ小さいのに、こんなにぬらして」

 おじさまが、わたしのあそこをさわりはじめます。

 ぷくっとした部分を指でコチョコチョされると、思わず声が出てしまいます。

「ここはね、クリトリスというんだよ。言ってごらん」

「クリ……?」

「クリちゃんでもいいよ。ほら、言うんだ。クリちゃんが気持ちいいって」

 おじさまが少し強めにそこをこすります。

「いたい、いたい」

 と、わたしは言いました。ほんとうにいたかったのですが、おじさまはゆるしてくれません。なおも強くこすってきます。

「クリちゃん、いたっ……」

「ふん、強すぎたか」

 おじさまは言うと、その部分――クリちゃんを、やさしくなめてくれました。それはすごくよかったです。

「あっ、クリちゃん、いい――です。気持ち、いい」

「はは、クリトリスが大きくなってきたぞ。子供のくせに、なまいきだぞ」

 笑いながら、おじさまはクリちゃんをなめたり、すったりします。頭がしびれるような感じがして、からだが勝手に動きます。

「ワレメもぱっくりひらいて、なかがまる見えだ。さあ、ここに指を入れるぞ、どうだ」

 おじさまが、またあそこ――に指を入れてきます。

 あそこ――おじさまがはっきり書けというので、しかたありません。

 おまんこに、指を入れてきます。

「まゆのおまんこがおじさんの指をしっかりくわえこんでいるぞ。どうだ、動かすと気持ちいいだろう?」

 クリちゃんをなめられながら、おまんこを指でさわられているのです。どうにかなってしまいそうでした。

「まゆ、言ってみろ、おまんこに指入れられて最高だって言ってみろ」

「あっ、お、おまんこに指……指……さいこう……」

「最高だろう。だが、もっと最高にしてやる。指なんかじゃなく、オチンチンを入れてやる。さっき、まゆが飲んだセイエキを、今度はまゆのおまんこに注いでやる」

 それがセックスというものなのだと、後からおじさまに教わりました。でも、その時はなにがなんだかわからなくて、ただ、うん、うん、とうなずいてばかりいました。

「さあ、ついに入れるぞ。まゆのおまんこに入れるぞ、わは、わは、わはは」

 おじさまが笑いました。顔をゆがめています。少しこわかったです。

 おじさまはわたしのこしをだいて、あしを大きく開かせました。

 そして、おまんこを指で左右にひらいて、そして、いつの間にか形がかわって大きくなったオチンチンの先っぽをおし当てました。

「まゆ、入れるよ。入れるからね」

 念おししながら、おじさまが入ってきます。わたしの、おまんこの、中に。

 すごくいたくて、わたしは思わず声をあげていました。

「いたいっ! いたいよおっ!」

 パキッ、という感じに、からだがさかれるようでした。おへそのところまで体がわれて、なかみが全部出てしまうような気がしました。

「入った、入ったぞお。まゆの中だ。あったかくて、なんてせまいんだ。最高だ。最高だぞ」

 おじさまがゆがめた口からつばを飛ばしながら、笑っています。その顔がこわくて、わたしは目をつぶりました。でも、そうするとあそこに感じるいたみが強くなって、死にそうな気分になりました。

 おじさまのオチンチンが、わたしの中で動いています。突かれると、おなかのなかみがぜんぶむねのあたりまでおし上げられるようです。引かれると、ぜんぶ外に引きずり出されそうな感じがします。

 あそこはジンジンとしびれて、いたさを通りこしてしまっています。

 おじさまの動きがはげしくなりました。パン、パン、とおじさまのももがわたしのももに当たる音も大きくなっています。

「出すよ、まゆ。いっちゃうよ、まゆ。ああ……あああっ」

 おじさまは天じょうを見あげて、何度か大きく動きました。

 わたしは、からだのなかで、おじさまのセイエキが出てきたことがわかりました。おなかのなかに、熱いものがひろがっていきます。ジンジン続いていたいたみが、そのとき、なんとなくうすまったような気がしました。

「どうだった、まゆ? これでまゆはおとなの女になったんだよ」

 と、おじさまが聞いてきましたが、よく意味がわかりませんでした。

 でも、これは記念だから、作文にしなさい、と言われました。

 今日、これを書きあげたら、おじさまの前でろう読しなければなりません。それがよくないと、またおしおきを受けなくてはならないそうです。

 たぶん、おしおきされると思います。

 こわいけど、しかたがありません。だって、わたしにはおじさま以外だれも助けてくれる人がいないのですから。


 ――まゆが朗読を終えた。

 むろん、下着もつけない裸のままでだ。

 見ると、すでにワレメからもれた愛液が腿のあたりにまで垂れている。

 自分で書いた文章を読むことで、興奮してしまったらしい。

「おわり、です……」

 まゆが上目づかいにこちらを見る。採点を待っているのだ。

 わたしはわきあがってくる笑みを押し殺しながら、しかめ面をつくった。

 むろん、評価は決まっている。

 補習授業、だ。