「マユミの……殺されたマユミのシーンね」
少女は――いや、女優はそうつぶやいた。
「……わかったわ。約束だったものね。せめて、きれいに撮って……」
ぬちゃ。粘液質の音がちいさく鳴った。
「アレ……男の子のアレをちょうだい……っ」