偉大なる助平
SUPER

番外編
199なつやすみ

by うづきはじめ

12

「お、お嬢ちゃん、パ、パンツぬがすよ……」

「うん」

 はじめてのマヨネーズに酩酊した鬼族の少女は、頬を上気させてうなずいた。

 異次元空間にある迷いの森。

 そこは、変質者が出るので、女の子のひとり歩きは厳に禁じられている場所であった。

 だが、その少女はそうした警告を受けるにもまだ早すぎた。

 学校の友達と遊びほうけてはぐれた夕暮れ。

 道に迷って泣きべそをかいた鬼族の少女に声をかけたのは見るからにあやしい風体の宇宙商人だった。

 最初は商人はやさしく少女をあやしてくれた。だいじょうぶ、おじさんがちゃんと家まで送っていってあげる。

 それを信じた少女はそれだけ素直で、まわりの人たちから愛されて育ったということだ。

「お嬢ちゃん、ちょっと、これをなめてみるかい?」

 鬼族にとってマヨネーズや梅干しが酩酊状態を引き起こす刺激物であることは、かれは先刻ご承知だったろう。

 はじめてのマヨの刺激にふらふらになった少女を草むらのなかに引き込んで、男がすることといったらきまっている。

 少女の服を脱がし、まだ発育の兆しさえない胸をかわいがり、股間に指をはわせる。

 100%コットンのパンツごしに、未成熟な谷間を刺激する。

 素質があるのかマヨの威力か、少女のその部分は熱をもち、ねちゃねちゃの液を分泌しはじめる。

「パンツ汚れたら、ママに叱られるだろ。だから、ヌギヌギしようね」

 男は荒い息を懸命におさえながら、少女の下半身をあらわにしていく。

 視界をさえぎる恥毛などはない。くっきりとした割れ目が目の前にある。この子のは、深い。

 パンツを取り去ると、股の布地の部分をべろうりとなめた。つんと鼻をつく少女のにおいに陶然とする。

 でも、これから、ホンモノを舐めることができるのだ。パンツどころの騒ぎではない。

「さあ、すわって……脚をひらいて」

 少女自身、マヨの酔いのせいばかりでなく、そうされることに快感があるのだろう。唯々諾々としたがった。

 M字開脚した少女の股間に男は顔を近づける。

 真っ白なおなか、そして、その下には、少しピンクにいろづいた、未成熟なざくろがある。

 白いぽってりとした包皮を指でひらいて、果肉を露出させる。

「さあ、ここを舐めてあげるよ」

 男は、恥垢のたまった陰裂に舌を差し入れた。

 ねぶる。

「ひゃっ」

 肩をすくめて少女が叫び声をあげる。

「気持ちいいかい?」

「くすぐったいっちゃ」

 緑の髪の鬼族の少女は恥ずかしそうに言った。

「じゃ、ここは?」

 男の舌は、少女の敏感すぎる芽をねらいはじめる。

 ぴちゃ、ちゃぴ。ちゅ。

 先端を唇にはさみ、かるく吸い出しながら、舌先でこする。

「きゃはっ、はっ、へんな……感じだっちゃ」

「だろ? もっとしてあげるからね」

 男は少女のちっちゃな身体に本気の愛撫を加えつづけた。その性器が真っ赤に充血し、白く濁った粘液をぷくぷく泡立てながら放出しはじめるほどに。

「きっ、きもちいいっちゃ……ああっ、へんだっちゃ、へん、へん、へん……ひああっ」

 少女はぐったりとし、男の前に股間を大きくさらしながら、大きく胸を上下させていた。はだけられたその胸は、将来の豊満さを予見させるどんな兆候もない。だが、ただひとつ、男の唇と指の攻撃で、乳首だけが大きくはれている。

「さあ、ラムちゃん、これをしゃぶるんだ。舌でいっしょうけんめいこすったら、きっとおいしいマヨネーズがでてくるよ」

 男は残忍に少女の顔をまたぐと、屹立した男根をその可憐な唇の前に突きだした。むろん、少女に否やはない。

 ちっちゃな口をひらいて、おとなの男の性器を受け入れた。かろうじて亀頭が隠れるくらいだ。

 男は腰を使いはじめた。容赦のないイラマチオだ。

「んっ、んぷっ、ううんっ、うぐっ」

 喉奥まで突き入れている。

「さっ、唇をしぼって、そう、舌で先っぽを包み込むように……そうだ、うまいよ」

 くぽ、くぽ、ぽぷっ。

 少女の唇の端から唾液がもれている。まぶたをとじて、もはや夢中らしい。

「だっ、出すよっ、はあっ!」

 男は白い粘液を少女の口のなかに放出し、それだけではあきたらず、男根をひきぬくとその可憐な顔にこすりつけた。

 精液と唾液がまざったねとねとを顔いっぱいにつけられた鬼族の少女は、ショックのあまり失禁していた。


「わっ、この子、もらしちゃった」

 好男はおどろいた。

 フェラチオでアクメに達したのか。

 角のはえた少女は、好男の愛撫にするどく反応し、口唇でのセックスにもはげしい快感を感じているようだった。

「そういえば、助平は言ってたな。いま現在幸せな場合は、これまでの人生でいちばん気持ちよかったことを追体験するって」

 この少女がどっちなのかはわからない。だが、自分でアヌスをさわりはじめている。


 少女の割れ目を、男がたんねんに亀頭でこすっている。

 尿道に残った精液が未成熟なつぼみになすりつけられている。

 けっして受精することのないいびつな愛の営みだ。

「あっ、あんんっ、き、きもちいいっちゃ」

 少女は性器の内側をペニスで愛撫されて、忘我の境地らしい。

 かたくなな包皮から飛びだしたクリトリスが粘液にまみれながら、いやらしく光っている。

 亀裂の内側はピンクよりも濃い粘膜の色を見せて、男根の先端でかきわけられては湿った音をたてる。

「ラムちゃんのおまんこに入れたいなあ」

「あんっ、ああっ、な、なんだっちゃ?」

「ここに、オチンチンを入れたいんだよお」

 太すぎる男根のかわりに、男は人差し指を差し込んだ。

「うっ……うっ」

 少女は苦鳴にも似た声をあげる。痛いのか、それとも気持ちがいいのか。たぶん、両方だ。

「きついなあ……指一本でも奥まで行かない」

 男は指を出し入れした。ぴちゃぴちゃという水っぽい音がする。

「感じまくっちゃって、びちょびちょなのに……。もう少し大きかったら、できたのになあ」

 残念そうだ。と、少女の恥ずかしい立て割れの、その下の部分に目をやった。

 桜色のアヌスだ。性器に加えられた凌辱のために、その部分も充血しているようだ。括約筋の収縮によるのか、たてじわの刻まれた門扉がふくらんだり引っ込んだりしている。

「そうだ、ちっちゃくたって、太いウンチはするんだもんな……」

 男の口許がゆがむ。

 指を膣からぬくと、排泄するための穴への攻撃に切り替えた。

 入り口を指でかわいがり、少女が性器への責めとかわらぬ甘い声をあげるのを確認すると、おもむろに、その門扉をこじあけた。

 サーモンピンクの粘膜があらわになる。そこに、舌をはわせる。

「あひゃっ!」

 少女は全身を痙攣させた。広げられた脚をいまさらながらジタバタさせる。

「いひっ、ふああっ!」

 だが、ちっちゃなヒップは男にがっちりおさえられている。高く持ち上げられ、舌により愛撫から逃れるすべはない。

「んんん、ラムちゃんのオシリの穴もおいしいよ」

 男は舌を直腸にさしこみ、唾液を送りこんでいるようだ。指を時折いれてはかきまぜている。

「やはっ……はああ……」

 少女は排泄する穴を徹底的に責められて、息もたえだえだ。

 その部分は男の指の侵入を二本まで許すまでに拡張されている。

「さて、さらにすべりをよくするためには……と」

 男はマヨネーズのチューブを取りあげて、ニヤニヤする。いいことを考えついたようだ。

 チューブの先端を少女のぬめりを帯びた肛門に差しこんでいく。

「ちゃっ、あひゃああっ! あついっ、熱いっちゃ!」

 マヨネーズは鬼族にとっては強い酔いをもたらす刺激物だ。そんなものを最も敏感な粘膜に直接注ぎ込まれているのだ。

 少女は激しく腰を突きあげ、声をはなった。痛みか、それともその先にあるものか。

「ふあああああっ!」

 少女のヒップがふるえる。おしりの穴から、体温で溶けてとろとろになったマヨネーズがひりだされる。

 少女の内部の匂いとマヨネーズの酸っぱい匂いがまざりあう。

「あはは、ラムちゃん、すごいよ、すごいなあ」

 男はラムが生産した特製マヨを舌ですくってあじわい、目を細めた。

「ここも、こんなに柔らかくなったよ」

 二本の指でおしりの穴をかきまぜる。

 くちゅるちゅる、と音がする。

「そろそろ、入れさせてね」

 たけりきった男根を、少女の小さなヒップにこすりつける。

「えっ……あ……あっ……くるっ……ちゃ」

 入り口に男根の先端が呑みこまれていく。

「お……お……すごい」

 男は少女のおしりの山を乱暴にもみしだきながら、そのおさない開口部に自らを没入させる。

 マヨネーズが潤滑剤になり、男のペニスの動きをなめらかにしている。

 同時に、少女に対しては、粘膜にマヨをしみこませることによる激しい陶酔感が、無理な挿入の痛みを消し去っているのだ。

「ひっ、ひうっ、へんだっちゃ……うち、ヘンだっちゃ……」

 今日はじめて会った男に肛門を犯されながら、少女はあえいでいた。突きあげられるたびに全身を襲う戦慄に、身をよじって抵抗する。

 その小さな身体では受け止めきれない快感がその結合部から発生しているのだ。

「ラムちゃんのおしり、最高に気持ちいいよ。ああ。とろけそうだよ」

 カリをしめつける少女の直腸の圧迫感。そして根元を食いちぎりそうな締めつけ。先端は、すでに直腸の範囲をこえて、少女の内臓そのものを凌辱している。

 さらに浸透するマヨの魔力に、少女の意識が白濁していく。身体がぎりぎり絞られて、最後の一滴まで枯れ果ててしまいそうな、そんな感覚。

 男の指が乱暴に乳首を引っ張り、そして、ワレメの中にねじりこまれているのさえ、快感の付加要素となる。

「ほら、わかる? ラムちゃんのおまんこの奥まで指が入ってるよ。そして、おしりにおじさんのものが入ってる。出すよ。出すからね」

「あ……あ……うち、もう、だ……め……だめ、だっちゃ!」

「おうっ」

 男は大きく身体を震わせ、溜めに溜めたどろどろの体液を少女の体内にぶちまけた。

つづく!