水浴びは楽しかった。ハルキと水のかけっこをし、もぐりっこをした。
じきにハルキは疲れたらしく、岸にあがった。ひとやすみでし、とか言いつつ、寝息をたてはじめたようだ。
気温はじゅうぶん高いので、かぜをひく心配はないだろう。それに、この世界にはもしかしたら風邪のウィルスはいないかもしれない。
真奈は、ようやくゆっくりと身体を洗うことができた。
せっけんはないが、水は美しく、充分だった。
胸を洗い、お腹を洗った。腕をこすり、腿をみがいた。そして――
ハルキがいたら洗えない場所に指をのばした。
清潔に保つよう努力はしてきたが、まともに風呂に入れなかっただけに、その部分にも垢がたまっているはずだった。
指で、掻く。
「んうっ……」
思わず声がでた。
ハルキは裸でこっくりこっくりしている。股間のタマタマと棒は、冷水にひたっていたおかげでさらにちぢこまっている。
あのオチンチンをイタズラしたらどうなるだろう。
いままではけっして想像さえしなかったイメージだ。
でも、ハルキと裸で遊んだりして、いまはかなり具体的にイメージすることができてしまう。
皮をずらしたら、先端の赤い部分が露出するかもしれない。ほんの一部だろうけど。
ハルキは気持ちよがるだろうか? それとも痛がるだろうか?
さあ、どっち!?