らんま1/2 TVシリーズ 総まくり!
らんま1/2 熱闘編

←→
捏造編はこちら(エロパロ嫌いな人は見ないように)
1

激突! 格闘出前レース

いつもの天堂家のだんらんに割って入ってきた謎の男。その男は、乱馬は自分の娘・かおりの婿だと宣言する。実は、玄馬が食事をめぐんでもらうのと引き換えに、乱馬を婿にやる約束をしていたのだった。当然、黙っていられないのが天堂家サイド。格闘出前レースで、かおりとあかねが対決することになるのだが、そこに女らんまも加わって…… 原作では、シャンプーが戻ってきてからの話だが、アニメ版ではシャンプーは出ず、オリジナルの格闘出前術の娘が登場する。この娘も乱馬の許婚ということになっており、その許婚になる顛末が、なんと右京のそれと見事にかぶっているのである。原作における右京の登場は89年の30号頃なので、7月〜8月。放映時期と2〜3カ月のズレしかない。もしかしたら、不幸なダブリだったのかもしれないが……。しかし、原作にいないキャラをわざわざ出して、しかもオチを無限循環にしたのは、間が悪いというか、呪われているというか……。(そういえば、この格闘出前娘の声優は鶴ひろみで、右京と同じなのである。このへんにも、なんとなく不幸なダブリがあったのではと感じさせる)
2 やっぱり猫が嫌い?
乱馬は猫拳の特訓の副作用で極度の猫恐怖症になっていた。中国から送られてきたかわいい猫にも失神するありさま。そんな乱馬の弱点を突くべく、九能家のお庭番・佐助が猫の大群+虎をけしかけてくる! その恐怖の極限で、ついに乱馬は切れてしまい、必殺の猫拳を繰り出すのだが、そのまま暴走!? 原作ではもう少し後になるはずのシャンプー帰還話だが、人気キャラを早めに出して、新シリーズの人気を高めておきたいという配慮が感じられる。それは正解。ただし、原作では五寸釘とからむお話だったのが、佐助という訳のわからないキャラクターにすりかえられており、ストーリーに矛盾が生じてしまっている。たいへん残念。※なんか五寸釘は当時の演出方針であえて出さず、かわりに佐助を作ったらしい。のちに方針変更で五寸釘は登場するのだが、遅きに失したというべきか。
いちおう、乱馬とあかね唯一(?)のキスシーンがある。
3 私が女傑族のおばば!
中国からやって来た猫の正体は、猫溺泉に溺れてしまったシャンプーだった! シャンプーの曽祖母だという女傑族のおばばも登場し、乱馬にシャンプーの婿になるように迫る! おばばと対決する乱馬だが、おばばに総身猫舌のツボを突かれ、大変なことに! たぶん世界中のオタクさんに衝撃を与えたシャンプーの全裸シーン! 女らんまも全裸、乳首あり。おしりはけっこうヤバイ動きも!
4 出た! 必殺天真甘栗拳!!
お湯に浸かることができない女らんまは男に戻れなくなってしまった! その体質を治すためには、おばばの持つ不死鳥丸を奪うしかない! おばばを上まわるスピードを身につけるため、特訓を開始する乱馬! 劇中の「火中天津甘栗拳」という語呂が妙によくて、タイトルの「必殺天津甘栗拳」というのがかえって字足らずに感じられてしまう。ところで、この話にはあかねの金魚すくいシーンがあるが、金魚すくいの紙が破れるカットを死ぬほどリピートし、その動きもヘタレ(この話数全体がヘタレ作画だが)なので、殺意を覚えた。および、終盤のおババとの対決シーンで間抜けな幻術シーンを出してきたので、そこにも殺意を覚えたり。
女らんまの入浴シーンがあるが、一瞬。作画もよくないので実用向きじゃないです。
5 白鳥拳の男ムース登場!
東風先生に江戸っ子じいさんのツボを押してもらった乱馬は男に戻ることに成功! ほっとしたのもつかの間、謎の男・ムースが現れ乱馬に挑戦してくる。ムースはシャンプーを捜して中国からやって来たのだ! ムースとあかねを賭けて決闘することになった乱馬だが、江戸っ子じいさんのツボは一回限定の技だったのだ……。女に戻ってしまったらんまに果たして勝機はあるのか!? 乱馬がいかにして「女の姿でいること」をまわりに納得させるか、というのがポイントのお話。その後、原作では乱馬の変身体質はなしくずし的に周囲の知るところになったが、アニメではその後も乱馬の変身体質は秘密ということになっていた。
女らんまの全裸が登場。乳首あり。決闘場でもらんまの胸が露出、男たちに襲われるシーンもある。考えようによっては輪姦寸前。
6 爆走! 雪だるまレース
あいかわらず男にもどれないらんまは、スキー場にやって来ていた。そのゲレンデではシャンプーをめぐって雪だるま運びレースが行なわれることに! シャンプーが持っている不死鳥丸目当てにらんまも参加するが、バトルロイヤル状態に……! 最終決戦、おばばと対決するらんまは極限状態で、あの「奥義」を……! 原作では夏だったので海水浴場でのスイカ運びレースだったが、OA時期が冬のため、雪だるま運びになってしまったところが泣ける。OA時期は無視して、夏の話にしたほうがよかったんでは? 水着カットも出せるし、番組的にはその方がよかったと思うが……。
7 さらわれたPちゃん!
かわいいものなら何でも自分のものにしてしまう白鳥あずさと、女の子なら声をかけずにはいられない三千院帝はフィギュアスケートの最強ペア! その白鳥あずさがあろうことかPちゃんに目をつけてしまったからさあ大変! Pちゃんをめぐって対決することに……! もともとは前シリーズ用に制作されていたが、OA時に誘拐事件が起こったためにお蔵入りになっていたらしい。前シリーズの15話でのあかねの回想シーンで、乱馬が三千院に「あかねはおれの許婚だ」と言っていたのは、実はこのエピソードが本来14話あたりから入るはずだったからだ。
三千院にキスされた女らんまか泣きながら入浴シーンあり。乳首も一応あるがほとんど見えない。
8 危機一髪! 死霊の盆踊り
三千院帝に唇を奪われてしまった女らんま! 怒りに震える乱馬は三千院に戦いを挑む! 三千院の必殺技・死霊の盆踊りに対峙する乱馬に勝機はあるのか!? 三千院が井上和彦、白鳥あずさが松井菜生子と、ゲスト声優が豪華。原作にほぼ忠実な展開で楽しめる。三千院にだっこされる女らんまが実にちっちゃく描かれており、作画監督の中嶋敦子が女らんまの魅力をきちんと把握していることがわかる。女らんまはあかねよりもちっちゃいのです。
9 Pちゃん爆発! 愛の水柱
白鳥あずさは氷上の逆仲人と呼ばれる、カップル潰しの達人たちだった! 乱馬とあかねペアの絆を断とうという必殺技・別れのメリーゴーラウンドの正体とは!? そして、良牙はどうする!? 着替え時にらんま胸出し・乳首あり。
10 乱馬恐怖の山ごもり
乱馬は猫飯店のおババとの戦いを通じて、強さを増していた。久しぶりに乱馬と戦った良牙は、乱馬との実力差に愕然とする。そんな良牙に、おババは爆砕点穴という必殺奥義を授けてやろうと持ちかけるのだが……。 アイススケート編がはさまっているので、なんとなく順番がヘンなのだが、いろいろ事情があったようで、それはしょうがない。
11 爆砕点穴とは? 良牙大逆襲
良牙の特訓は続き、そして、ついに爆砕点穴を会得する。あかねを賭けて、ついに良牙と乱馬の対決の時が来る。良牙の攻撃は乱馬には当たらず、一見、乱馬有利と見える。しかし、良牙は特訓の結果、異常に打たれ強い身体になっていたのだ。乱馬、大ピンチ!
12 危うし! 天道道場
道場破りが天道道場を襲う! 乱馬とあかねで立ち向かう予定だったが、「即席男溺水」欲しさにシャンプーとのデートを優先する乱馬。怒ったあかねは一人で戦うことを決意するが、不運にも負傷してしまう。傷ついた身体で道場破りに立ち向かうあかねに、危機が迫る! OPアニメ(リトルデイト)には、この12話一回こっきりしか出ない道場破りがなぜか登場している。しかも、OPアニメでは原作通りのデザインなのだが、この本編では微妙にキャラデザインが違う。具体的に言うと、ただのおじさんっぽい。言いたくはないが、原作の味を殺してしまっている。
13 さらわれたあかね!
サーカスがやってきた! 出し物は、芸をするアヒルだ。しかし、アヒルは乱馬を執拗に狙ってくる! そのアヒルは、実はムースで、彼も呪泉郷で溺れてしまったのだ! 浴びるとアヒルになってしまう家鴨溺泉の水があかねを襲う! アヒルあかねがかわいい。全体的な作画はいまいち。
14 対決ムース! 負けるが勝ち
ムースの境遇に同情したあかねは、乱馬とムースの勝負のお膳立てをする。ムースが勝てばシャンプーと付き合える、という条件だ。乱馬にわざと負けるように耳打ちするあかねだが、それを見抜いたシャンプーは、ムースを応援するふりをして、不良品の武器を押しつけるのだった。
15 究極のエロ妖怪八宝斉
ついに最悪のエロ妖怪が蘇ってしまった! 早雲と玄馬の師匠、諸悪の根源・八宝斉が天道道場にやってきた。目的は無差別格闘流の後継者、乱馬を鍛えることのはずだったが、下着集めを優先する八宝斉なのであった。
16 女子更衣室を襲え?
良牙が手に入れた古文書には、浸かると男の姿になるという和風男溺泉の在処が記されていた。方向音痴の良牙に代わって場所を探す乱馬だが、その場所はなんと女子更衣室の真下だった。女子更衣室への潜入を敢行する乱馬だが、果たして!?
備考:あかねがブラ姿を披露。
ほぼ原作通りの展開なのだが、最後のオチが変わっていて、次回へのヒキになっている。あかねのブラ姿に鼻血を出す良牙など、サービスカットもあるが、このあたりの良牙の演技(山寺宏一)はやはりさすが。
17

鬼も逃げ出すカラクリ屋敷

原作にはない和風男溺泉の第二話。二つめのツボは九能屋敷に隠されているらしい。だが、九能家はとんでもないカラクリ屋敷だった! アニメオリジナルキャラクター・佐助が大活躍(皮肉です)。あまりの退屈さにスイッチをOFFにしたくなる。
18

これで女とおさらば?

和風男溺泉三部作完結編。八宝斉が持つ赤いツボを手に入れた乱馬。そして最後の黄色いツボは猫飯店に。ようやく三つ揃ったツボをある場所に設置すると、泉がわき出してきたのだが……!? ここまでアニメオリジナルで引っ張っておいて、オチは原作通り。あきれ果てて物も言えない。こういうのを三増酒と呼ぶのです。
19

愛と憎しみの贈物

小太刀は乱馬と偶然抱き合ったところを写真に撮り、それをタネに乱馬を脅す。乱馬はネガを取りもどすために、小太刀の誘いを受けて九能家へ。そこに、手作りクッキーを焼いたあかねが乗り込んできて、大混乱に……。 アニメ版では声がつくせいか、原作よりもどうしてもラブ系に傾きやすい(あかねのせりふに恋愛感情がこもってしまう)。それが、むずがゆくて嬉しくもあるのだが。乱馬と抱き合っていた小太刀の髪を直す仕草が可愛らしい。小太刀を可愛いと言うのには抵抗あるんだが。
20

SOSエロ妖怪 八宝斉

下着ドロのジャマをした乱馬に八宝斉の怒りが爆発。世にも低レベルな仕返しを繰りひろげる。天道家から追い出されてしまった乱馬は、女嫌香を使って八宝斉への反撃を試みる。 作画が……
21

あかねの口びるを奪え

あかねは演劇コンクールでジュリエット役に抜擢される。憧れの役に、あかねは大張り切り。しかし、ロミオ役には九能、八宝斉が名乗りをあげる。さらに、優勝賞品が「豪華中国旅行ご招待」と知った乱馬も参戦、なぜか佐助も加わって、ロミオ役の争奪バトルロイヤルが始まってしまう。そして、芝居のラスト、舞台の上でキスすれば優勝決定という場面で、乱馬とあかねはついに唇を合わせる――と思ったら、あかねはガムテープを乱馬の口に貼っていたのだった。 作画がすばらしい。とくに、ジュリエット姿のあかねの美しさは涙もの。アイシャドウはセルアニメでもメイクアップの役割を果たすのだね、驚き。しかし、アニメ版では五寸釘のシーンがすべて佐助に差し替わっており、違和感バリバリ。なぜ佐助が九能を出し抜いてあかねの唇を狙うのか? キャラクター的にありえない。「たまには主役になりたい」としゃべらせたって、ありえないものはありえないのだ。あかねが絶妙に可愛らしく描かれている良作だけに、このアレンジが残念だ。
でも、やっぱりこの話は好き。
22

いい湯だな? 銭湯で戦闘

天道家の風呂釜が故障したため、乱馬は八宝斉と銭湯に出かける。女湯にはあかねやなびきたちも。女湯を覗こうとする八宝斉を乱馬はどこまで押さえられるのか!? 期待を裏切らないシーンが満載。あかねも脱いでます。たぶん、あかねの乳首はこれが最後? なかなか肌を見せないキャラであるなびきの半チチがおいしい。らんまの裸は見飽きるほど出てくる。
23

また一人乱馬を愛したヤツ

玄馬に隠し子? 玄馬に捨てられたという「少年」が乱馬の前に現れる。それは乱馬の幼なじみ・久遠寺右京だった! しかし、なぜか右京は乱馬のことを憎んでおり、決闘を申し込んでくる! 果たして右京の正体は!? 右京の登場ばなしなのに、作画がもうひとつなのが残念。
おもしろいのは、原作のギャグをアニメに翻訳するにあたってのアニメ的解釈。原作では玄馬が瞬時に(次のコマで)パンダに変身してとぼけるシーンが、アニメ版では「お面」をかぶったことになっていた。つまり、アニメの時間連続性に縛られて、「水をかぶる時間がないから変身はできない」ということになってしまったようだ。このへんがなかなか興味深い。
24

熱愛? 良牙とあかね

右京があかねと良牙をくっつけようとデートを画策する。それをジャマしようとして、良牙の許婚に化ける女らんま。いびつなダブルデートの行く末は一体……? 原作通りで中嶋敦子作監。こういう回ばっかりだと嬉しいのだが。
25

くしゃみ一発愛してナイト

傀儡茸入りギョーザを食べたせいで、くしゃみの音で相手に抱きつく暗示にかかってしまった乱馬。一方、あかねは風邪ぎみで、しかも家族はみんなお出掛け。危険な夜がいま始まる…… 作画がいまいち。いい話なのにもったいない。原作とはかなり展開が変わっているが(九能や良牙の出番はカット)、アニメ版の演出もそれなりにイケている。しかし、原作にあった、あかねのセリフ「これなら一晩くらい闘いぬける!」がカットされているのが残念。アニメ版のオチはちょっと陳腐すぎる。原作のオチ(「やっぱりふたりきりだし」)でよかったような気がする。
乱馬があかねの手首の細さを思い返すシーンがイイ。
26

幻の八宝大華輪を探せ

封印されていた八宝斉の最大奥義・八宝大華輪の秘伝書は露天風呂のど真ん中にあった。それを巡って八宝斉と争奪戦を繰りひろげる乱馬だが、折悪しくあかねが友達と一緒に旅行にやってきていた…… 作画はいまひとつだが、お話のテンポはいい。原作のリズムを活かしたギャグ(露天風呂でのやりとり) も、いい感じ。
露天風呂なので、裸はいろいろ。名もなき女の子たち数名に、女らんま。あかねも登場するがタオルで隠しているのが残念だ……。

<<  >>