話 | らんま1/2 |
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捏造編はこちら(エロパロ嫌いな人は見ないように) |
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1 |
中国から来たあいつ ちょっとヘン |
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天道道場にやってきたパンダと女の子は、早乙女玄馬・乱馬の父子だった。彼らは中国の呪泉郷で修業中、泉に落ちてしまったために、水をかぶると変身する体質になってしまったのだ。天道道場の三女・あかねは、この乱馬の許婚にされてしまうが、お互い、いきなり大反発して?
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後期の崩れ顔を基準にすると、実に正統派の高橋留美子キャラで描かれており、かえって新鮮。女らんまってこんなに色っぽかったっけ……と驚いた。 裸のシーンがやたら多くて、「女らんま入浴→あかねと鉢合わせ」&「あかね入浴→乱馬と鉢合わせ」の2パターンを楽しめます。 |
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2 |
遊びじゃないのよ学校は |
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あかねたちの通う風林館高校に転入することになった乱馬。初日の登校から、校門前で大バトル! 「あかねくんと交際したくば、あかねくんを倒せ」という掟を作った者がいたのだ。その掟を作ったバカの名は、九能帯刀! その九能と乱馬は決闘することになるのだが……? | アニメ版初期はほぼ原作通りの展開になっており、素直に楽しめる。作画もよい。ただ、あまりに原作に沿っているので、たまにテンポが悪い。マンガのコマは瞬間的にセリフが見えるが、アニメは時間経過が必要なためだ。 | ||
3 |
いきなり愛の嵐! ちょっと待ってヨ |
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決闘中にプールに落ちた乱馬は女に変身してしまったところを九能に見られてしまう。だが、九能は乱馬の正体を見破るどころか、女らんまに惚れてしまったのだ!? | 2話からの続き物だが、前話の終わりの部分がリピートではなく新たに描き直されているのに驚く。贅沢な。この話も次に続く展開になっており、初期においては正統派学園コメディを志向していたことを窺わせる。おそらく、シリーズ構成の浦沢義雄氏の狙いは、ドタバタよりもストーリー性をある程度きっちりやる、というところにあったのでないだろうか。 | ||
4 |
乱馬とらんま? 誤解がとまらない |
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女らんまに惚れた九能は、なびきかららんまについての情報を聞き出そうとする。なびきは九能にさんざん奢らせた上で、男乱馬と女らんまが「一心同体」だと説明する。それを誤解した九能は、男乱馬から女らんまを解放するために戦いを挑んでくる。 | 冒頭の乱馬の夢のシーンは九能がかなり気持ち悪い。女らんまの裸はロングショット&胸押さえなので、実用的(?)ではない。話の流れは原作通りだが、舞台は学校ではなくなっている。学校の友達には乱馬の正体がばれていない、ということを強調するためのアレンジか? いや、なびきのたかり体質を強調するための「はしご」をやるためだろう。 | ||
5 |
骨まで愛して? あかね恋の複雑骨折 |
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今日も今日とて乱馬とケンカをするあかね。そんなあかねでも女の子らしく振る舞う相手がいた。接骨院の東風先生。だが、東風先生には想い人がいた。その女性とは……? | かすみさんの説教シーンにちょい萌え。東風先生とあかねとかすみの関係は、妙にぶあついというか、丁寧な描かれている。かすみさん登場で次の話に続く、となったヒキ方はかなり新鮮。原作でもここで切れてはいるものの、アニメに再構築する際にAパート終わりに持ってきそうなところだが…… | ||
6 |
あかねの失恋 だってしょうがないじゃない |
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かすみさん登場で常軌を逸する東風先生。あかねは自分の気持ちが通じないことを思い知るが、そんな時、乱馬が柄にもなくあかねをはげます……? | あかねの失恋話はかなり原作をふくらませているので、アニメオリジナルシーンが多い。あかねのヤケ喰いシーンはテンポがもうひとつだが、玄馬の回想シーンはキャラ的ないいかげんさが出ていて笑える。後期のオリジナルのドタバタ路線に比べて、かなり「ドラマ」を意識した作りになっている。 | ||
7 |
登場! 永遠の迷い子・良牙 |
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乱馬に果たし状を叩きつけてきた男・それは乱馬を宿敵と憎む響良牙だった! だが、なかなか良牙は風林館高校にやってこない。なぜなら良牙は極度の方向音痴だったからだ! | 良牙登場話だが、アニメ化で最も化けたのがこのキャラだろう。声をあてた山寺宏一が見事にキャラクターをふくらませたので、原作にもアニメ版良牙がフィードバックされていったようにさえ思う。で、この話だが、原作にあるシーンはごく一部(学校での最初の対決)だけで、あとはひたすら良牙が迷う。良牙というキャラクターを表現するには最適なアレンジだ。後期シリーズのアニメオリジナルは駄作ばかりだが、キャラクターをきちんと把握した上でのアニメオリジナルであれば違和感がない。 | ||
8 |
学校は戦場だ! 対決乱馬VS良牙 |
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良牙と乱馬の決闘が始まるが、乱馬には良牙にそこまで憎まれる理由が思い出せない。決闘のさなか、乱馬をかばおうとしたあかねは、良牙が投げたバンダナでロングヘアをばっさり切られてしまった! | ほぼ原作通りの流れだが、アニメオリジナルとして科学部の悪巧みが描かれる。これが水増しでしかないのが残念。あかねのロングヘア見納め。ロングヘアも好きだったのでちょっと残念。 | ||
9 |
乙女白書 髪は女のいのちなの |
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髪を切られてしまったあかねは茫然自失、ついでに足首もひねってしまう。子供のころと同じショートヘアに戻し、東風先生のもとへ。そこで初めてあかねは素直な心に戻ることができる。ふっきれたあかねに乱馬はとまどいを憶えるのだった……。 | あかねがショートカットにリファイン。正直、ここは中嶋作画で見たかった。つまり、ショートカットにしたあかねをマジで可愛く表現しなければならないからだ。遠藤作画も悪くはないが、ちょっと違う。ラストはP助をらんまが風呂に入れ、P助が良牙に変わるところで終わるのだが、物凄いヒキ方だな。絵ヅラ的には若い男女が裸で対峙しているところで終わるし、予告では良牙がらんまに後ろから襲いかかっているし……。 | ||
10 |
ピーピーPちゃん ろくなもんじゃねェ |
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良牙が黒い子豚に変身!? 良牙は乱馬を追って中国に渡り、呪泉郷で溺れてしまっていたのだった。だが、子豚を見たあかねは一目で気に入りペットにしてしまう。子豚=Pちゃんの新たな人生が始まってしまう? | 序盤は、らんまと良牙の風呂場でのカラミ……。見ようによっては、らんまがレイプされているみたいだ。あかねに乳をつかまれるしな。そして、乱馬の夜這い失敗など、見どころ満載。後半は原作にない展開で、P介が金持ちに連れ去られる。乱馬が、金持ちの名もないボディガードたちにやられそうになるのはカンベンしてほしい。前半は100点、後半は0点。関係ないが、金持ちのおやじがグラップラー刃牙のキャラみたい。 | ||
11 |
乱馬を激愛! 新体操のスケバン登場 |
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風林館高校の新体操部の選手が次々と闇討ちされ、あかねは試合への出場を頼まれる。今回の競技は格闘新体操なのだ。不器用なあかねは苦労しつつも格闘新体操のコツをつかんでいくが、試合相手の黒バラの小太刀があかねをも狙って襲ってきた……! | きっちり原作通りなので、安心して見られますなあ。作画もきちんとしているし……。無印らんまの平均的良作。小太刀が意外に可愛らしく描かれているのがポイント高い。 | ||
12 |
女の恋は戦争よ! 格闘新体操でいざ勝負 |
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黒バラの小太刀は、乱馬に猛烈に一目惚れ。一方、あかねは試合直前にケガをしてしまう。代理で出場することになったらんまは、良牙のコーチで格闘新体操をマスターしようとするが…… | 格闘新体操シリーズその2。この頃は実にテンポがゆっくりだ。 | ||
13 |
スケバンの目に涙? ルール無用の格闘新体操決着 |
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ついに対決の時は来た! 黒バラの小太刀とらんまがリングで対決! だが、リング上でらんまはお湯をかぶってしまい、大ピンチに! | 格闘新体操シリーズその3。後期シリーズだと1話で処理していたかもしれない原作を3話も使っている。1話完結というより、「続き物」のノリがこの頃にはあった。 | ||
14 |
骨盤占い! らんまは日本一のお嫁さん |
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東風先生のお母さんが上京してきた! なかなか嫁をもらわない東風に見合いばなしを持ってきたのだ。かすみに告白できない東風先生のために、なびき、あかねが花嫁候補として名乗り出るが、そこに女らんまも加わって、花嫁勝負をすることに? 種目はなんと、お尻をぶつけあって相手を台から落とすというものだった!? | 原作にないアニメオリジナル。東風の母親が出てくるのだが、おばあちゃんすぎないか? 東風は二十代後半〜三十前半の設定だと思うが、五十歳くらいで産んだのか? 内容も、吉本新喜劇以下のベタベタのダメ話で、なびきやあかねの情動も原作からかけ離れている。良牙も乱馬もこういう振る舞いはしない。つまり、「らんま」キャラを使って、まったく違う世界観のお話(しかも、ありがちでつまらない)をやってしまったもの。 | ||
15 |
激烈少女シャンプー登場! ワタシ命あずけます |
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女らんまの命をつけ狙う中華美少女が登場! それは、女らんまに敗れた復讐のために、中国からやってきた女傑族の少女・シャンプーだった。ところが、男になった乱馬に負けると、今度は猛烈に乱馬に求愛してきた。女傑族の掟では、女に負ければ相手に死を与え、男に負ければ相手を婿にしなければならないのだ! | 原作では、格闘フィギュアスケートの決着からそのままつながる話だが……。「さらわれたPちゃん」から始まる格闘フィギュアものは、当時、誘拐事件が発生したために放送順が後ろに回されたらしい。 | ||
16 |
シャンプーの反撃! 必殺指圧拳は身も心も奪う |
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男になれば求愛され、女になれば命を狙われる。シャンプーのアタックに乱馬はもうヘトヘト。それに割って入ったあかねに、シャンプーは決闘を申し込む。シャンプーに敗れたあかねは、乱馬のことをすっかり忘れてしまっていた……! | シャンプー登場編その2。 | ||
17 |
乱馬大好き! さよならはいわないで |
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あかねの記憶を取りもどすためには中国の薬局でしか買えないシャンプーが必要だった! そのシャンプーをめぐってシャンプーと(ややこしいな)対決する乱馬。はたしてあかねの記憶は戻るのか……!? | シャンプー登場編その3。実質、無印のラストエピソードである。 | ||
18 |
オレは男だ! らんま中国へ帰る |
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乱馬はこれまでのことを振り返りつつ、なんとなく中国にもどって、変身体質を治そうと決心したりするのだった。 | いちおう最終回という位置づけだがストーリーらしいストーリーはない。新作シーンもあるが、大半は回想シーンによって構成されている。当時、ナイター中継によって放送が飛び飛びになった上に、裏番組(「おぼっちゃまくん」)に視聴率の面で苦戦したために、放送時間帯を夕方に移して仕切りなおししたらしい。 |