7

 アキトはメグミを仰向けにして、その下から挿入していた。

 メグミの腋の下から顔を入れて、乳首をしゃぶっている。

 大きくひらいたメグミの股のあいだにはミナトが顔を近づけて、ふたりの結合部分を舌で愛撫していた。

「いふっ、やっ、うきーっ」

 メグミは激しくあえいでいる。さすがもと声優だけあって、よがり声のパターンも豊富だ。

 すっかり舌奴隷になったミナトは、アキトのふぐりから裏筋、結合部のメグミのはずかしいお肉までをたんねんにしゃぶっていた。おかげで快感は三倍にも四倍にも拡大していた。

「だめだ、もうっ……」

 アキトの睾丸があがってゆく。熱い塊が輸精管をとおり、尿道に入る。

「あうっ!!」

 メグミのなかに激しく射精していた。

「すごい、アキトさあん!」

 メグミが感極まって泣き出す。

 射精はなかなかやまず、大量の精液が断続的に飛び出した。

 メグミの膣からあふれだしたそれを、ミナトが舐めとっていく。

「どうだ、テンカワ。これが芸術だということが理解できたろう?」

 傍らに体操服姿のルリを従えて、ウリバタケ・セイヤが再度問うた。

 アキトは荒々しく胸を上下させていた。股間ではメグミとミナトが競うあうようにしながらアキトの男根を舌で清めている。

「わかった、ような、気がする」

「そうだろう」

 鷹揚にウリバタケはうなずいた。

「そこでだ、テンカワ。おまえには艦長の慣らし運転をたのみたい」

「慣らし運転?」

「艦長に関してはな、セキュリティが厳しくて、なかなかセンシングができなかったんだ。だから、ほとんどのデータが不明で、現状では外見を推測をまじえて再現したにすぎない。しかし、おまえは艦長と親密だから、このバーチャル・データをかなり正確に修正できるだろう」

「そういうもんかなあ」

「バーチャル・ルームは双方向イメージフィードバックが可能だからな。刷り込みされていない艦長のデータに、おまえのイメージが組み込まれて、より本物らしいフィギュアができるというわけだ」

「……やってみよう」

 アキトはうなずいた。

「ユリカのやつ、一度とっちめてやらなきゃいけないと思っていたんだ」

「――アキトぉ! これっ、これは、いったい、どういうこと!?」

 ユリカが顔を真っ赤にして、仁王立ちをしている。まんまるの大きな瞳には涙が浮かんでいる。

 なんだよ、フィギィアのくせに泣き落としか!?

 アキトの闘志に火がついた。

  8

「どうして? わたしというものがありながら、メグミちゃんや、ミナトさんと……」

 ユリカは両手をグーにして、ぶんぶこ振りまわした。が、ふと気づいたように首をかしげる。

「――でも、どうして、ここにメグミちゃんたちが……」

「行け、テンカワ! 男なら、おまえの抱く艦長のイメージを打破してみせろ!」

「よおし、打破してやる、打破してやる、打破してやるぞお!」

 アキトはユリカに挑みかかった。

 今まで以上にリアルな質感。やわらかさ。

「きゃーっ!」

 アキトはユリカを床に引き倒した。

 ごち、という音がした。ユリカは後頭部を打ったらしい。

「いたーい」

 泣きべそをかいているユリカの制服のファスナーを強引におろす。

 ユリカは悲鳴をあげつつ、アキトを押しのけようとする。

「アキト、いやあーっ! ふたりきりならともかく、こんなとこじゃいやーっ!」

「うるさ……うげっ」

 ユリカの突きをあごに決められて、アキトはのけぞった。

「ウリバタケさん、ちょっとこいつ、元気すぎない?」

「そういうイメージをおまえが艦長に抱いているということだ」

 腕組みをしつつ言い切るウリバタケ。

「くそ、そうか……打破してやるっ!」

 真顔になったアキトは、ユリカの抵抗を封じるために馬乗りになり、手首をつかんだ。

「みんな、ちょっと押さえててくれ!」

 整備班の男たちがぞろぞろとやってきて、そのうちの数人がアキトを手伝った。

 ウリバタケも、ユリカの右手首を押さえつける担当になった。

「なに? みんな? うそぉ!?」

 ユリカは信じられない、という表情をうかべている。

「観念しろよぉ、ユリカ」

 制服をひきちぎるようにして脱がしていく。

「いやあ! やめてえっ!」

 アンダーウェアが破れて、豊満なバストがこぼれだす。

「こりゃあ、88のE……いやFカップかもな」

 ウリバタケが感嘆したようにつぶやく。

「さすがはテンカワだ。おれの基礎データをすでに補強しているようだぞ。この乳首の色艶も、おれが打ち込んだデータよりもそそる」

「やだあ、だれにもみせたことないのにぃ」

 ユリカは泣き声をあげた。

「うるさいっ」

 すっかり常軌を逸したアキトは、乱暴に乳房をもみしだいた。

「いや……いや……」

 ユリカがしゃくりあげているのを無視して、アキトは乳首を指でつまみ、強くひねった。

「いっ!」

 顔をしかめるユリカ。アキトはかまわず乳首をもてあそんでいる。

「ちぇっ、もう乳首を硬くしやがって、エッチなやつだ」

「やあ……」

「たのむ、テンカワ、ちょっと吸わせてくれ」

 のぞきこんでいた整備班の男の一人が荒い息をしながら懇願した。

「やだっ! アキト以外にはぜーったい、やだあっ!」

「いいぜ。どうせ立体映像だ」

「やたっ、おれ、ずっとあこがれてたんだ、艦長のパイオツ」

 奇声をあげつつ、その男は、ユリカの乳房に顔をうずめた。

「アキト、どうしてぇ!?」

 ユリカは悲鳴をあげた。男が、乳首を強く吸いあげたからだ。

「いたいっ、そんなに吸わないでぇ」

「ずーっと、制服の上から想像していたんだ! くーっ、サイコー!」

 男は、ペロペロとユリカの乳首をなめながら、涙を流していた。

「ずるいぞ、おれにも」

「おれも艦長のおっぱい、なめたいっ」

「順番だ、順番。ひとり三分で交代しろよ」

 ウリバタケがその場を取りしきった。むろん、自分もそのルールにのっとって、ユリカの胸を味わった。

「いやっ、やめてっ!」

 と、抵抗していたユリカだったが、かわるがわる乳房をもまれ、乳首をいじくられ、ちゅうちゅう吸われつづけるうちに、少しずつ声がかわっていった。

「あっ、あんあん、あうんっ」

「すげー、こんなに乳首が立っちまってるぜ」

「や……ああん」

 一巡すると、ユリカの乳首はふだんの倍にもふくれあがっていた。

 ユリカもさすがにぐったりしている。

「さあ、そろそろ下をいただこうぜ」

 アキトは、ユリカの身体の一部をかたくなにおおっていた布きれに手をかけた。もっとも、ブーツと帽子はそのままなのだが。

「や……」

 朦朧としているユリカはそれでもかよわい抵抗をみせた。

「アキトだけの……なのに」

 アキトは、レモンイエローのスキャティをずらしていった。男たちの視線は一点に集中していた。

 こんもりとした茂みが網膜に灼きつく。量はさほど多くはないが、細くてやわらかそうなアンダーヘアだ。

 スキャンティの裏地と、ユリカの股間の間に透明な橋がかかった。

「ずいぶんと濡らしていやがるな」

 意地わるくアキトが言う。

「だって……だって……」

 ユリカは力なく首をふった。

「みんなでよってたかって……するんだもん」

「もっとしてやるさ」

 アキトは強引にスキャンティをユリカから取りさり、投げすてた。