大運動会

「リンファのビデオ大作戦」

 ぐにゅうっ。

 黒子の精神棒があかりのあそこに挿入される。

「いたっ、いたいよお」

 あかりが泣き叫ぶ。

「耐えるある! 真のアスリーテスはレースを途中で投げ出したりしないある!」

「なんか、ちがうよお……うあっ、動かさないでえ」

 奥に当たるものの感触に耐えかねて、あかりが懇願する。

「いい絵ある。あかり、もっとがんばるあるよ!」

 リンファがハンディカメラで結合部分を接写する。

「これって……なんの特訓なのお?」

「根性ある! スポーツウーマンにいちばん必要な精神力を鍛えるある!」

「精神力……そうかもしれない……うくっ」

 黒子の精神棒が半分引き抜かれると、その茎に赤いものがついているのがわかる。

「……あそこがすごく痛いけど、がんばんなくちゃいけないんだよね」

「そうある。あかり、燃えてきたね!」

「コーチ! まだまだいけます!」

 黒子のピストン運動に身体をゆすられながら、あかりは叫ぶ。

「二本目、注入するある!」

 リンファの指示に黒子がすばやくあかりの下にもぐりこむ。

「ふあっ!?」

 身体をもちあげられ、目を白黒させるあかり。そして、次の瞬間、あかりの口から苦鳴がもれる。

「いたーいっ! そこ、いたーいっ!」

「どこある? どこが痛いあるか?」

「……おしりぃ」

 あかりは涙目だ。下からアヌスをずぶり、突き上げられている。

「リンファ、もうやめようよお。おしり、裂けちゃうう」

「あかり、みそこなったあるよ」

 リンファが深刻な表情で言う。

「そんなにかんたんに物事をあきらめるなんて、しょせんはダメッ子ある。こんなことじゃ、大学衛星には絶対行けないある」

「リンファ……そんな……」

「ワタシはあかりのためを思ってやっているあるよ! あかりの性格を強くして、その才能を宇宙に示してほしいある!」

 目をうるうるさせてリンファは説く。あかりの瞳に光がもどる。

「ごめんね、リンファの気持ちも知らずに。あたしのためだったんだね。うん。もう、弱音ははかない。最後までやり通すよ!」

「三本目、行くある」

 さっと事務的口調にもどってリンファが命じる。