あかりの目の前に、三人目の黒子の精神棒が突きだされる。
「しゃぶるある。そして、精神液――略して精液を呑むあるよ!」
「はいっ」
あかりは赤黒い精神棒を口にふくみ、しゃぶりたてはじめる。
「もっと先っぽを強く吸うある、だめある、そんなやりかたじゃあ、精液は出てこないあるよ!」
リンファが撮影しながら、あかりを指導する。
「んっ、あっ、リンファ、へん、なんだか、へんだよ」
精神棒に唇をあてながら、あかりの声がうわずる。
「あそこと、おしりが、すごいよ。あっ、あっ、こ、こんなの、はじめて……!」
「それこそランナーズハイあるよ! 真のアスリーテスだけが得られる至上の快楽ある!」
「そうか……あたしもなれたんだね、アスリーテスに……うあっ」
黒子たちの動きがあわただしくなる。
あかりのあそこに突っ込んでいた黒子が一番先に身体を痙攣させた。
「中だしはちょとやばいあるよ」
リンファが少しあわてる。
「いいのっ、中でだしてっ! セーエキをもらわなきゃ、あたしっ!」
「ま、本人がそう言うんならいいある」
黒子は激しく腰を打ちつけ、たまりにたまった精液をあかりの子宮に放出する。
「ああ……熱いのが当たってるよお……」
「出したらすぐにどくある。あそこから出てくる精神液を撮らないといけないある」
リンファは黒子その1をどかせ、あかりの股間をどアップで撮る。
ピンク色の粘膜には少し血がにじんでいる。そしてその奥からじゅくじゅくと、白い粘液が出てきている。どうやら、アヌスでのピストン運動のたびに押し出されているらしい。
「二本目ももうすぐ発射ある」
リンファの読みどおり、二人目の黒子もあかりの直腸に精液を放出する。あかりのアヌスから抜かれた黒子の精神棒は、しばらく射精を続け、粘液をあかりのヒップにこびりつかせた。
「ふ……う……ん」
朦朧となっているあかり。だが、まだ終わってはいない。
「あかり! 肝心の三本目がまだある。精液は、口から飲むのがいちばん効果があるあるよ!」
「ん……うん。がんばる」
あかりは精神棒をぱっくりとくわえ、はげしく顔を動かした。
黒子の――よくわからないが顔色がかわったようだ。身体をのけぞらせ、「あいやー」を連発している。
「すごいある、あかり、すごい上達ある!」
「負けられない! あたしのことを思ってくれたリンファのためにも、絶対に精液を出させてやるんだ!」
あかりは懸命の表情で、精神棒を舐め、すすり、睾丸をもみあげる。だれに教わったわけでもない、その源初的なテクニックは、「血」というものを想起させた。
「み……御堂巴ある……」
最高のコスモビューティと呼ばれたあかりの母、御堂巴の姿があかりにダブっていた。
「ア、アイヤーッ!」
黒子は声をはなち、大量の精液を飛び出させた。
あかりの顔面は白いシャワーにまみれたが、すぐにあかりは精神棒をくわえ直し、出てくるものを吸い上げた。黒子はほとんど腰がぬけそうになっているようだ。
「す……すごいテクある……」
カメラを構えながらリンファは呆然とつぶやいた。
あかりの喉がこくこくと上下し、精液を飲みほしているのがわかる。
その横顔はまさに、宇宙撫子(コスモビューティ)のそれだった。
けっきょく、リンファが撮影した「潜入!女子訓練校 秘密の大特訓!」というタイトルのビデオは闇ルートで大売れした。特に日本の大阪の業者が中心的に取り扱ったため、大阪における神崎あかり人気が異常にもりあがり、卒業試験のときには大阪から神崎あかり応援団が南極まで繰り出したという。
ほんとかどうかは知らないが。