あずまんが大ヨE
ぬいぐるみ喫茶でGO!GO!GO!

6.本番開始? ちよちゃんのお勉強TIME!

***

「ほらほら、ちゃんと黒沢先生を見習ってね。ああやってお客様にご奉仕するのよ。接客の基本だから、テストに出るかもよ」

 ゆかりがぱんぱん手を叩きながら教室内を歩いている。

 メニューがどんどん追加され、オーダーも舞いこんでくる。

 ウェイトレスの女子たちのほとんどが男性客に抱きしめられ、乳房を吸われ、股間をいじくられている。さらに、口唇による男性客への奉仕も始まっている。

 ただ、ひとりをのぞいては。

 美浜ちよである。

「よ、よみさん……榊さん……神楽さんまで……ど、ど、どうしたら……」

 なにが起こっているのかまったく理解できず、 ペンギンきぐるみのなかで、ちよは固まっていた。

 そこにゆかりが近づいてくる。

「ちよすけ、さぼってちゃだめでしょ」

「あ、先生」

「あんたにもオーダーは入ってんだからね。ええと、6番テーブルの……」

「先生、これって、いったい……なんなんです?」

「なにって、あんた……」

 ゆかりはまじまじとちよを覗きこむ。

「もしかして……ちよすけ、セックスって知らない?」

「えっ……えっ……」

 動揺している。なんとなくわかってはいるらしい。

「あの……赤ちゃんをつくる……ことです」

「じゃあ、オナニーは? したことあるでしょ?」

「おっ……」

 ちよは返答につまる。

 その言葉の意味はかろうじて知っていたらしい。ちよは顔を赤らめながら答えた。

「な、ないです」

 ゆかりはおおげさに手で顔をおおう。

「なんてこと! オナニーしたことないなんて、あんた、それ異常! 変態よ!」

「ええっ、そうなんですか!?」

 ちよは動揺して声をあげる。

「前の学校でも友達はみんなしてたでしょう? その手の話をしたりしなかったの?」

「でも、小学校のころは誰もそんなことしてませんでした」

「はっ――! 純情無垢な小学生なんて、そんなの欺瞞よ。嘘っぱち。あんたは騙されていたのよっ!」

「えええーっ!?」

 指をつきつけられてちよは悲鳴じみた声をあげる。

「じゃあ……私はどうすれば……」

「しょうがないわね。実践あるのみよ。オナニーなんて、代替にすぎないしね。やっぱり本物がいちばん。ちよちゃんはもう高校生なんだから」

「そ……そうですか……」

「ここに幸いロリ属性のオタお兄さんがいる」

 ゆかりは6番テーブルを指差す。脂っぽい感じのお兄さんがジュースをストローで吸いながら、細い目でちよを見つめている。

「お仕事がてら、ちょっとお勉強してきなさい」

「お勉強……ですか」

 その言葉にちよは少し反応する。

「そうよ。これも大事な勉強。水原さんや榊さんに置いていかれていいの? この差はなかなかうまらないわよ」

「わかりました……。がんばります……」

「あ、ちゃんと『ご指名ありがとうございます』ってごあいさつするのよ〜」

 ゆかりの声を背中に受けながら、ちよは緊張をみなぎらせて、テーブルに向かった。

***

「へえ……ちよちゃんって高2なんだぁ。年下に見えるねえ」

 ぷくぷく肥った感じの男が、ちよの肩を抱きながら囁きかける。

 てゆうか、ペンギン着ぐるみには事実上肩はないのだが。

「あのっ……今日はご指名ありがとうございます。いろいろ教えてください」

 律義にちよはあいさつする。

「教えてほしいって、なにを……?」

「ええと……その……」

 ちらりと隣のテーブルに目をやる。左側には神楽が、前には榊が、ななめ右には暦が、それぞれすごいことになっている。

「ああ、みんなとおんなじようにしてほしいんだね?」

 男の顔が近づいてくる。ちよは着ぐるみのなかで身体をちぢこませる。

 舌がでてくる。ぼってりして、白っぽい舌だ。

「してあげるよ、もちろん……」

 その舌がちよの顔をなめまわしはじめる。

「あ……あの……どうして顔を……」

 まるで忠吉さんのようだと思う。ただし、忠吉さんの舌にはいやな匂いはないが、この舌はものすごく臭い。

「かわいいなあ、ちよちゃん。ちっちゃな唇」

 男は笑いながら、ちよの口のまわりを舐めはじめる。それはキスというようなものではなかった。飢えた獣が獲物の味見をしているようなものだ。

「んうっ……」

 ちよは口のなかに男の舌の侵入を感じて鼻の奥でうめく。

 異物感。ぬるぬるとした感触。そして、自分のものではない唾液の味――妙にすっぱい――

 それだけではなく、下半身にも違和感がつたわってきていた。

 着ぐるみの下から男の手が入ってきているのだ。

 そのなかは体操服で、下はブルマーだ。指定のブルマはちよには最適なサイズがないので、子供用のものを穿いている。それでかえって肌にぴっちり貼りついてしまっている。

 そのブルマーの上から――

「んひっ!?」

 ワレメの部分を指でつままれたとは、ちよにはよくわからない。ただ、その部分に圧迫感をおぼえて驚きあわてる。

「ほうら、ちよちゃんのココ、ぷにぷにしてる」

 ブルマごしに亀裂の凹凸を確かめながら男は言い、音をたてて ちよの上唇を吸った。

「ちょっとここ、湿ってきたんじゃない?」

 男は指先をワレメの中に入れて、指の腹でこするようにする。

「くはっ!?」

 ちよは何か異質な感覚におそわれて目の前が一瞬白くなる。布地と粘膜が接触して、そこから電気が走ったようだ。

「気持ちよかった? もっとしてあげるね」

 男の指がせわしく動きはじめる。

「こうやって、オナニーする女の子、多いんだってね?」

 どういうところから仕入れた知識なのかわからないが、男は嬉しそうにレクチャーする。亀裂の谷底を押し広げるようにしながら、その始まりのあたりにあるしこりを狙って指による摩擦をくわえる。

 ちよには、いまもたらされている刺激が、自分の鋭敏なセンサーが下着の布地とこすれあうことによって生まれているのだということがわかっていない。まるで魔法がかかったような気がしている。

「どうして……どうして……こんなに……」

 混乱しつつ、着ぐるみのなかで汗を吹き出させる。蒸れる。その匂いがいつもの汗とは違っていることが自分でもおぼろにわかった。

 学んでいるんだ、ちよは思った。これは授業だ。気持ちのいい勉強なのだ。

 いい点をとらなければ、と優等生の本能が命じる。つまり、もっと気持ちよくなるんだ。

 ちよは腰を不器用にうねらせながら、その部分から伝わる感覚に身をゆだねた。

「おっ、ちよちゃん、飲み込みが早いね。でも、そのままじゃ触りにくいね。そろそろ、着ぐるみ脱ごうか」

「はい」

 ちよは着ぐるみを脱がされた。外気が涼しい。

 と、体操服をまくりあげられ、胸を露出させられる。

 まだスポーツブラさえ不要だが、それでも乳首のまわりはかすかに隆起をはじめている胸だ。

「うわあ、これじゃあ、ミルクは出そうにないなあ……」

 言いつつも、男はその隆起に口をつける。ひと口どころか、半口サイズの胸だ。

 ちゅぱちゅぱ音をたてて吸いはじめる。

「は……あっ……」

 ちよのその部分は、しかし、最近は敏感なのだ。たまに乳首がしこって痛い時さえある。そこを舌で責められると――ふしぎな感じだ。

 舌がちろちろ動き、ちよの乳首を刺激している。

「いっ……た……」

 強く吸われると痛みがはしる。でも、他人の唾に濡れた自分の乳首を見ると――ピンク色で、てらてらしていて、いやらしく見えて――興奮してしまう。

「ちよちゃん、おっぱい気持ちいいんだ?」

 片方の乳首を吸われながら、もう一方のポッチを指でいじくられていると、たしかに身体が熱くなってくる。ちよはうなずいた。

「気持ちいい……です」

「じゃあ、こっちは?」

 また指が下に移動する。ブルマのまたぐりの部分を撫でられる。ぴりぴりと何かがかけめぐる。うずうずするというか、ぞくぞくするというか――なにかがこみあげてくる感じだ。

「そっちも……いいです」

「ちよちゃんってエッチだなあ。感じすぎだよ」

「え……そうなんですか?」

 それってダメなんだろうか? 点数としては低いのだろうか?

「罰として、ちよちゃんのあそこ、見ちゃおうっと」

「あっ、だめっ!」

 なぜだかわからないが、じかにその部分を見られるのは恥ずかしかった。よくわからないが、抵抗しないといけない、そんな気がした。そして、気がつく。

 ――いやがってるふりをしているけど、ほんとはういやじゃない。見られたい。自分のその部分を。

 ――なぜって、ものすごくエッチな感じがするから。

「いやですっ! 見ないでくださいっ……!」

 ちよは抗ってみせる。でも、ブルマとパンツを同時に脱がされるとき、自分で腰を浮かしていた。

「あああっ……」

 ずるずると脱がされる。そして、膝のところまでずらされると、脚を曲げさせられた。おしりがまる見えだ。

 男の声がうわずった。

「見えるよ。見える。ちよちゃんのワレメも、おしりのアナも、ぜんぶ」

「ぜ、ぜんぶですか」

「そう。ワレメがちょっと開いて、かわいいベロが覗いているよ。濡れてるし」

「ぬれて……」

 おしっこを漏らしたときのような脱力感が身体を襲う。羞恥心がどこか壊れた感じで、その部分を見ず知らずの男に見られていることに悦びに似た感覚さえ抱いた。

「ちよちゃんのおまんこ――舐めちゃえ」

 男の顔がちよの股間に近づき、そして、鼻息が当たる。

「あっ、ああっ!」

 あえぎながらも、ちよは自分の足の指が勝手に動くのを奇妙な冷静さで観察していた。どうして、性器を舐められると、そこが動くのか。どこか、神経がつながっているのだろうか――でも、じきにそんなことはどうでもよくなって……

「ちよちゃんのおまんこ、開くよ。ぱっくりと」

 くぱぁっ。

 ちよの胎内にはじめて外気が流れこんでくる。見ず知らずの男にまじまじと見つめられながら。

「きれいだなあ……これがちよちゃんの大事なところかあ……ピンク色で、アナのちょっと奥にひだひだがあって……これが処女膜ってやつなんだ?」

「うあ……っ」

 触られている。よくわからないれけど、あそこの穴をいじられている。ちよは下半身が勝手にうねって、引き絞られるような感じがした。

「あっ、指をしめつけてきたよ、ちよちゃん。中で指が動いているの、わかった? でも、膜は傷つけてないからね――まだ」

 男は笑いながら言った。指をいろいろと動かしているらしい。たぶん、ちよの身体のいちばん過敏な場所に――

「ひっ! そこっ!?」

 ちよは、のけぞった。男の指が魔法のボタンを押してしまったかのように、ちよの身体に無差別な電流がかけめぐった。

「んふう。ちよちゃんのクリ、おっきくなってるよ。充血してる。指でちょっと潰しただけで、すごく感じたみたいだね」

 男は、ちよの膣の中をいじくりながら、クリトリスをも刺激していたのだ。ぽってりと顔を出した先端を上から押したり、下からこすりあげるようにしながら、しかも、膣のなかでは尿道側の壁を引っ掻くようにして――

「あああっ! あっ! おとうさん、た、すけてえっ!」

 思わず悲鳴をあげていた。なにかわけのわからない白い塊が身体のなかで続けざまにはじけて、身体が急上昇をつづけながらぐるぐるぐる――

「もしかして、いま、イっちゃった?」

 気がつくと、見知らぬ男の顔が間近にあった。別の客らしい。最初の男はちよの股間に陣取っている。

 男たちの数が増えていた。ちよの身体に接している者だけで五人いる。あとは、まわりを取り囲むようにして、順番待ちか、見物人らしい。

「いく……?」

 ちよは荒い息をしながら誰ともなしに問うた。自分はいま、どこにいたのだろう。ここではないどこか。浮遊感。陶酔。自分が自分でなくなる感じ。

「あっ……」

 まぶたをぎゅっと閉じる。刺激がまた加えられている。複数の指がちよの股間に入っている。ぺったんこの胸への攻撃も同時に加えられている。

「じゃあ、ちよちゃんのおくちに入れようかな」

 ちよに話しかけてきた男が、ズボンのジッパーをおろした。見たことのないような形のそれが、ちよの目前につきつけられる。

 毒のある茸のような不思議な形状と色だ。先端に刻まれた縦長の穴からは透明な粘液がにじみ出て、玉をつくっている。

「おくち、あけて」

 ちよは榊を見る。榊もそれと同じものをしゃぶっている。よみもそうだ。おいしそうにくわえている。神楽だって、みなも先生だって――

 ちよは唇をひらく。そこに剛直が押しこまれる。あまりの圧迫感にちよは目をしばたたかせる。

 味がどうとかいうより、まずはその質感だ。生きている器官の粘膜の感触や熱、そして脈打つ感覚――

 勝手に涙がでた。

「ちよちゃんのおくち、ちっちゃくてあったかくて、ぬるぬるで、気持ちいいよ。舌を動かしてみてよ」

「んんん……うんん」

 ちよは懸命に舌を動かした。それも技術である以上、習得したいという気持ちがはたらく。優等生の本能のようなものだ。

「ああ……ちよちゃんがぺろぺろしてくれてる。気持ちいい……!」

 男がちよのおさげ髪をつかむ。ちよの顔がかくかくと前後にゆすられる。喉に男根の先端が当たって、えずきそうになる。

「ちよちゃんのアソコ、すげえ――とろとろだ」

 股間の湿った谷間を男たちの指が大きく広げている。ピンク色の襞がいっぱいに開かれて、膣口がまる見えだ。その充血した粘膜の奥の入り口からは、半透明の愛液がぴゅるぴゅると噴きだしている。

「あ〜、もう指だけじゃがまんできねえよ」

 ちよの股間を覗きこんでいた男が自分のペニスを露出させて、しごきたてた。

「入れてえ〜! ねえ、入れていい? いいだろ?」

 亀頭をちよの膣口にこすりつける。穴のサイズに比べて、おとなのペニスは暴力的なまでに大きい。

「んひっ!?」

 さすがにちよも恐怖のあまり身をすくませる。

「おいっ、ずるいぞ、おれも入れてえ」

 ほかの男たちも次々とペニスを露出させる。たちまち、周囲はキノコの山状態だ。

「はいはい、ちょっと待ってね」

 どこからともなくゆかりが割って入り、新しいメニューを男たちに示す。

 男たちは財布から福澤諭吉を複数ずつ掴みだしてゆかりに渡す。

「はいはい毎度〜」

 ゆかりは代金を回収しつつ、ほかのテーブルにも新メニューを届けていく。どのテーブルでも万札が宙を舞った。

「じゃあじゃあ、ちよちゃん、入れるよ……っ!」

 最初の男が屹立したモノをちよの性器にこすりつける。

「ちょっ……ちょっと……まっ……」

 ちよは逃げようとする。勉強は大事だが、それでも心の準備が間に合わない。

 ――ぶちっ!

 なにかが裂けて、衝撃が脳天までつきぬける。

「うあっ! あああっ!」

「はんぶん、入ったよ、ちよちゃん……っ」

 男は荒い息をしながら、ちよの中へ侵入を続けている。ちよの脚は抱えられて、大きく広げさせられているので、入っているところがはっきりと見える。順番待ちの男たちは自ら股間を慰めながら、ちよの破瓜の瞬間を舐めるように観察している。

「いうっ……! いぎぃぃっ!」

 ちよは身体が押しつぶされそうな感覚にさいなまれた。

 異物感がすごい。身体を侵略されている感じがした。灼熱した棍棒で下半身をかきまわされているようなプレッシャーだ。そして、それがちよの胎内の中心部に――届いた。

「ひいいっ! あああああっ!」

「ちよちゃん、当たってるの、わかる? ほうら、ほうら」

 男が腰を動かす。内臓がひきずり出されるような錯覚にちよは惑乱し、悲鳴をもらす。

「ちよちゃんの泣き顔、かわいいっ!」

 ちよの苦悶が男たちの獣欲の炎に油をそそいでしまったのか、男たちは競うようにちよの身体に男根をこすりつけた。

 顔におしつけられたペニスは、ちよの唇を割って中に侵入し、頬の内側の粘膜にこすりつけられた。

 胸にこすりつけられた亀頭は、その鈴口で乳首にキスをせまった。

 小さな掌にむりやり男根を握らせて、しごくように強制する男もいた。

 ちよの小さな身体に何本もの剛直が襲いかかり、一切の容赦なく責めたてる。

「んふううっ! ひんっ! んむむうっ!」

 ちよは、涙と鼻水をたれ流しながら、なんとか呼吸をこころみていた。もはや痛いとか苦しいとかの次元ではなく、ただ――すごい。

 オナニーの経験でさえ――ほとんど――なかったちよが、いきなり投げ込まれたシチュエーションは、まったく想像の埒外だった。ちよの頭はオーバーヒートして、感覚器官さえまともに機能しなくなっていた。

「ちよちゃんのアソコのなか、ぎゅっぎゅっ締めつけてくるよ〜! すげ〜!」

 挿入していた男がうめく。激しく腰を打ちつけている。ちよの恥部からの出血と愛液の漏出は、そのピストン運動の激しさと比例して上昇カーブを描くいっぽうだ。

「ちよちゃんの中に出すよっ! 出すっ! ううううっ!」

 男の身体が痙攣する。びくんびくんと腰を震わせる。

 ちよの胎内に熱いものがひろがって、しみとおっていく。おなかの、いちばん深いところで。

「んむぅっ! んんんんんんんっ!」

 ちよは首を左右に振る。身体がおかしくなる。頭がおかしくなる。壊れてしまう。こころも、からだも。

「出るっ!」

 ちよの口に押しこんでいた男が喉をさらした。放っている。ちよの口のなかにねばねばが撃ちだされる。たまらずペニスを口から追い出すと、射精の続きがちよの顔面に浴びせかけられる。白くてぬるぬるの臭い粘液だ。

「おれもっ!」「ああっ!」

 ちよの身体のあちこちで射精が始まっていた。

 胸にも、おへそにも、掌にも、男の放ったものがまぶされて、ちよの身体は中も外も精液まみれだった。

「はああ……はあ、はあ……」

 ちよはとろんとした目をして、大きく呼吸していた。だらしなく開かれた両脚の間から男のものがずるっと引き抜かれると、ちよ自身の分泌物と精液がブレンドされた白い性汁が糸をひきながら、どぷどぷと零れ出した――

つづく……