浴槽に一子ちゃんを仰向けに浮かせた。首の下に腕を回して支えつつ、お湯にぷかぷか浮いているおっぱいに吸いついた。
ほどよく立ったピンクの乳首は、すこし温度が低いのか、口のなかでつめたく感じた。
なめたり、吸ったり、くわえたり。
もみもみしながら、ねぶったり。
ほどよく大きくて、ものすごく柔らかい一子ちゃんのおっぱいを堪能する。
「ゆ、遊一さん……これって……マッサージです……か?」
「おとなのマッサージ。ペッテイングというんだ。気持ちいい?」
日柳のオッサンにはまけねえぞ。
「は……はい……すごく……浮いてるみたい」
いや、ほんとに浮いてるから。
「これからは、毎日、ペッティングしてあげる。いい?」
「はい……お願いします」
「おれだけだよ? 一子ちゃんにこんなことしていいのは」
乳首をつまんで、軽くねじる。
びくんっと身体を震わせ、一子ちゃんが声を高める。
「あっ! はい! 遊一さんだけ……ですっ」
ごほうびに、ねじっていた指を放してあげる。
ぷるんっと乳房が揺れて、乳首が元にもどる。わあ、さらに長く尖ったぞ。
左右のバランスをとるために、もう一方も同じようにしてあげる。
「あっ、あん!」
「痛かった?」
尖ったところをお口で治療だ。唇をもむもむと動かし吸いあげながら、最後は音をたてて乳首をついばんだ。
「ゆ、遊一さん……そ、それ……」
「気持ちいいんだ?」
「は、はい……」
「もっと気持ちいいとこ、さわってあげるよ」
おれは、一子ちゃんを抱き起こしながら言った。
「ここに座って」
浴槽の縁にすわらせ、左右の膝をつかむと、開かせた。
淡い陰りの下に清楚なワレメがある。
おれはそこを覗きこんだ。
「は……うっ」
視線に耐えかねたか、脚を閉じようとする一子ちゃんの動きを制し、おれはその部分に指を――
両サイドを押さえて、開く。
あらわになる、めくれ出る、さらされる。
宇多方一子の大事な場所。
複雑な形に入り組んだ薔薇の花のようだ。
「ようく、見えるよ」
「遊一さん……そこは……恥ずかしいです」
「もっと見せて」
粘膜をめくるようにして、奥を覗く。
「あ……ああ」
見られていることに昂ぶりを覚えたのか、一子ちゃんのその部分が収縮し、透明な愛液を分泌する。
「どんどん垂れてくるよ」
おれは舌で滴をうけとめた。そのまま、舌の表面を一子ちゃんの聖域におしつける。
「ゆぅ、あ……うっ」
感じてる。すごく感じてる。
おれは一子ちゃんのかわいい声をもっと聞きたくて、その部分を丹念になめた。
ポチンと飛び出した芽の付け根を舌先でくすぐり、下側から吸い立てた。
「あああああっ! そ、それ、だ、だめ、だめですう!」
足をじたばたさせている。浴槽に落ちちゃうぞ。
でも、まあ、強攻撃だけでは一子ちゃんもおれももたないかも。
攻撃目標をお豆さんから、その周辺に移す。
指で、さやの部分をくすぐり、それから、肉のあわせめにもぐりこませる。
ぬるぬるのその部分はおれの指をつるんと飲み込んだ。
「あ……?」
不思議そうな一子ちゃんの声。その部分に異物を受け入れることに慣れていないのだろう。感じ方もわからないに違いない。
おれは指を動かした。抜き差しするように、かきまわすように、マッサージするように。
「ゆ……ゆういちさん……なんか……うっ」
一子ちゃんがキュッと締めてくる。そうそれ。
「もっと、絞ってごらん」
おれは、指を締めつけてくる器官の圧力を楽しみながら指導する。
「は、い……んん」
頑張ってる、頑張ってる。
でも。
ちゅぽん。
「抜けたよ。もう一度」
「はい」
今度は深めに――ずぬっ、と。
「あふっ!」
ぐるぐる指でかきまぜながら、じょじょに抜いてゆく。
「締めて」
「はく……っ」
きゅんきゅんくるぞ。一カ所だけじゃない。三段締めっぽい。
うむ、これは鍛えがいがありそうだ。
などと、処女の筒調教をしている場合じゃない。
おれの方がもう限界だ。張り詰めて、痛いくらい。
自分でいうのもなんだが、「おれのって、こんなに大きくなるんだ、すげー」というくらいになっている。
一子ちゃんもそれに気づいたようだ。
「ゆ、ゆういちさん、それ……」
おびえを含んだ声。
「病気が、そこまで悪化してるなんて……」
あ、そうか。一子ちゃんは男のコレがでかくなるのは病気だと思ってるんだっけ。
ちゃんと教えないとな……。でないと、ほかの男がボッキしたのも病気だと思ってボランティア精神を発揮しちまうかもしれない。日柳じじい相手でさえ、あそこまで許しちゃうくらいだしな……
よし。
「一子ちゃん、これ、見て」
おれはイチモツを一子ちゃんの目の前に突きつけた。
「あ、はい。毒を吸い出すんですよね」
ある意味慣れた手つきでおれのペニスを握り、コスコスする。
うわ。巧い。
でも、これを教えたのはおれなんだよ。意味のわかってない一子ちゃんをだまして。
一子ちゃんの唇がおれをつつむ。
亀頭のくびれを唇で締めつけて、チュウチュウと。効くなあ、それ、効くよ。ゾクゾクする。
丹念に一子ちゃんがご奉仕してくれる。おれの反応を上目遣いに確かめつつ、舌を絶えず動かしている。指は睾丸をやわやわと。そして、前立腺のあたりをマッサージ……
これが15歳、処女のテクニックかよ! カネとれるよ! つーか、一財産築けるって。
「ゆういちさん……ここはどうですか?」
指をすべらせて、おれの肛門を撫でてくれる。くおおっ! それ弱い! おれダメになる! でも、入れないでね、クセになったらアレだから。
「さらに腫れちゃいました……大丈夫ですか?」
おれは荒い息でうなずくことしかできない。久しぶりのせいか、一子ちゃんてば、おれが教えたことを全部やってくれてる。
「んっ……そろそろ……膿が……出る頃……」
舌を伸ばして鈴口を舐めあげながら、おれを握って上下に動かす。
だ、だめだって! 出るっ!
びゅくっ!
腰が跳ねる。一子ちゃんはその瞬間、おれを口に受け入れていた。おれの腰に手を回して、飲み込んでくれる。それどころか、吸い上げてくれている。
びゅるびゅるびゅるるっ!
加速度を増した精液が尿道を摩擦しながら駆け抜けてゆく。すさまじい快感だ。魂まで抜かれる――
「うくっ……んく……」
一子ちゃんが目を閉じて、喉を幾度も上下させている。おれの精液を飲んでいるのだ。
「むぶ……う……っ」
軽くむせる一子ちゃん。飲みきれなかった精液が口からこぼれだす。
だが、それを手で受けた一子ちゃんは満足そうに笑った。
「膿……すごくいっぱい出ましたよ……楽になりましたか?」
目がキラキラしている。童女のような清らかな瞳だ。
だ……だめだ。
もうだませない。
「一子ちゃん、うそついてごめん。これ、病気じゃないんだ」
「え?」
ものすごく意外そうな顔。ポカーンとしている。
「チンチンが大きくなるのは膿がたまったせいじゃなくて、それは、おれが一子ちゃんとエッチしたいっていう気持ちになってるってことなんだ。その……男の助平心の塊というか……」
「え、えっち……ですか……?」
一子ちゃんの顔がいまさらながら赤くなる。
「ほら、この白くてネバネバしたのが精液っていって、赤ちゃんの素なんだ。女の子のココに――」
おれは、一子ちゃんのあそこに指をあてた。
「オチンチンをいれて、赤ちゃんの素をかけるんだ。そうしたら――」
「おかあさんに、なるんですね」
ずばり言い当てた。うお、一子ちゃん、思ったほどアホじゃない――なんか、ほめかた間違ってるような気もするが。
「遊一さんは、わたしに……それ……したいですか?」
首をかしげて訊いてくる。
したい。
すっげーしたい。
めちゃくちゃしたい。
つーか、もう半立ちまで回復してる。
「いいですよ……」
一子ちゃんが言った。
え、マジ?
「ゆ、遊一さんに、おとなにしていただきたいな……って、子供のころから思ってました。ほんとです。小学校の卒業文集にもそう書きました」
書くなよそんなの! おれが捕まるだろ!
「なぜか、先生に直されてしまいましたけど」
ほっ、よかった。だが、その先生も困ったろうな。
「おとなにしていただくどころか、おかあさんになれるなんて、かなりお得ですし……」
おーい、その価値観おかしいぞー。
でも、一子ちゃん、オッケーなんだよな、おれのこと……
うれしいけど、複雑だ。
おれは、一子ちゃんにふさわしいのかな。
わりと鬼畜だし、節操ないし、しかも財宝ねらってるし。
――いかん、ふさわしいどころ騒ぎじゃねえ。
でも、そのへん修正すると、おれという人格を完全削除しないといけないじゃん。
そんなことできるのか……?
やっぱり、一ちゃんとはここまでの関係にとどめておくべきだろう。一子ちゃんのためにも――おれのためにも――
「遊一さん」
一子ちゃんが脚を開いた。ごく自然に。
「一子に、して、ください……」
逡巡解消。
する。
大好きな女の子と裸で向き合っていて、「してもいい」って言われたのにしなかったら、男に生まれた意味がない。
責任とか義務なんて後からついいてくる。倫理も同じ。人の生き方に絶対の正解なんてない。
すくなくとも、今のおれはそう思える。
ようするに、一子ちゃんを幸せにすればいいんだ。命懸けで。
するよ。結果はわからないけど、一子ちゃんのこと、大好きだから――
おれは彼女を抱き締めた。
その柔らかさ、心地よい重み、温かさを感じるだけで、股間はもう張りつめている。すぐでもできる。何度でもできる。
「ここで……いい?」
洗い場の簀子の上って、初体験の場所としてどうなんだろう。あまりいいことないよな。でも。
「どこでもかまいません……!」
一子ちゃんがしがみついてくる。
「遊一さん……わたし……好きです!」
押し当てられる胸が熱い。指で股間に触れるとそこもすごいことになってる。
ぐちゅぐちゅのびろびろだ。処女でもこれなら入る。
おれはもう迷わない。
一子ちゃんを簀子に横たえ、腿を開かせる。
白い肌が上気して、さらに、肉の亀裂は充血して命の色そのもの。濡れて、あふれて、おれを差し招いている。
何度も夢見た一子ちゃんとの――
ああ、もうなにも考えられね。
ビンビンのペニスをあてがって、こう、ぐいっと。
当てて。
熱いその部分にもぐらせて――
は、い、る……っ!
「おねーちゃん、いつまでお風呂はいってんのぉ!?」
美耶子の声だ。脱衣所にいるらしい。ガラス戸に姿が映っている。
おいっ! このタイミングでそれはないだろ、美耶子! (次回、覚えてろよ……)
「みんな、おなかペコペコだよお、晩ごはんまだー!? 一子おねーちゃん!」
「あ、ごめんなさい、いますぐ」
一子ちゃんが長女の顔に戻って起き直る。妹たちがらみになると、一子ちゃんは選択肢なしなんだよなぁ。
「あとさ、遊一もいるんでしょ」
へ?
「脱いだ服でわかってるんだよ、ゆーいち」
そりゃそうか。
美耶子の声が低くなる。
「いっとくけど、一子おねーちゃんに手ぇ出したら殺すよ。これ、妹たち共通意見だから」
「――つーか、いま殺したい」
スレンダーなシルエットがガラス戸越しに浮かぶ。気恵か。おい、指バキバキ鳴らすな、関節ふとくなんぞ。
「おにいちゃん……だめ」
ちょっと丸いシルエットは苑子か。おまえまで……!
「呪います……召喚開始」
影の輪郭がぶれてるのは珠子か!? おい、火の玉でてる! でてるって! うわ、浴室の温度いま下がったよ!
「とにかく、一子おねーちゃんは、宇多方家の跡継ぎで、あたしたち姉妹のモノだから! 独り占めは絶対にさせないから!」
美耶子が締める。くわ〜、こええ〜。
まさか、妹たちが結託して、お邪魔虫になるとは。
こ、これは、各個撃破しかないか……
「それはそれとして、お夕飯にしますね。遊一さんもお腹おすきでしょう?」
状況の緊迫度とは無縁のゆるゆるぶりで、一子ちゃんが言う。もう、大人のお勉強のことは忘却の彼方らしい。
ま、いいか。
「一子ちゃん、これからも、一緒にお風呂に入ってくれる?」
「はい! よろこんで!」
この答えでとりあえずは満足しよう。
うん。
んーと。
蛇足だとわかってるけど、付けくわえとく。
一子ちゃんが……恋人になってしまった。