うたかたの天使たち おまけノート

気恵くんのリングネームについて


 すまんな。趣味の時間だ。

「気恵のワールドプロレスリング」で、気恵くんがプロレスラーとしてデビューをした後の話をいきなりやってしまったが、シリーズを最初から追っている読者には、「レディ・リンクスぅ? なんじゃそりゃあ!」となったことと思う。(そんな人いないって分かっているけれど、一応、ね)

 そんなわけで、気恵くんがレディ・リンクスになるまでの流れを説明しよう。

 気恵くんのプロレスラーとしてのデビュー戦は、「秋風のクロッシングロード」でお話ししたとおりで、練習生になっていたプロレス団体の試合を見に行った際に、なりゆきでリングに立ったのが最初だった。

 続いて「真冬のファンタジスタ」では、訪れた温泉ホテルで、世界的なプロレス団体(当時)のWWEXYZの興業に招待された。だが、それはXYZのCEO、ヴァンス・マクガバンの陰謀で、気恵くんは言葉巧みにリングに招かれる。そこで、気恵くんとおれは、世界的なプロレスラー、HHHHとアンダーファッカーとのミックスドタッグマッチを戦うことになったのだ。

 そして、まだ、お話しする機会が来てはいないが、東京ドームでのプロレスイベントでも気恵くんはリングに上がることになり、この時初めて、全国に中継されながら試合をすることになった。ここで気恵くんは男子レスラー相手に歴史的大勝利をあげる。と同時に、前代未聞の「放送事故」の当事者となり、結果、日本のプロレス業界に大規模な地殻変動が起こった……

 それまでは、あくまでも素人、デビュー前の練習生という立場での飛び入り参加だったが、ドーム大会の後、レスラーと受験生との二足のわらじを履くことを決めた気恵くんは、日本プロレス界の地殻変動によって生まれた新団体・XDX(エクストリーム・デンジャラス・エクスプロージョン)と正式契約を結んだ。

 そして誕生したのが「謎の覆面JCレスラー・レディ・リンクス」なのだ。


レディ・リンクス

 覆面を被ったのは、一応、気恵くんは受験生なので、内申書を慮ったということがある。(気恵くんの志望校は名門お嬢さま学校なのだ)

 とはいえ、プロレスファンはその正体が宇多方気恵であることを知っている。東京ドーム大会でプロレスの概念を覆す、とてつもない「放送事故」を起こして以来、気恵くんの動向はプロレスファンの関心を集めてやまないからだ。

 日本のプロレス界に地殻変動をもたらしただけではなく、噂によれば、世界的プロレス団体XYZを壊滅させ、ヴァンス・マクガバンを引退に追い込んだのも気恵くんの仕業だとされているほどだ。(まあ、事実だが)

 かくして、レディ・リンクスの快進撃が始まった!


◆レディ・リンクスのスペック

 身長:170センチくらい(成長中)

 体重:山猫9匹分(推定)

 B:80 W:59 H:84

 得意技:シャイニングウィザード、シューティングスタープレス、他

 ファイトスタイル:打撃を中心とした格闘技スタイルと、空中戦で魅せるルチャスタイルの融合。

 秘密:下腹部に聖なるシンボルが描かれており、ピンチになるとそれが光ってパワーアップする(という設定)

    たてがみのような後ろ髪はエクステである。

 戦績:デビュー以来、破竹の連勝中!


「南国のパラダイムシフト」では大逆転で勝利し、連勝を続けたものの、もちろん、「負けてしまった」世界線も存在する。

 レディ・リンクスが敗れてしまったことから、気恵くんがヒールターンし、誕生したのが、漆黒の花嫁(ダークブライド)ブラック・ケイオスだ!


ブラック・ケイオス


 漆黒の花嫁(ダークブライド) ブラック・ケイオスは、レディ・リンクスの悪堕ちした姿だ。レディ・リンクスの連勝が途絶えたことがきっかけで誕生した。

 試合に敗れ、リング上で敵味方関係なくレスラーたちに輪姦されたとき、レディ・リンクスの魂は漆黒に塗りつぶされた。

「どんなに正義のプロレスを貫いても、負けて輪姦(マワ)されているんじゃ意味がない!」

 そして、リンクスは叫んだ。

「犯される前に犯してやる!」

 そして生まれた人格がブラック・ケイオスだ。

 正統派のレディ・リンクスとは異なり、悪逆非道のファイトスタイルが売りで、そのコスチュームも過激だ。というか、ほとんど裸である。

 正規軍のイケメンレスラーに襲いかかり、反則攻撃・凶器攻撃を繰り返し、抵抗が弱まるとチンポを舐めしゃぶり、辱めを与えつつ射精寸前まで追い込む。

 まあ、毎回、返り討ちに遭って、正規軍レスラーたちに輪姦されてしまうのだが、そこまでが様式美だ。

 

◆ブラック・ケイオスのスペック

 身長、体重、BWHはレディ・リンクスと同一(そりゃそうだ)

 得意技:筋肉バスター、卍固め

 ファイトスタイル:基本的には反則攻撃、凶器攻撃が中心だが、時にパワー系の必殺技も繰り出す。

 レディ・リンクスがスピード系なら、ブラック・ケイオスはパワー系、とファイトスタイルは対照的である。

 全身に邪悪な淫紋が描かれており、悪のパワーがたまると、淫紋が光るというギミックがある。(蛍光塗料を塗っているだけだが)

「ブラック・ケイオスには「中二病」というギミックもあり、漆黒の花嫁(ダーク・ブライド)」という二つ名も自分でつけたもの。黒いウェディングベールを被っているのも花嫁風の装いである。

 ツインテールはもちろんエクステ(これをつけないと、ブラック・ケイオスにはなれないと気恵くんは語っている。逆に、つけた瞬間、エロくなる)


リングに上がったら、まずジッパーを下げておまんこを観客に見せつけるのがブラック・ケイオスのルーティーンだ!
「どうだ、オマエら! 入れたいだろー!?」
観客:入れたいー!
「入れさせてやーんね! オマエらそこでセンズリでもしてな!」

ファイトスタイルはラフ&パワー系!(やられ役がリンクスなのは仕様です)

必殺の筋肉バスターが炸裂! でも男レスラー相手だと、この後、かならず逆転されます!


ヒールに対しては、避妊具なしで中出しし放題! これがXDXスタイルだ!
「ちょ、まっ! 今日は、今日はヤバイ日なんだよぉおおお!」
ケイオスが泣こうが喚こうが種付けセックスは終わらない!



今日もよってたかって「わからせ」られたケイオスちゃん
次のシリーズまでに妊娠してないといいけど……

ヒールターンして、さらに人気がアップした気恵くんなのでした!

おまけのおしまい!