「だってではない。まったく、こんなに濡らしおって。お前の家庭ではどういう教育をしておったのだ?」
指を動かしながら山椎は言う。第二関節まで潜っている。透明な液が智子の性器から分泌し、跳び箱のキャンバスの上にしみをつくっている。
山椎、深く抉るように指を差し入れる。智子の眉根がきゅっとすぼめられる。
「先生……いたい」
「ふん、処女ぶりおって。どうせもう何度も男のモノを喰わえ込んでいるくせに」
「そんなこと……あたし、していません」
「どうだかわかるもんか。最近の若い女は処女のふりをするのがうまいからな。そうやって自分を高く売ろうという肚だ。許せん!」
山椎は今度は人差し指と中指を揃えて、智子の中に突き入れる。
「い……いたいっ!」
悲鳴をあげる智子。山椎、指を抜く。血がついているのを見る。
「ほう? これは今時珍しい処女じゃないか。もう絶滅したかと思っていたのに。どうだ、滑縄の幻影、お前の憧れの彼女はまだ処女だったんだぜ」
「はあ、感無量です」
「ときに滑縄の幻影、お前は童貞だろ」
「ええ、まあ」
「じゃあ、俺が女のやり方を教えてやる。なんといったって俺は教師だからな、責任感が疼くんだ。本来なら授業料を貰うところだが、幻からはかねはとれんからな」
「ですが、先生。ぼくは智子ちゃんに憧れているんです。ぜひ、彼女の初めての男になりたいんですが」
「莫迦やろう、十年早いんだよ! 俺がやるのを見て勉強しろ。後でこの橿原の幻影を貸してやるから、それで練習すりゃあ本番はバッチリだ」
「はあ……」
滑縄はしぶしぶうなずく。
「じゃいくぜ、橿原の幻影。股を開け」
「やめっ! やめてくださいっ!」
「ぐしょぐしょにオ*ンコ濡らしているくせにかわいこぶるんじゃねえの」
「先生、少々下品な言葉遣いのようですが」
「ばか、これはな、相手を興奮させるためにわざと下品に言うんだ。おつにすましていてもセックスは面白くないの。とことん下品にやるから気持ちいいんじゃねえか」
「なるほど、さすがは先生だなあ」
滑縄は感心する。山椎はジャージのズボンをずらし、デカパンから太くて黒いペニスをひっぱりだした。そして智子の太腿を押し開き、のしかかる。
「いやいや! おかあさーん!」
泣き喚く智子。山椎サディスティックに笑う。
「泣け泣け! 幻がいくら泣こうが誰にも聞こえるもんか! ま、俺のチンポを突っ込まれりゃ、気持ち良くてよがり狂うことになるだろうがな」
「先生、いまいち意味が繋がっていないようですが」
「雰囲気を感じなさい」
「はあ」
「いくぞ、橿原。お前のオ*ンコにグサッといくぜ」
山椎の黒い逸物が、智子の白い丘の縦割れ部分に食い込む。