超世紀莫迦1,000,000アクセス達成記念作品
MA−YU 外伝
待ちなが 或いは まゆのドキドキ面接パニック!

***

「まゆ……気持ちいい?」

「ん……うん……いい……」

 良明は少女の身体を愛撫しながら、感慨に浸っている。

 まゆの言葉ではないが――もうすぐまゆは小学生ではなくなるのだ。小学生のまゆを抱けるのは――抱くことを自らに許すのは――あと何回くらいなのだろう。

 ひとくちにおさまってしまうほどの未成熟な胸も――少年っぽささえ感じさせるしなやかな腰も――恥毛のかげりさえない幼い亀裂も――変わっていくのだ。

 その変化を見守っていたい。だれよりも近い場所で。

 そして、時に、まゆの成長を阻害せず、自らの良心にもとることもない機会があれば、こうして、その肉体と触れあいたい。

 ほんとうは、毎日でも抱きたい。まゆが欲しがっているのも知っている。

 でも、そうしたら――溺れてしまう。良明自身が、まゆという海に。

 ふだんは制御しているのだ。抑圧しているといっていい。それは拷問に近い。

 だから、その箍がいったん外れてしまうと、欲望が弾けてしまうのだ。

 まゆの唇を吸い、舌をからめとる。苦しそうな鼻息さえ愛らしい。

 乳房と呼ぶには頼りないふくらみをこね、押しつぶし、乳首を指先でいじめる。

 へそをくすぐり、下腹部のスロープをすべり降りたあと、ポイントをずらして太股にワープして、その感触を思うがままに堪能する。

 すべての場所に触りたい。キスしたい。

 でも、一番心ひかれる場所は――後回しだ。美味しいものは最後まで取っておくのが良明のくせなのだ。

 まゆが荒い息の合間に訴える。

「おにい……ちゃ……いじ……わる……しないで……」

「意地悪なんかしてないよ。こんなにかわいがってるだろ?」

 いじめっこを自覚しながら、良明は太股から腰、脇腹と撫であげる。脇腹はまゆの感じる場所だ。

「ふううん……そこもいい……いいけど、べつのとこもぉ」

「べつのところって? おでこか?」

 前髪をなでつけて、額を露出させる。そこに唇をつけて音を鳴らす。

「もお……ち、が、う。どうして、それ言わせようとするかなあ」

「まゆの声で聞きたいから。言って」

「んもお……まゆの、あそこ……触って……」

「ここ?」

 良明は少女の開かれた股間に指を入れる。

「そこはおしりだよう。もおっ」

「ここも好きなくせに」

 良明は指を動かす。ぴっちりとした穴だ。入口のあたりをほじる。

「んっ、ん……好き……だけど……今日は前でちゃんとしてほしいの。ひさしぶりなんだもん」

「じゃあ、はっきり言いなさい」

 まゆは観念したようだ。すね顔ながらも、目尻に涙を浮かべている。これは嫌悪でも悲しみでもなく――興奮の極みに少女があることを意味している。

「おにいちゃん、まゆの……おまんこ……いじって……」

「よく言えました」

 良明は待望の場所にようやくたどり着いた。

 すでにたっぷりと蜜をたたえた亀裂は、水量ゆたかな峡谷のようだ。指をすべらせるだけで、液体が飛沫になる。くちゅくちゅだ。

「ああっ、気持ちっ……いい! おにいちゃんの指、すごく気持ちいいよ」

 声をあげながら、良明にしがみついてくる。

「一番いいのはここなんだろ?」

 ささやきながら、まゆの亀裂の始まりの部位にある突起を人差し指の頭でつつく。

 まゆはもはや言葉を出せず、無言でうんうんとうなずきながら、良明の身体に巻きつけた腕に力をこめる。

「指、入れてあげる」

 クリトリスを刺激しながら、中指をまゆの中に沈めていく。指にひだがまとわりついてくる感触。まゆの特別な場所だ。熱くて、きつくて、ぬるぬるしている。

「んふぅ――んう……」

 まゆが鼻を鳴らしている。まぶたを閉ざして、肌をピンクに染めて、唇をかみしめている。絶頂が近いように見える。指を入れられただけで達してしまうほどに――飢えていたのだろうか。

「まゆ、指でいかせてあげようか?」

「だ……め……オチ……チン……おにいちゃんの……入れないと、だめ……」

 まゆが涙声で言う。

「ひとつに……なりたいの……」

「わかった――入れるよ」

 良明は身体を入れ替えて、まゆの上に乗った。少女の太股をかかえ、局部同士を合わせる。

 挿入は、今でもすんなりとはいかない。

 充分に潤っていても、まゆの入り口はおとなの女性のサイズとは違うのだ。

 たがいに覚悟が必要だ。

「行くよ」

「うん、きて……きて……」

 良明は腰を進める。まゆの入り口が絞られる。それでも、ひるまず進まなければ、挿入できない。

「ん……ふ……うぅ」

 少女はうめきながら、ゆっくりと呼吸している。

 一方、良明の呼吸は浅く早い。

「まゆの中、すごくきついよ……」

「ひさしぶりだから……かな?」

「わからない……けど……すごい……」

 良明はまゆの中に潜っていく。何度となく体験しているのにやっぱり衝撃を感じてしまう。まゆのその部分は、その姿からは想像できない深さと豊かさを秘めているのだ。

 湿潤で、複雑で、脈動している。

 たちまち弾けてしまいそうになる自分自身を抑えて、良明は腰を動かした。まゆのためだ。

「んっ、んっ、んっ」

 まゆの身体が良明の動きに合わせて揺れている。

「おにいちゃんのが……入ってる……うれしいよぉ」

「おれも、うれしい……」

 良明はより深く、よく強く、まゆの中に没入していった。

 粘膜同士をこすりあわせると、どうしてこんなにも心地よいんだろう。きっと、なにかを掛けあってるんだ。足し算じゃない。

 自分自身をよりよいものにし、相手も高めていく、そんな秘密があるんだ。

 良明はまゆの身体を、その存在そのものをこの上なく愛しいものに感じながら、最後の階梯を三段抜かしくらいで駆けあがっていく。

 まゆもだ。

「だめっ、だめっ! おにいちゃん、おにいちゃん、まゆ、まゆ、もうだめだよっ!」

 激しく身体を振動させながら、まゆが必死に抱きついてくる。良明は腰の動きに最後の変化をつけながら、まゆの胎内の一番感じる部分に肉茎が当たるようにイメージする。こすりつける。

「だめぇっ! だっ……! いっ……いくっ! いくううううっ!」

 まゆの懸命な表情がそのまま天使のそれになる。

 この少女の最も美しい表情――それを見ながら、良明も達していた。

 射精している。少女の子宮をたっぷり満たすほどに――ゴムの皮膜が遮らなければ。

 ふたり、しばらく動かずに抱きしめあっていた。

 ややあって、良明は身体を離し、そろそろと後始末をはじめる。

「……おにいちゃん、スキンしてくれてたの?」

 忘我の瞬間から帰還したまゆが良明を見あげて訊く。

「当たり前だろ、んなこと」

「ありがとう……まゆのこと、考えてくれてるんだね」

 まゆは自分から唇を寄せて、良明にキスした。

「そりゃあ……だな」

 良明はどきまぎする。

「だけど、中に出してもらったほうがもっと気持ちいいの。あったかいのが、おなかにしみわたるようで……。まゆ、基礎体温はかろうかな……」

「ばーか。オギノ式やってる小学生なんかいないぞ」

「もうすぐ中学生だもん」

「中学生でも、いないだろ、ふつう」

 良明は少女のほっぺたを突っついてから、起き直った。

「じゃ、ケーキ食おうか」

「うん。一時休憩」

「おいおい、ほんとにもう一回やる気か?」

「もちろん!」

 めげる良明に12歳の少女は無邪気にしなだれかかる。

「今夜は百万回、いかせてね」

おわり

ぐわーなんじゃこりゃ。