あとがき

 おしまい〜です。

 思ったよりも長くなってしまいました。最後までおつきあいいただけた方はいらっしゃるのでしょうか? だとすれば果報なことだと思います。

 いろいろな積み残しというか、ぼかしてしまったところが多々ある終わり方だったので、「ハァ?」とか思われる向きも多いかもしれませんが、すべてうづきの力不足です。すみません。

 この話のネタは、むろん、第一話を書きはじめる時にすでに頭のなかにはあったのですが、細部は全然詰めてなくて、おかげさまで書き進むうちにどんどん矛盾が蓄積してしまいました。

 特に、調子にのって真由美をいじめすぎたせいで、当初考えていたようには終われませんでした。

 なにせ、最初は「寸どめ」に近かったですからね、真由美は。むろん、やられることはやられるんですが、心までは折れないハズだったので……。でも、それじゃあエロくないだろうと考えてああしたんですが、ラストがそのぶん奇妙になってしまいました。ま、言い訳です。

 それに、沙世も計算外……。もともとは沙世は後半チョイ役でしかなかったのですが、魔がさして、当初美琴がつくはずだったポジション(やられ役その2)にコンバート。すると、おまけとして色事オヤジもついてきてしまいました。もう終わらない終わらない。当初の予定よりもずいぶん濡れ場も増えて(ちゅーか沙世んところはまるまる追加)、なにがなんだかわけわかんなくなってしまいました。

 まあ、濡れ場が増量できたのは、うづきの主旨としてはよかったような気もします。実際のところは読んでくださったみなさんにとって「どうだったか」に尽きますが。

 あらためて、ひとつの話に決着をつけるってのはたいへんだなあ、と痛感しました。

 とにもかくにも長い間のご愛読、まことにありがとうございました。(2002/5/4)

 あと、いちおうこのお話はこれで完結ですが、おまけをつけました。りょーじょく好きで、すかーとっろ系に耐性がある方向けですが、よろしければどうぞ。

おまけ:もうひとつのエピローグ