がくえん おうじゃ
学園王者2
〜真奈の異常な漂流〜
裏九回 征服(承前) 

16S

 真奈は、ふだん眠るのに使っている柔らかい草の寝台に横たわり、腕をばんざいするようにしていた。

 どういうわけか、蔦で手首が縛られているのだが、本人には自覚がない。彼女が朦朧としているうちに、シンダラーが器用にも手さぐりで結わえてしまったのだ。

「さてー、マーナ、べんきょーさせていただくーです」

 目隠しをしたシンダラーはまじめくさった口調で、まずは真奈のあばらのあたりにふれた。

「ふあ」

 そこも気持ちいいのだ。シンダラーは手探りで、真奈の脇腹から胸のふくらみにかけての部分をマッサージする。

「ヨーガのしゅぎょーが役にたちまーす」

 言いつつ、胸の位置に見当をつけたようだ。指で乳首を発見する。

 ピンク色の真奈の乳首は小指の先ほどまでに勃起している。

「いただきまーす」

 シンダラーは真奈におおいかぶさり、指で位置を確認した乳首にむしゃぶりつく。

「はあんっ」

 真奈の両のふくらみの先端を交互にシンダラーはすすった。

 先端を唇ではさみ、それから吸いこむ。舌をつかって表面をさぐる。そして、リズミカルに転がして刺激をあたえる。

「おいしーのでーす。おいしーのでーす。マーナのオパーイは最高でーす」

「やあん、はあっ、ふうんっ」

 真奈はもがくが、両手の自由もきかない。第一、初めてのペッティングを、ここまで念入りにやられたら、理性も飛んでしまう。

 さっきから、膝をこすりあわせている。無意識の動きだ。

 膝が当たるところから、シンダラーも気づいたようだ。

「そーだ、マーナ、こっちも、勉強させーてくださーい。ああ、見ません見ません、触るだけでーす」

 シンダラーの右手が真奈の胸からお腹に移動し、そして腿にとぶ。このへんは見なくてもだいたい位置関係はわかる。そして、ゆっくりと腿を這いのぼっていく。

「いやっ、だめっ」

 残りわずかな理性が拒否の声をあげさせる。そこに触れられたら――

 くち。

「あ……あ……」

 くち、くち、くち。

 粘液っぽい音だ。シンダラーの指がパンティの股間の布に触れている。

「ぬのーじをとおーして、ねちょねちょが指につきますでーす。まさーに女体の神秘でーす」

「そんな……あ……」

 乳房への唇の攻撃は続いている。そればかりではなく、布ごしながら秘部への指による攻撃が加わった。

「はー、はー……」

 シンダラーの胸への責めがやんだ。真奈は大きく胸を上下させる。乳首が完全に充血し、屹立している。その色は、シンダラーにはわからない。そして、半ば唇をひらいた真奈の上気した表情も見られない。不幸というべきだろうか。

「オパーイはだいたい理解しましーた。つぎーは、ココでーす」

 シンダラーは研究者の貪欲さで次なる対象をさだめた。

 さっきから指で調べ続けていた箇所だ。

 真奈の身体に触れながら、慎重に身体の位置をかえる。

 横たわった真奈の下半身の方に頭を向け、両脚の間に真奈のカオをはさむ格好になる。別にシンダラーに他意はないらしい。そうしたほうが、真奈の下半身を調べやすいと思ったようだ。

 手探りで、真奈の股間を覆う布を確認する。そこは、ひそかに洗濯はしたとはいえ、ここ数日の大半の時間、真奈の股間にはりついていたために、シミや汚れがついている。そればかりか、いまは真奈が分泌した粘液をたっぷりすいこんでいる。

 顔を近づける。大きな鼻孔がひらき、深々と息をすいこむ。

「むーん、ナイススメルでーす。これーぞ、青春のカオリでーす。見えなくとも、ココがどんな状態か、容易に判断できまーす」

 シンダラーは、真奈のパンティの股ぐりの部分を舐めはじめた。

「じぃ〜ん。おいしーのでーす。あらゆる珍味のなかでもサイコーなのでーす」

 じゅじゅっ、としゃぶってさえいる。

 真奈はといえば、初めて股間を舐められている瞬間にもかかわらず、頭上にせまる巨大なシンダラーのふくらみに顔を圧迫されて、呼吸もままならない。

「ちょくせーつ、なめたいでーす」

 シンダラーは、じゅくじゅくの真奈のパンティをずらしていく。

「見たいでーす、マーナのオマンコー、みたいでーす。でも、がまんするでーす。触って、舐めるだけにするでーす」

 完全にあらわになった真奈の股間に、シンダラーは指と舌を這わせた。

「おーっ、マーナのあそこ、ふっくらしていて、とてもジューシーでーす。これーが、マーナのヴァージンなオマンコー、ですーか!」

 谷間を指でこすり、左右にひろげる。その亀裂の底に長い舌をのばしていく。

「ここが入り口でーす。舌でもわかりまーす。このーオークにマーナの処女マークがあるのでーすねー! あー、見たいデース、マーナの処女マーク、この目に焼きつけたいでーす」

 真奈は首を横に振る。それだけはダメ。ダメだ。

「……見ちゃ、ダメ……」

「えー、でーも、それだーと、マーナの処女マークがどーなっているのーか、わかりーませーん」

「だって……鼻血が……」

「わたーしはマーナのオマンコーを見ることができれーば、鼻血ブーで死んでもいいでーす」

「いけない……死んじゃだめ、シンダラーさん……」

 真奈はもう自分がどういう状況にいるのか、何を言っているのか、よくわからない。でも、とにかくふわふわしていて、ドキドキしていて、そして、シンダラーが「見て」はいけない、ということだけが確かなことだった。

「しかたないでーす」

 シンダラーは肩をおとした。

「だったーら、チンポーを入れるだけにしまーす。それなら、いーですかー?」

 見ないなら……

「うん」

「入れていーんですーね?」

 シンダラーが念をおす。

「入れて、いい、よ」

 真奈は答えた。

つづくッ!