2(承前1)

 柔らかい身体の感触とともに、17歳の体臭を胸一杯に吸い込む。食べ頃のチーズを少しだけ想起させる、クリーミィな香りだ。

「あっ……だめですう、こんなところで……それに、身体洗ってないですしぃ」

 エミィが身体をくねらせる。けっして厭がってないところがさすがだ。

 考えてみれば、エミィの処女を破ってからまだひと月足らずだってのに――そうなの! この世界ではそういう時間経過なの!――こいつの身体の出来上がりようったら、ないよな。

 感じやすくて濡れっぷりも抜群、さらには苛めてもOK。いい声で鳴いてくれる。身体も柔らかいから、少々無茶な体位でもこなすし、むろん、アソコの具合もバッチリだ。おしりでもイケるし、フェラも上達した。このあいだなんざ、耳の穴をなめながら、いやらしい言葉を囁いただけで昇天してしまった。

 スカトロとかはまだ試してないが、こいつならやるね! あっちの世界にまで突き抜けちまうだろうな。

 まあ、それはともかく。

 おれは、エミィが着けている「いかにも魔道士っぽいローブ」の合わせ目に手を突っ込んだ。ローブの下は司書の制服だったという紺のジャケットとロングスカートだ。動きにくそーだったので、先日スリットを入れてやった。そのおかげで楽々ふとももをなでなでできる。まあ、スカートを裂いたとき、エミィがなかなか泣きやまなかったのには困ったが。「初めてのお給料で買ったいっちょうらがだいなしですぅ」とかゆって。

 その後、さんざん突っ込んで、黙らせてやったがな。

 などと回想しつつ、おれの指はエメロンのふとももを這いのぼり、汗でむわんとした領域に達する。

「あん……うふぅ……いけませんよう……もお……」

 エメロンが耳たぶまで赤くし、いやいやするように首を振る。

 下着ごしにでもわかる。もう潤いはじめてやがる。

 潤みの中心のやや上あたりを下着の上からポイントし、小刻みにこすってやる。柔らかい、ひたすら柔らかいその部分に、ほんのわずか、感触のちがう部位がある。

 そこを。

「やはあああん!」

 甘え声をあげたエミィの身体から力がぬける。おれが後ろから抱えてやっていなければ、その場に崩れ落ちていただろう。

 感じやすい身体だよなあ、うりうり。

「はくっ……くぅっ……」

 おれの指に合わせて身体をひくつかせるエミィ。そのローブをはだけ、脚を広げさせながら、耳元に囁いてやる。

「ほうら、ココ、せっかくだから洗ったらどうだ?」

「え? なんですかあ……?」

 とろんとした目でおれを見上げている。次の瞬間、その表情がいまさらながらの羞恥に彩られる。屈んだおれのひざの上に座らされ、大股開きを強いられていることに気づいたからだ。

「ジャ、ジャリンさん、なにをぅ……」

「だーから、湧き水で洗ってやろうっていうのさ、おまえのアソコを」

「ひょええええ」

 とかなんとか叫びつつ、エミィが抵抗する。だが、むろん、そんなのは無視だ。おれはしたいことをするのだ。

 エミィの下着――旅暮らしの割に、いつもそこそこきれいなのを着けているのは感心だ――に手をかけて、ずりっと引き下ろす。

「ふええええ」

 情けない声をあげるエミィ。スカートははいているものの、スリットが凶悪だから、事実上、下半身はすっぽんぽんだ。緑の陰毛が萌えている。

 さすがにこの部分は、まっしろ、というわけにはいかねーよなあ、なにしろ、一日歩き詰めだし。汗の蒸れた匂いが立ちのぼってくる。むろん、それだけではなく、若々しい雌の匂いが適度にブレンディングされている。おしっことか、おしりのほうの匂いとか、そんなエッセンスも混ざっているようだ。

 んー。たまらんな。

「さあ、エメロンちゃん、バッチィおまんこ洗いまちょうねぇ」

 ちょろちょろと湧き出ているぬるま湯に、エミィの股間を近づけていく。

「はうんっ……ちょっと冷たいですぅ」

 体温よりもちょっと低いくらいの温度だが、蒸れた部分には冷たく感じられたのだろうか。エミィが、きゅっ、とその部分を引き締めたのがわかる。

 かまわず、おれはエミィのその部分を開いて、湧き水がよく当たるようにする。

「あ……ああ……へんですぅ……ちょろちょろと当たってるですぅ……」

「よぉく、揉み洗いしなくちゃなあ」

 けひひ、と笑いつつ、おれは指をくちゅくちゅと動かした。エミィのその部分はぽってりと充血して、指に吸いついてくるようだ。その感触を楽しみながら、粘膜を指の腹でこすってやる。

「はああっ、そこ……すご……ぃ……んふぅぅ」

 エミィのその部分がヒクヒクしはじめる。おうおう、穴がおれの指をくわえこんだぞ。こいつのまんこはキツキツのくせにぬるぬるで、気持ちいいんだよなぁ……

「あっ! ジャリン、ずるいのにゃ! メガネちゃんにエコひいきしてるのにゃ!」

 祭壇近くを嗅ぎ回っていたアシャンティがこちらに気づいて、駆け寄ってきた。

「ちょーどいい、ネコ。おれの両手はこのとーり塞がってるもんでな、チンポをしゃぶってくれ」

「りょーかい、にゃ!」

 ネコまっしぐら、と言うべきか、アシャンティは喜びいさんでおれの股間に顔を突っ込んでくる。おれの膝の上に乗っているエメロンのケツを顔で押しのけんばかりの勢いだ。

「ジャリンのチンポ、ジャリンのチンポ」

 歌うなよ。

 ネコミミをピクピクさせながら、アシャンティがおれの股間のボタンを外す。口をつかって器用なもんだ。さすが半分ネコだな。

 ずるり……ビンッ!……ドーンッ!

 擬音でわかってもらえようが、おれのモノは大きい。とてもじゃないが、十歳児相当のアシャンティの口にはおさまりきれない。そのかわり、こいつには舌技がある。

 ざり

 うひゃあ。

 ざりざり

 ひゃあああっ。

 背筋の毛が立つってこういう感じだよな。

 アシャンティの舌には小さなトゲがびっしりと生えている。ネコ獣人ならではって感触で、これがたまらないのだ。

 ちろちろと、先の尖った仔猫の舌が動いて、亀頭のへりをなぞっていく。

 ここんとこの特訓の成果が出てきたな。ごほうびに、左掌をアシャンティのふわふわの髪に入れ、耳の付け根をなでてやる。

「にゃふ……ふにゃあ……」

 とろけそうな声を仔猫がたてる。身体がしなやかに動く。身につけているのは、丈の短いタンクトップに、短パンだから、そんなふうに身体をうねらせると、短パンがずれて、おしりの割れ目が覗く。

 左手を伸ばして短パンの中に指をすべらせ、おしりの割れ目をなでなでする。アシャンティの小柄な身体には、こんなふうに手が届いてしまうのだ。

「んにゃ……くすぐったいにゃ」

「舌をやすめんな」

「はいにゃ」

 従順なのは良いことだ。だれだ、ネコに芸を仕込むのは無理だと言ったやつは。こんなによく言うことをきくぜ。まあ、調教する側のテク次第ってことだがな。

 再び動きはじめた仔猫の舌の感触を尿道付近に感じつつ、おれは、つい、っと指を曲げて、アシャンティの肛門をいじくりはじめる。

「んふっ! にゃふっ……!」

 アシャンティが息をもらすが、おれの言いつけを思いだしたのか、舌は止めない。

 よしよし、いいぞ。そろそろ本来のサイズになってきたぜ。

「はにゃ……にゃ……おっきすぎて、おくちに入らないにゃ……」

 アシャンティが唇を茎に押しつけながら、声をはずませる。

 赤黒い見事な逸物がおれの股間から生えでている。われながら立派だなあ。うっとり。

「さあ、エメロン、外側だけじゃなく、奥のほうまで洗ってやるぜ」

 おれの膝の上でぐったりしているエミィを床に這いつくばらせながら、おれは囁く。尻をかかげさせ、スカートをめくりあげる。エミィのまあるいヒップが丸出しだ。

「にゃうっ! ずるいにゃ! ジャリンのを大きくしたのはアシャンティなのにゃ!」

 ネコミミが抗議するが、とりあえず肛門を指で抉って黙らせる。身体を痙攣させて、声も出ないようだ。ケダモンはケツを責めるに限る。

「ジャリンさぁん……こんなところで、だめですよぉ……キースさんもいるですのにぃ……」

 いかに広く、薄暗いとはいえ、仕切りがあるわけではない。キースが寺院の屋根や壁に気を取られていなければ、おれたちのしていることすぐに気がつくだろう。

 でも、べつにいーし。

 やつに見せつけてやるのも一興だ。むろん、当然、あったしまえだが、混ぜてはやらない。

「はうう……恥ずかしいですぅ……」

 いやがっているようで、決して逃げようとはしないエミィの尻におれはまたがった。

 ずりずりずり、と挿入する。

「あ……か……はぁ……」

 エミィのメガネがズルリとずれる。長いまつげに涙がたまっている。かまわず、おれは奥まで突き入れる。

「うくぅっ!」

 子宮を押し上げられて、エミィが苦しげにうめく。じりじりと亀頭を押しつけて、エミィの生殖器の一番奥の部位をさぐる。

「あ……つぃ……ですぅ……奥が……おなかが……」

 エミィの声がくぐもる。

 クリだけじゃなく、膣で、それどころか子宮でも感じるようになっているのだ。おれが鍛えてやったおかげだ。

 おれはエミィを突きまくってやる。エミィが自分の指を噛んでいる。声を抑えようとしているらしい。ムダ、ムダ、ムダぁ!

 さらに激しくバックから責めると、エミィの声質が変化していく。

「はあっ、あはぁっ! ジャリンさぁん……強すぎますぅ……あぁっ!」

つづく


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