「にゃふぅぅ……アシャンティもぉ」
肛門縛りの術(おれが命名)から抜け出したアシャンティがおれの腰にしがみついてくる。もう、自分で短パンを脱いで、よれよれゆるゆるの白パンツも脱いでしまっている。細い脚の付け根は無毛のワレメである。
「アシャンティにチンポ入れて欲しいのにゃぁ……孕ませて欲しいのにゃあ」
子供に、しかも半分ネコにそういうこと言われてもなあ。
だが、アシャンティは本気らしく、ヒップをおれの方に向けると、自分でワレメを開いて誘惑してくる。ふだんはピッチリと閉じた桜色の陰唇が縦長の口を開いて、血の色をした内部の粘膜を晒している。その上には、排泄のための穴も見える。さっき、指でいじくったせいか、その部分も充血しているようだ。濃厚な雌のフェロモンが漂っている。
猫獣人のメスはケツの穴の臭腺から、自分の発情した匂いを撒き散らすのだ。
いいだろう。発情サイクルに入ってるんなら、ブチこんでやってもいい。いずれにしろ、今後、一緒に旅をしていくためには、アシャンティにも自分の道具を鍛えてもらわねえとな。
おれはエミィの中からペニスを抜くと、そのまま、アシャンティの小さなおしりをわしづかみにした。おうおう、片手で両方のおしりの山をむにむにできてしまうぜぇ。こんなちっちゃなおしりにブチこんでいいのかぁ? 倫理的にどーよ!? みたいな。
まあ、獣人ハーフには人間のルールは通用しない。それに、やつらの基準でいえば、二歳はもう大人だしな。
どう考えても違法性はない、と確認したおれは、遠慮なくアシャンティの性器に侵入した。
「あにゃっ! にゃあ! うぐにゃあ……」
やっぱり痛かったのか、アシャンティの声が引きつる。でも、おれ的には挿入を継続する。だって、気持ちいいし。
「ジャリンの……大きいにゃ……裂けてしまうのにゃ……」
「大丈夫だ。もう何回もしてるだろ」
「にゃ……うっ」
ああ、三分の一も入らないぞ。まあ、獣少女のちっちゃなきんちゃく袋に亀頭が締めつけられて、かなり気持ちいいけどな。
「はあ……ネコちゃんのあそこに……ジャリンさんのが……」
メガネがズレたままのエミィが声をふるわせる。
「残酷だけど……エッチな眺めですぅ……」
前回、アシャンティを尋問していたおれを人非人扱いしたくせに……えらい違いだよな。
エミィがアシャンティの身体をまさぐりはじめる。頬や耳に唇をつけ、タンクトップの下に差し入れた指を動かして、仔猫少女の乳頭をいじくる。
キースに見られるかもしれないってことを、もう忘れてるよな、エミィのやつ。
そういや、キースとシータの会話が聞こえてくる。反響した声がさまざまに混ざり合って、内容が聞き取りにくいが、奥の方の壁の造りについて議論しているようだ。学術的な用語が混ざるので、詳細は割愛するが。
とりあえず、おれはアシャンティの膣のなかで小さなストロークのピストン運動をおこなった。
「ふっ、ふっ、ふっ……にゃあ……うにゃあ……」
アシャンティも必死で耐えている。膣を締めようとしているようだ。
だが、膣そのものが短いので、もうひとつ気持ちよさが募ってこないな。ピッチリとはりついてくる感じは悪くはないんだが、射精には至りそうにない。コイツは、まだまだココを鍛える必要があるよな。せめて子宮が使えるようにならんと、おれを満足させられんぜ。
しょうがないから、せめてイカせてやろうと思って、肛門にずぶずぶと指を挿し入れる。
「はにゃあっ!」
おほっ、声質があからさまに変わるなあ。続いて、奥を中指でツンツンしてやる。むろん、左手でだ。邪しまな波動を直腸の粘膜に送ってやる。
「あうっ! にゃふぅっ! 気持ちいいにゃ……」
やっぱりケダモンは尻がいいみたいだな。さらに指を動かしてやると、鼻にかかった声で鳴きはじめる。
「るるるる……にゃふるるるるぅ! にゃああんっ!」
仔猫が産毛を逆立てて、極まっていく。膣が絞られる。射精をせがむかのように、子供のおしりが痙攣する。
「出して……ジャリン、ほしいにゃ……子種がほしいにゃああっ!」
仔猫がはしたなく叫びながら腰をふりたくる。
「だめー。また今度な」
言いつつ、とどめをさしてやる。指とペニスのダブルピストンだ。
「にゃはっ! にゃあああ……なごおおおぉぉぉ……る」
最後は舌を出したまま、絶息したようにぐったりとする。イッたらしい。
ペニスを抜くと、白く泡立ったネコ少女の分泌物がこぼれ出してくる。まあ、次回は中出ししてやってもいいかな。でも、今回は――
「シータぁ……ごはんだよぉ!」
おれは寺院の奥にむかって声をはりあげた。
前に泊まった村では、村のお嬢さん、奥さんたちとお近づきになるために、精液を使い切っちまったからな。あと、エミィは底なしだし、ネコの調教もしなくちゃならないだわで、シータにはしばらく食事をさせていない。
シータの食事っつーのは、おれのザーメンのことだ。精液起源のホムンクルスは、生誕してから最初に体内に受け入れた精液の持ち主に永遠の忠誠を誓うように身体ができあがっている。白き血の誓い、と呼ばれる、それがホムンクルスの掟なのだ。
シータの白い顔がこちらを向いたのが、魔法の炎に照らされて、ちらりと見えた。
だが、すぐにキースの方に向き直る。キースは、なにやら熱心に天井やら床やらを指差して熱弁をふるっている。あっ、シータの肩を抱いたぞ、てめえ。
「シータ! 早く来なさい! 言うこときかない子は、ごはん抜きにしますよ!」
しっかし、シータのやつ、おれを無視して、キースの手を引っ張って移動しはじめたぞ。もっと奥に行く気のようだ。なんだなんだ、それは!
「ちっ、しょーがねーな」
「ジャリンさぁん……」
気がつくと、メガネが目の前に迫っていた。
「切ないですぅ……」
エミィだ。自分でローブを脱ぎ捨て、ジャケットもシャツもはだけて、おっぱいも丸出しにしている。大きな丸い乳房を自分でこねながら、うるんだ目で見あげている。
そういや、こいつ、途中でほっぽったままだったな。
「ようし、エミィ、上に乗ってみな」
おれは床に尻を落とし、エミィの好きにさせることにした。
頬を染めながら、それでも躊躇することなく、エミィがおしりを乗せてくる。
潤った性器でおれを包みこむ。
「おうっ!」
思わず声が出てしまう。エミィのその部分は――なんだか――進化してるみたいだぜ。
「んふ……んん……ジャリンさぁん……」
抱きついてくる。唇をおれの唇にあわせ、自分から舌を入れてくる。
腰を前後にゆすっている。陰毛がこすれあって、気持ちいい。
なんという心地よい重みだろう。柔らかくて、あたたかくて、絶妙の感触だ。未成熟なシータやアシャンティとはやはりちがう。女の妙味だ。
やべえ、出そうだ。こんなに早く……かよ。
おれは驚きつつも、エミィの尻の動きをサポートする。たがいにより強い快感を求めあうためにだ。
「うっ、出るっ」
「はあううぅ……ジャリンさぁん……待って……もう少し……はああああっ!」
なんとか意地で射精をこらえ、一拍二拍と奥を突く。
「ぃぅ……っ、くぅっ……! ジャリンさぁぁぁぁん!」
エミィがイッたのを確認する暇もなく、おれもすべてを解き放つ。
びゅくっ! びゅびゅっ! びゅるぅぅぅっ!
その時だ。
「きっさまああああ! なにをしておるかあああ! 神人の聖なる寺院でぇぇぇっ!」
聞き慣れた怒声が背後からぶつかってくる。
顔をそちらに向けて見ると、ヴュルガーを振りあげた騎士モドキが顔を真っ赤にして駆けてくる。その後ろに、シータが無表情で立っている。こころなしか肩をすぼめたようにも見えるが――気のせいだろう。
「ひょっ、ひょええ、キースさぁんっ!?」
われに返ったエミィがあわてておれから離れ、なにを思ったか、祭壇の残骸のほうに向かった。
むろん――途中でけつまずき、盛大にすっころぶ。おしり丸出し、中出し精液を逆流させながら、である。
と、その際に祭壇のどこかを押したのだろうか――
ごごごごごこご。
ずごが。
どしゃーん。
いろいろな動作音がいっぺんに始まって、同時に終わった。
その時には、もうもうたる土埃とともに、祭壇の下にぽっかりと穴が開いていた。
どうやら地下迷宮への入口らしい。
やれやれ。どうやら冒険の始まりのようだな。