おじいの日記


 *月+日

 わしたちがこの残され島に流れついてから十年以上がすぎた。

 その時生まれた子供、コナンもすくすくと育った。

 だが、この十年以上、わしは女というものに触れる機会がなく、それがどんなものだったかという記憶さえさだかではなくなっている。

 わしはよい。もう年よりだ。だが、コナンは若い。これからおとなになっていく。だが、この世界に、もしもわしたち二人だけしか生き残っていないとしたら――


 *月−日

 驚いたことに、今日、コナンが女の子を連れてきた。海岸で寝ていたという。

 女の子の名はラナ、といった。コナンと同い年くらいだろう。顔だちも愛らしく、コナンの相手には充分だ。だが、いかんせん、まだ幼すぎる。コナンも同様だが、孫の顔を見るのはずいぶん先のことだろう。このわしの命がはたしてもつか、どうか。

 ラナは、ずいぶん長いこと漂流していたようだ。わしがあたえた水をむさぼるように飲んだ。よほどのどが乾いていたのだろう。だが、服はズブ濡れだ。

 わしはとりあえず、免疫のないコナンを追い出した。

「さあ、脱ぎなさい。濡れたままでいると風邪をひく」

「はい」

 ラナはすなおに服を脱ぎはじめた。わしのことを信頼しているようだ。

 ワンピースの下は、ズロースしか身につけてはいなかった。まだ胸もほとんどない。だが、乳首のまわりがぷっくりとふくらんでいる。寒さのためか、乳輪は白い肌の色とほとんど同じだ。

「下もとりなさい。お腹が冷えてしまうから」

「――ええ」

 ズロースは多少抵抗があるようだ。ラナの動きにためらいがあらわれた。

「わしなら気にすることはない。おまえさんの年頃の子供の裸は見なれておるからな」

「……はい」

 すこし頬をそめて、ラナはベッドに腰掛けたまま、ズロースに手をやった。すこし腰を浮かせ、下着をずらす。当然、わしの視線は一点に集中する。

 ラナのそこは、予想どおり無毛だった。まっしろな下腹部に、深い立て割れが刻まれている。

 もっと成熟していれば、孫の顔を見る日もちかいのだが、とすこし残念だった。

「濡れた服は洗っておこう」

 わしは、外からなんとかのぞこうとしているコナンに、ラナの服を渡した。

 コナンは、ラナの服のにおいをかいでは「へんなにおい〜」と言ってさわいでいた。わしはコナンを怒鳴りつけ、洗濯へ行かせた。

「すまんのう。あの子には女の子がめずらしいのだ」

 ベッドの上には、全裸のラナがいる。まだ幼いためか羞恥は強くないらしく、胸元を隠すこともなく、わしを見ている。

「さあ、横になりなされ。身体があたたまるように、薬をぬってあげよう」

「おじいさんはお医者さま?」

「この島ではな」

 嘘ではない。わしには船医としての多少の経験があったし、なにより残され島では、わしは医者であり、大工であり、記録者あり……ようするにすべてを兼ねていたのだ。

 おとなしくラナは横になった。真っ白な身体だ。すこしやせているが、すぎるほどではない。

 わしは、香油を手にまぶした。残され島に自生する菜種に近い植物からつくった油だ。この油はいろいろ役立つ。料理にも、機械油としても、そのほか、いろいろなことに。

 油をたっぷりとつけた手を、まずはラナの胸にあてた。

 ふくらみとはいえないが、やわやわとした脂肪の手触りがある。動かすと、掌に突起を感じた。

 ゆっくりと円をえがくように油を塗りこんでゆく。

 ラナが身をよじった。

「おじいさん、くすぐったい……」

 笑いをこらえているようだ。わしは、すこし力をいれて、ラナの胸をにぎる。

「いたっ」

「がまんしなさい。これも治療だからね」

「……はい」

 ラナは澄んだ目でうなずいた。よほど心がきれいな子なのだ。

 わしは時間をかけて、ラナの胸をマッサージした。

「ん……」

 ラナの顔がすこし赤らんできた。

「あたたかくなってきたろう?」

「ええ。おじいさんの言うとおり」

「もっとあたたかくしようね」

 わしは、ラナの乳首を指でつまんで、ひっぱった。左右を、かわるがわる、強めに。

 子供のくせに、もう立派にかたくしている。

「くうっ」

「ごめん、痛かったかね」

「すこしだけ」

「ナメナメして、痛みをとってあげよう」

 わしは、ラナの乳首を口にくわえて、かるく吸った。

「んっ」

「こうすると、痛みがとれるよ」

 わしは、ひらべったい胸にぽつんと立った乳首をペロペロと舐めた。

 とがった乳首にわしの唇や舌がふれるたびに、ラナの腰がぴくっ、ぴくっと震えるようになっていた。

「お、おじいさん、もう……」

「痛いのはとれたかい」

「……は、はい」

「じゃあ、薬をぬるよ」

 わしは、両手で油をラナのおなかに塗りこんでいった。やわらかいおなかだ。おへそも小さい。

「気持ちいいかい?」

「ええ……とても」

 ラナは目をとじていた。ほんとうに気持ちいいのだろう。閉じていた膝がゆるんで、割れ目も無防備になっている。

「脚をもっとひらいてごらん」

「こう……?」

 ラナはだらしなく両膝をひらいた。

 その脚のあいだの谷間に、わしは油をたっぷりつけた中指をもぐりこませていく。

「はあっ……」

 ラナはおおきく息を吸って、とめた。

 三本の指をつかって、ラナのかわいい谷に油のレールをしいてやる。谷の内部には中指をあて、人差し指と薬指を左右の土手へ。そして、何度も往復させる。

「はあっ」

 ラナが息をはく。そして、また、わしの指が深くもぐると、息をとめる。

 なにかをこらえているのだ。

 わしは、それを確認するため、ラナの谷間の突起をさぐった。おしっこがでる穴のあたりをくりくりとこすり、それから、上へすっとなであげる。

「くひいっ!」

 ラナの口から叫びがもれた。

「あ……あ……」

 自分でも驚いたように、わしを見あげている。

「いま、電気がはしりました」

「治療がうまくいっている証拠だよ。もう、寒くないだろう?」

「ええ。おじいさんのいうとおり。すごくポカポカしてます」

「じゃあ、つづきをするよ」

「はい。おじいさんにまかせます」

 ラナは全身の力をぬき、わしがベッドにあがって、彼女の脚をもちあげても、抵抗はしなかった。

 わしは、ラナの身体の底がよく見えるように、脚を上にむけ、身体をまげさせた。

 この角度からみると、ラナのあそこは凹凸のある丘のようだ。

 そして、その下には、もうひとつの穴がある。うんちがでてくるところだ。

 だが、ラナのそこは、まるで黒ずんでいない。桜貝のようなきれいな色だった。

 わしは、油をさらに指につけて、その周辺部分をゆっくりとなでた。

「おじいさん……へんな……感じです」

「だいじょうぶ。わしにまかせなさい」

 わしは声をかけてやりながら、薬指をラナのおしりに沈めていった。

「ふうう……んん」

「これは浣腸のかわりだよ。身体のなかから悪いものを出すんだ」

 指を抜き差ししながら、わしは言った。なかはとても熱くて、やわらかかった。

 ラナが切なげに身をよじった。

「う……うんちが出ちゃう」

 言ってから、恥ずかしさが噴出したのか、ラナは手で顔をおおった。

 だが、何日も漂流していたラナのおなかにそんなものが残っているはずはない。指で腸を刺激され、そんな感覚を持ったのだ。

「で……でちゃう、だめ、だめ……っ」

 ラナはのけぞった。わしはさらにふかくラナの直腸をえぐった。

「ひゃうっ!」

 尿道孔がひきつっている。もよおしているのは後ろではなかったのだ。

「ああっ!」

 悲痛な叫びとともに、ラナはおしっこを噴出させた。

 わしはあえて顔をちかづけ、ラナのしぶきをくちにうけた。

 尿道孔とクリトリスへと一度にくちづけ、強く吸いあげる。

「ああ、や、ああっ!」

 ラナの身体がはねる。ちいさな身体がバネのように弾んでいる。

「あ……あ……」

 律動のあと、虚脱したようになった。

 わしは、舌でラナのあそこを舐めてきれいにしながら、自分の肉体の変化におどろいた。

 勃っていたのだ。

 もう何年もそんな現象がわしの身体に起こったことはなかったのだ。

 これも、人類を滅ぼすまいとする神の見えざる手なのかもしれない。

「ラナ……そろそろほんとうの薬をあげるよ。最初はすこし痛いけど、がまんするんだよ」

「おじいさん……」

 うるんだ瞳でラナがわしをみている。あまりにも強烈な快感を小さな身体に受けたために朦朧としているのだ。

「お薬、ちょうだい」

 わしはうなずくと、自分でも信じられないくらいに屹立したものを取りだした。

「このなかに、お薬が入っているんだよ」

 ラナの手をとり、ぶらさがっている袋をさわらせた。

「お薬、ほしい」

 ラナは、やさしく袋をさわりながら、ねだった。

「いま、あげるよ」

 わしは、自分のものをラナの口許にちかづけた。ラナは、命じられもしないのに、それをくわえた。

 ちゅうちゅう吸いはじめる。

「そうだよ。そうすると、たくさん薬がでるようになる。もっと、吸うんだ」

 わしはラナの顔の上にまたがり、腰を動かした。ラナは必死で舌を動かしている。

 あまりにもけなげなので、ごほうびに割れ目を舐めてやった。わしの若い頃には、この体位をシックスナインと呼んだが、いまの若い者は知らないだろう。

 ラナのちいさな割れ目はどんどん蜜を湧きださせていた。あまい、汁だ。

「よし、そろそろ、お薬をあげるよ」

 わしは言い、ラナの口から自分のものをぬいた。

「さあ、ワンワンのような格好をするんだ」

 ラナは唯々諾々と従い、よつんばいになると、おしりを高くかかげた。

 わしは、プチンとはじけそうなラナのおしりを左右にひらくと、とろとろになった入り口に先端をあてがった。

「入れるよ、ほらっ」

 ぐうっ、と圧迫感がせまる。油と、ラナ自身の分泌物のおかげで、そこは充分挿入可能なはずだ。

 だが。

「ひあっ!」 

 ラナが高く鳴く。

 ぎゅむっ、と締めつけてくる。

 とてつもなくせまい。

 それでも、わしは腰を進めた。わしのように歳をとればわかる。引いても意味がないときは、進むしかないのだと。そうして失うものもあるかわりに、新しいなにかを手にすることができるのだ。

 プッ。

 なにかが切れた。

「あっ、ああっ!」 

 ラナが泣いている。

 完全に入っていた。

 わしは歓喜のただなかにあった。わしにも、まだできるのだ。

 だが、なんという窮屈さだ。そして、ものすごい快楽。

 痛みをこらえているラナの背中の震え。

 おもちゃのようなおしり。

 そして、その花園を蹂躙しているおのが男根。

 わしのなかで、獣が首をもたげ、それは、わしを二十歳の若者にかえた。

 わしは、ラナの小さな身体をかかえ、あらゆる体位で責めたて、そして――

 ラナの体内に思いきり精をはなった。


 オチてませんね。(^_^;)

 でも、もしかしたら、日記にはまだ続きがあるかもしれません。