「みないでぇ……」

 泣きそうな声でイサミがいう。

 「もう見えておるわい」

 黒天狗はヘラヘラ笑いながら、イサミの股間に顔を近づける。

 イサミの割れ目に息を吹き掛ける。

 「ひゃっ!」

 イサミのおしりが浮く。

 「きれいなワレメじゃ、イサミちゃん……」

 「いやあ……」

 「生きててよかったのう……」

 黒天狗はイサミの湿った谷間を指でほぐしはじめる。

 いじいじ、いじいじ。

 「やだやだ、やめてぇっ!」

 いちばん恥ずかしい部分を弄ばれている感覚に、イサミは懸命に抵抗した。おしりを振りまわし、指から逃れようとする。

 「だめだ」

 黒天狗はイサミの太股を片手で抱き、右手の中指を割れ目に沿ってめり込ませた。

 「あああっ!?」

 イサミの声が高くなる。

 指がうごめき、まだ幼いクリトリスを包皮の上からいじめ、入り口の周辺部をわさわさとくすぐる。

 「ああ……あん」

 イサミの視線が朦朧となり、宙をさまよう。

 半ばひらかれた愛らしい唇から、透明なよだれがつい、と糸を引く。

 感じている。小学五年生のイサミは、確かに快感に溺れている。

 薬のせいもあるだろう。黒天狗の巧みな愛撫もあるだろう。

 だが、イサミのなかに、それを受け入れる下地があったことも確かだ。

 黒天狗はイサミを急速に開発しつつあった。