〜「ドラゴンナイト4」より〜

ネレイドちゃんの悩み

 

 あたし、好きなひとがいるんです。エトさんといって、すごく強くてカッコいい人。

 あたしたち、ルシフォン軍って悪い魔族の軍隊と戦っているんです。エトさんはその指揮官。あたしは魔導士で(ホントはその卵なんですけど)エトさんの力になりたいんです。

 でも、あたしの想いはエトさんには届いていないみたいです。だって、エトさんにはナターシャっていう恋人がいるみたいだから。

 あたし、見ちゃったんです。森のなかで、ふたりが――その――愛しあっているところ。

 ナターシャって、ふだんはとってもおしとやかでやさしいんです。あたしにも親切にしてくれるし。でも、かわいいから、男の子にすごくもてるんです。エトさんと仲のいいカケルも、ナターシャのことが好きみたいだし。

 でも、あの時のナターシャはすごく乱れていた。

 ひとけがない森のなかだから、油断していたのかもしれない。

 ふとい幹に手をついて、おしりをつきだしていた。それをバックから、エトさんが……

「あッ、あンッ」

 ナターシャの白いローブがはだけて、かたちのいい胸がこぼれでていた。エトさんは、それをうしろから掴んで、乳首を指でつまんでこねていた。ナターシャが気持ちよさそうに声をたてている。

 そうしながらも、腰をリズミカルにうちつけているんです。

 ぴちゃっ、じゅぷっ、という湿った音が聞こえてきます。

 あたし、茂みの陰で、息を殺して見ていた。身体が熱くなって、どうしようもなかったんです。

 エトさんの腰の動きにあわせて、自分の指で――

「ううっ」

 思わず声がもれてしまいました。エトさんが動きをとめました。気配をさとられたと思って、あたしの心臓がしめつけられます。覗いていたことがエトさんに知られたりしたら――

 でも、エトさんはあたしの方に目を向けませんでした。ナターシャになにか話しかけています。

 ナターシャが姿勢をかえて、エトさんの前に跪きます。

 エトさんのオチンチンがはっきり見えたので、ドキンとしました。すごく大きく見えました。あれが、さっきまでナターシャのあそこをかきまわしていたのです。ナターシャは、エトさんのオチンチンにうやうやしくキスをしました。

 あたしのあそこはもうぐっしょり濡れています。指ではもうがまんできない。

 あ、ナターシャがおしゃぶりをしている。エトさんのを、のみこんでいる。

「すげえな」

 ふいに耳元で声が聞こえたんです。今度こそ、驚きのあまり声を出しそうになりました。そのあたしの口をだれかが手で押さえた。

「気づかれるだろ、ばか」

 そう言ったのは、たしかライナスとかいう男の子です。カケルのことを目の敵にしていて、あちこちで悪さをしているんです。あたしも、イタズラされかけたことがある。すごくエッチで、いやな子なんです。

「カケルのやつ、こんなシーンを見たら、発狂するぜ。いい気味だ」

 ライナスは、せせら笑いながら、あたしのヒップに手を伸ばすんです。

「いや、やめて」

 あたしは声をひそめて抗議した。大きな声はだせないんです。エトさんに見つかっちゃう。

「あんただって、興奮しているんだろ。こんなにグチョグチョにしやがって」

 あ、そんな。

 裾から手を入れてきて、敏感なところに、指を――

 あたし、抵抗できなかったんです。

 声をたてたりしたら、エトさんに見つかってしまうし、それに、身体が言うことをきかなくなっていて――

 ライナスのするがままに任せるしかなかったんです。

「へへ、こんなに濡らしやがって。スケベだなあ」

「あ……ん、いや……」

 ライナスの指があたしのあそこをまさぐっています。と同時に、ローブを解かれて、胸を――

 あたしの胸、ちっちゃいんです。だから、ナターシャのように、ポロン、とは出なかった。

「ふん、ペチャパイめ」

 ライナスは乱暴にあたしのおっぱいの先っちょに吸いついて、

「マリアにくらべたら、だんちがいだ。でもよ、楽しませてやるぜ」

 と、にくらしく言うんです。あたしは声をこらえるので必死で、言い返すこともできなかった。

 ナターシャがまた姿勢をかえていました。今度はエトさんが横たわり、その上にまたがるようにしています。気持ちよさそうにのけぞっています。

 いとおしそうにおしりをふって、エトさんのオチンチンを奥まで受け入れているようです。

「へへ、やつらも激しいな。おれたちも負けずにいくぜ」

 ライナスは、あたしをよつんばいにさせました。恥ずかしい格好です。ライナスが、あたしのおしりを両手でつかんで、左右に開くようにします。

 全部見られてしまっています。信じられません。でも、抵抗もできないのです。

「ひうっ」

 あたしはこらえきれずに声を出しました。ライナスがあたしの――おしりのあなをいじりはじめたからです。

「そっちは……ちがうわ」

「けっ、おまえのあそこなんかに入れてやるもんか。おまえなんざ、ケツでじゅうぶんよ」

「どうして?」

「どうしてもだ。自分で鏡でも見て調べるんだな」

 あたしのあそこは他人とはちがってでもいるのでしょうか。あたしは悔しいのと同時に、すごく不安になりました。

 思う間もなく、すごい痛みが身体を襲います。ライナスが入ってきたのです。それも、おしりにです。

「う……ああ……」

「声をたてるなよ。エトたちに見つかるぜ。まあ、おれはいつものことだからいいけどな」

 あたしは顔を地面にこすりつけて、声を出すのをこらえました。ライナスがいい気になって腰を使っているのがわかります。

 あたしは目をあげました。ナターシャの身体がはねています。エトさんがうめいています。まるでナターシャがエトさんを征服しているかのようです。うらやましくて、涙がでてきました。

「カケル、ああ、カケル、きて、きて」

 ナターシャが叫びました。なんということでしょう。ナターシャはエトさんと愛しあいながら、カケルの名を呼んでいるのです。裏切りです。でも、エトさんはなにも言いません。どうしてでしょうか。

「ナターシャ、いくよ。だすよ」

「カケル、出して、いっぱい出してぇ」

「ううっ」

 エトさんが大きく腰をはねさせました。ナターシャはすばやくうごいて、エトさんのオチンチンを抜きました。そして、口をひらいて――

 白い液体がナターシャの口に、そして頬に当たりました。

「ああ、おれも、いっちゃう」

 ライナスが情けない声をだしています。

 おしりのなかで、熱いものがひろがります。ライナスもイったみたいです。でも、ナターシャが充実しているのにくらべて、あたしはなんてみじめなんでしょう。

 あたしとナターシャのどこがちがうというのでしょうか。

 どこ……あそこ……もしかして……。

 ライナスが言ってたことが気にかかります。

 カケルに相談してみようかな。

 あたしのあそこ……ナターシャと違っていたりしないか、どうか……。

 

そして、ゲームへと続く……のかな?