うたかたの天使たち 外伝

美耶子のお仕事シリーズ Part3

 「びっちなおしごと」

 

 美耶子を前後からサンドイッチする。

 おれのペニスと桃山園のペニスが交互に美耶子の膣に潜り込む。

 競争だ。

 どっちのチンポで美耶子をイカせられるか。

 暗黙の了解でおよそ十回ずつピストンする。

 むろん、おれも桃山園ももっと長くピストンしたい。だが、美耶子のやつがたくみに尻を振って、おかわりする。

 おれのチンポを締め上げたかと思うと、次は桃山園のチンポを受け入れる。

 十回ほど出し入れしておれの番がくる。

 桃山園のチンポが抜けた後の美耶子の膣は一瞬、緩い。それが、きゅううん!と締め上げられるのがたまらない。

「ああああああっ! ゆういちっ! すごぉいいいいっ!」

 美耶子がおめく。

 おれは美耶子のまんこを刺し貫き、子宮まで犯す。生まれてたった十年しか経過していない、初潮前の子宮を大人チンポでかき回す。その中にはさっき出したてのおれの精子と、一発目の桃山園の精子が半分ずつ――

「はぁんっ!」

 美耶子が腰を動かす。ちゅぽん! 音をたてておれのペニスが外れる。待ってましたとばかり、桃山園がバックから美耶子の中に押し込む。ぶぴゅうう! 膣が鳴る。

 こんどは桃山園のターンだ。美耶子の局部を広げながら――カメラに映りやすいように――そして、ガンガン腰を使う。

 十回を超えたが交替が来ない。桃山園が突き続ける。

「うぁっ! あああああんっ! も、ももちーのおっきいいいいっ!」

「でしょぉ? やっぱ、コッチのがいいでしょぉ?」

 美耶子の性器に桃山園のペニスががっちり埋まり、激しく出入りしている。二人の体液が混ざり合い、しぶきになって飛び散る。

「うんっ! いいっ! こ、こっちのが、気持ちいいっ!」

 美耶子が桃山園のチンポを選んだ――おれではなく、桃山園を。

「ひぃいいいんっ! ももちーのぉおお! カリ高おチンポでぇええ……い、いくぅうううううっ!」

 血管が浮き出た太い肉茎が美耶子のまんこをギチギチに埋めて、出たり入ったりしている。大人ペニスだけはビデオ処理されているはずだが――こんな映像が地上波で放送される時代が来ることになるとは――

「ほうら! あんたの大好きな子宮餅つきよ? コネコネしてあげる!」

 ぐぷぅうっ!

 桃山園が根元まで突き入れ美耶子の胎内奥深くまで突き通す。

「あああああああっ! それっ! それ、すきぃいいいいっ!」

 美耶子が白目を剥く。

「おほ! でしょぉ!? あたしが教えたんだから! ほうら、ほら、おおおおおおっ!」

 小刻みに腰を動かす桃山園。結合部からあふれだす本気汁。

「んあああああああっ! いくぅうぅ……っ! いくっ! いくぅうううううっ! も、イッてりゅうううううううっ!」

 美耶子の本気アクメ。ここまでイキまくっている表情は、おれでさえ初めて見る――

 じょぼっ! 美耶子が尿を漏らす。

 止まらない。

 桃山園に突かれるたびに、尿道孔からしぶきが出る。

「おほっ!? 美耶子、あんた、彼氏にしょんべんかけながらイッてるの?」

 なおも美耶子の子宮直責めを続ける桃山園が笑う。

「ゃ、あああああああっ! ゆ、ゆうういちぃいいいいいっ!」

 美耶子がおれを見る。泣きそうな――いや、もう泣いている――顔で、おれを見ながら――桃山園のペニスを子宮に受け入れながら、イキ続けている。

「き、気持ちいいのおおおおおおっ! ももちーのおチンポっ! おまんこがぁ……もお、ももちーのおチンポの形になってるのおおおおおっ!」

「美耶子……」

「ごめ……ごめ……だよぉ……でも……もおお……あああああああっ!」

 桃山園がさらに突く。10歳平均よりも小さな美耶子の身体がのけぞる。

「出すわよ!? いつもやってるみたいに! あんたのいちばん奥でどばどば出してあげる!」

「あああああっ! 出してっ! ももちーっ! 美耶子の子供まんこにせーしかけて! タネ付けしてぇえ!」

 美耶子、絶叫。尿がぷしゃあ、とスプレイのように飛び散る。

「出すわよ! 今日、二発目……っ!」

「あああああっ! きてるっ! 子宮に精液かけられてるっ!」

 びゅばっ! びゅっびゅっ!

 美耶子の子宮内で、音が聞こえるくらいの勢いで、桃山園が射精しているのがわかる。

 どろどろの精液が、美耶子の子供子宮の内壁にぶち当たり、生殖細胞を胎内に満たしていく。

「あああああっ! あーっ! あああーっ! っっく! っ!」

 びくんびくん震える美耶子。排卵していれば300%妊娠決定だ。

「ふふ、二回目だけど、さっきよりいっぱい出たわ」

 笑いつつ、ペニスを抜く桃山園。カメラをその部分に近づけることを忘れてはいない。

 桃山園が抜いた肉穴からは、胎内におさまりきらなかった桃山園の粘性の高い精液がこぼれ出す。

 そのドアップ映像が、この瞬間もテレビの視聴者のもとに送られているのだ。

 また、映像編集されて、ビデオソフトにもなるのだろう。同級生にレイプされる美耶子の映像を地上波に流した男なのだ、こいつは。

「はい、あいたわ、どうぞ」

 桃山園はぬけぬけという。

 美耶子はあまりの快感に抜け殻のようになっている。おれにぐったりもたれかかり、よだれをたらして喜悦の境地だ。

 くそっ! このまま終わってたまるか。

「美耶子! 次はおれの番だ!」

 美耶子の尻をかかえ、引きつける。

 膣に挿入する。

 ぬぷっ!

 桃山園の精液に満たされた膣の感触。

「あっ! ゆ、ゆういち……っ!」

 のけぞる美耶子。意識が戻ったか。

「ごめ……ごめんだよう、ゆういち……」

 泣いている。

 美耶子。おれの美耶子。

「いいよ、しょうがないよ」

 それが女優だ。

 おれが愛した少女は、女優なのだ。

 愛してる。

 美耶子とキスする。ほかの男の味のするキス。

 でも、美耶子の舌はいつだって、ちっちゃくてかわいい。

 必死で舌を動かす美耶子。いとおしい。

 ペニスを子宮に入れる。雁首が締めつけられる。

 子宮の中にたまった桃山園の精液を掻き出す。

 くそ。量が多すぎる。

 掻きだしても、掻きだしても、後から後から白濁液がでてきやがる。

 中年のくせに、なんて精力だ。

 それに、粘度が凄い。どろっどろの粘塊が美耶子の膣いっぱいにつまっている。

 くやしいが、量も濃さも負けている。

 だが、それをペニスでかきだしているうちに性感が高まってきた。

 衝き上げてくる。

 おれも、射精したい。

 美耶子の10歳まんこのいちばん奥に。子宮に直接ナマがけしたい。

「あひっ! あひぃんッ! ゆ、ゆういちの、ゆういちのおチンポ、すご……っ! いままででいちばん……っ!」

 おれのペニスの変化に気づいたのか、美耶子がいい声で鳴く。

「あら、鬼勃起してるじゃない。あんた、めちゃくちゃ興奮してるのね」

 ハンディカメラで撮影しながら桃山園が言う。

 こいつは10歳の少女を大人ふたりがかりで犯しているシーンを今もテレビに垂れ流していやがるのだ。

 いくら今のテレビコード上ではセーフとはいえ、大センセーションになることは間違いない。

 だが、そんなことはもうどうでもいい。

 おれはこの瞬間、愛する女の性器に自分の子種をぶちこむことしか考えられない――

 美耶子のまんこはキューキュー締めつけて来る。

 女優になってから、いったい何人の男のペニスを咥えてきたんだろう。

 たぶん、日本でいちばん経験値の高いビッチなJSだ。

 だが、美耶子と初めてしたのはおれだ。

 初めてから、五十回目くらいまでは、おれとだけセックスしていた。

 10歳のまっさらまんこに道を作ったのはおれのチンポだ。

 それだけが、おれの自慢だ。

 美耶子が仕事で誰とセックスしても――

 初潮前をいいことに、毎回中出しされていても――

 最近は同級生と遊びでセックスしていたとしても――

 かまわない。

 本当はいやだけど――

「はい、カーット!」

 桃山園の声が鳴り響いた。

 放送もほどなく終わる。

 現場の空気が緩む。

 女性ADがバスタオルで美耶子の身体を包む。

 おれはベッドに突っ伏して荒い息をしていた。今まで気づかなかったライトの熱が肌に刺さる。

「おかげでいい絵が撮れたわ。生放送番宣の反響もすごかったし、もう、ドラマの視聴率も今期トップまちがいなしね。ま、ちょっとシナリオ直さなきゃならなくなったけど」

 桃山園がフルチンのまま、うなずく。

「あんたがいると美耶子の反応が良いのよね。これからも頼むわ――マネージャーさん、いや、美耶子専用バイブ――かしら?」

 どうやら、おれの新しい立ち位置が決まったようだ。

 いずれにせよ――来週から撮影が――本番がはじまる。

  

エピローグ

 

「あっ! ああああっ! はあああああっ!」

 煌々とライトに照らされた子供部屋のベッド――その上で美耶子があえいでいる。

 第三話のクライマックスシーン――兄役の亀有と結ばれるシーンだ。

 亀有もノースキン、局部に塗料を塗って画像処理をしている。リハまではスキンをつけ、射精までは至らないようにするが、本番はガチSEXがこのドラマのウリなのだ。

「ああ!?  気持ちいいか!? いいんだよな、美耶子、ああ!?」

 亀有が腰をつかいながら荒々しく責めたてる。

「きもちいいっ! きもちいいよぉっ! おにいちゃん!」

 乳児のように股を割られ、肉芯をさらした状態で、美耶子がわななく。広げられたワレメに人気アイドルのペニスが出たり入ったりしているところが接写されている。

 AVでもここまでエグい接写はない――AVはいまだに画面にモザイクがかかっているのだ――大人の性器は規制対象だからだ。

 その点、テレビでは、大人の性器にワイプがかかるだけで、子供の性器はハイビジョンでばっちり映る。臨場感が、リアリティが違う。

「気持ちいいか!? あの先公のと、どっちがいいんだ!? ああ!?」

「そ……そんなの……わからな……いひっ!?」

 奥まで突き上げられて美耶子の声が裏返る。結合部から、愛液が漏れ出る――10歳の少女の本気汁だ。

 

 第一話は、市役所広司演じる担任教師が美耶子を襲い処女を奪うという展開だった。視聴率27パーセント。裏番組に各局が緊急特番をぶつけてきた中での数字だけに価値があるとされた。だが視聴率30%超えを予告していた桃山園にとっては屈辱だったらしく、第二話で早くもテコ入れしてきた。

 第二話は学校のシーンから始まったのだが、美耶子のクラスがプール授業になっていた。いわゆる水着回だ――ったのだが、桃山園は三十数人の子役全員を素っ裸に剥いた。

 学校の方針で全裸水泳の授業をおこなうことになった、という設定にしたのだ。

 子役全員――その何割かはCMやドラマでおなじみの、いわゆる大人気子役だ――を裸にひんむき、おまんまん、おちんちんを丸出しにさせた。一クラス分の全裸はさすがに壮観だった。男子の半分以上が勃起してしまい、そっちの筋の視聴者も大喜びだったという。美耶子も市役所広司に授業中の教室で犯される、というシーンを演じ(実際に美耶子が通う小学校でロケをして大騒ぎになったのだが、それはまた別の機会に)、大センセーションとなった。視聴率は35%にアップ。完全に今期の覇権を握った。

 そして、第三話で、ついに前半の山場、亀有演じる実の兄とのセックスシーンと相成ったわけだ。「おにいちゃん大好き!」で初共演して以来、幾度もカラミのシーンはあったものの、本放送で本番シーンが流されるのは初めてということもあり、放送前から話題になっていたのだ。

 教師との関係を知った兄が美耶子を責め立て、ついに半ばレイプのようにして関係を持ってしまう、というシーンだが、濡れ場だけで20分もある長いシーンを一発撮りするという難業だ。

 だが、美耶子がリードする形で滞りなく撮影は進み、終盤の挿入シーンまで進んでいた。

 実際、演技的には亀有はほとんど進歩していない。相変わらず、ワンパターンのかっこつけしかできない。同じ事務所の先輩の居村拓朗、通称イムタクと同系統、といえばわかりやすいだろうか。それでも、その亀有の演じる「兄」がかっこよく見えるのは美耶子の演技のおかげといえた。エッチシーンも美耶子が巧みに誘導して、シーンを成り立たせている。

 単調な亀有のキスやペッティングがさも絶技であるかのように美耶子は、恥じらい、拒否し、ためらいつつも受け入れ、いっぱいいっぱいになり、感じまくっている。

 これにより亀有の株はまた上がるだろう。ここのところ亀有は女性雑誌の「抱かれたい男」ランキングでぶっちぎりの一位なのだ。

「おにいちゃんのっ! おにいちゃんのオチンチンのが気持ちいいっ! おまんこの奥、熱くなりゅうううっ!」

 亀有にしがみつきながら、気をやる美耶子。美耶子のすごさはこれがマジイきなことだ。演技だが、それが本当に肉体を絶頂に導いている。これが他の子役にはできないところだ。彼女たちも小さな身体で一生懸命演技しているのだが、多くの子は男優のペニスを受け入れるのにローションを必要とし、シナリオ通りにぴったりのタイミングでイクこともできない。けなげに感じる演技をしているが、しょせん付け焼き刃だ。中には自前の愛液で準備ができ、きちんとイケる子もいるが、そういう子は逆に感じすぎて我を失い、芝居ができなくなることが多い。一長一短なのだ。

 その点、美耶子は本気で気持ち良くなれ、しかも役柄を失わない。デビュー直後は自分と似た性格の役柄でないとすぎにボロが出たが最近は演じ分けができるようになってきた。今回のドラマのヒロインも、引っ込み思案の気弱キャラという設定だ。

「出すぞ! おにいちゃんのセーシ、出すからな! 美耶子の子宮の中に注ぎこんでやるぞ!」

 精子も子宮も医学用語なのでOK、というのが桃山園ルールらしい。おちんぽミルクやおまんこといった淫語を言っていいのは子役だけだ。

「だ、出して! おにいちゃんのおチンポミルク、美耶子のおまんこの奥にいっぱい出してぇ!」

 亀有が獣じみた声をあげながら、二度三度、美耶子の中に突き入れる。ビクン、となる。リアルに射精しているらしい。AV男優ではない、普通の役者はカメラの前ではなかなか勃起できず、なんとか立たせても射精までは至らず、仕方なくスタッフから採取した精液を注射器で注入して膣内射精のシーンを撮ることがあるが、亀有は自力で射精にこぎ着けたらしい――もっとも、美耶子が相手である場合に限っては、フェイク精液を使う状況はまず発生しないのだが――美耶子の極上女児まんこに耐えられる男はまずいない。

 亀有がペニスを引き抜くと、美耶子の性器から白い粘液がとろとろとこぼれる――ところが接写される。

「はい、カットぉ!」

 桃山園がカチンコを鳴らし、亀有が身体を起こす。

「はいはい、お疲れお疲れ」

 美耶子には一瞥もやらず、立ち上がる。共演者に気を遣わないタイプなのだ。また、プライベートでのセックスもこんなふうらしい。

 美耶子は全身汗みずくで荒い息をしている。しどけく広げた股間は亀有の精液にまみれている。

 桃山園がおれを見る。

「さ、仕事よ。主演女優の後始末と準備をなさい。この後、セットを変えて、市役所とのカラミ――アナル処女喪失シーンを撮るんだから、後ろの穴もほぐしとくのよ」

 おれは無言でベッドにあがる。他のスタッフは忙しく立ち働いている。

「わあい……ゆういちだあ……」

 おれを見て、美耶子が顔をくしゃっとする。

 おれは無言で少女を抱きしめ、他の男の体液にまみれた肌に舌をはわせる。

「あ……ああ……はん」

 演技ではない、心地よさげな睦声。

 こうやっておれは撮影後の美耶子を抱いて、リセットしてやる。ペニスで他の男の精液をかき出し、おれの精液で埋める。そうすると美耶子は安心し、まっさらに戻るのだ。

 今回はさらにアナルもほじってやる必要があるようだが。

 このリセットの時間の様子も特典映像としてファンクラブ向けに公開されるとあっては手を抜くわけのもいかない。

「やっぱり……ゆういちのがいちばん……おちつく」

 おれの挿入を感じて、美耶子がリラックスしたように囁く。

 いちばん感じる、わけではないらしいのが残念だが、これが今のおれの役割だ。

 女優・宇多方美耶子専用の肉バイブ。

    

 世界がこんな風じゃなかったら、きっと、別のあり方もあったはずだが……

 これもひとつの運命、というやつだろう。

 人間は生まれてくる世界を選ぶことはできず、その世界の常識やモラルに縛られずにはいられないのだから――

 

おわり