うたかたの天使たち 第四話(5b)


5.さらにイタズラしてみよう

 おっぱいもいいが、やっぱり、下も気になるよな。

 どんな感じか、確かめてみようや。

 おれは左手で、苑子のふとももからおしりを撫でた。

 苑子がぴくんと反応する。パジャマごしに、おしりの肉をつかんでやる。いい弾力だ。ぷりぷりしている。

 おっぱいを舐めながら、乳首を指でいじり、さらにおしりをなでなでする。

 かなり充実した時間だな。

 苑子はさっきから不規則な鼻息をしている。声がもれないようにがまんしているのだ。だが、鼻息じたいが荒くなってきてしまっている。

(んっ、ふっ、んん……)

(じっとしてろよ)

 おれは命じると、いよいよ右手にGOサインを出した。下に動かして、苑子のパジャマのズボンに侵入させる。

 あったかい。

 そして、しっとりした感触だ。

 苑子の下腹部。

 すぐにもうひとつの布地の存在を感知する。木綿だろうな――すこしざらっとしている。お子様パンツだ。

 まずは、布地ごしに指をはわせてみる。指先に弾力が伝わってくる。

「ひゃっ」

 苑子がすこし大きめの声を出す。

 おれは指を止めた。

(声を出すな。一子ちゃんが起きちゃうぞ)

 一子ちゃんが起きたら困るのは明らかにおれの方なのだが、苑子は「ごめん」と小さく謝った。

 おれは指の動きを再開させる。

 布地のしめり気が増したような気がする。発汗のせいだろうが――

 指が割れ目の存在を感じた。この薄い布をへだてたむこうに、苑子の大事な部分の入り口があるのだ。

 さわっちゃお。

 中指で、割れ目をなぞっていく。

 ほかの部分よりも温かい。そして、湿度も高い。

 なによりも、ふかふかだ。

 苑子は、その部分も肉づきがいいみたいである。土手が高いのだ。だから、割れ目もボリューム感がある。

 おれは、その割れ目に中指を挟んだ。ぐにぐにで小刻みに動かしながら、はめてやる。

「ふっ、くっ……う」

 苑子が息をはずませている。見えるわけじゃないんだが、歯を食いしばっているようだ。声をこらえようとしているのだろう。いじらしいなあ。

 指の腹にでっぱりを感じた。その部分に強く指が密着するように指を押し込んでやる。

「ふあっ」

 驚いたような苑子の声。敏感な部分に刺激を受けて驚いたのか。

(こら、声が大きい)

(ごめん、おにいちゃん……でも、そこ……)

(ここはな、クリトリスっていって、女の子がいちばん気持ちいいところだ。苑子も自分でたまに触ってるんだろ?)

(そっ、そんなトコ……しらないよ)

(どうかな?)

 おれは指を動かして、その部分をちょんちょんとつついてやる。苑子が身体をびくびくと震わせて、おれの頭にしがみついた。

(だめ……だめ……声がでちゃうよ)

(がまんしろ)

 おれは冷酷に命じた。こういうトーンのほうが苑子にはいいみたいだ。素直にうなずく気配が伝わる。まじめな性格だからな、苑子は。

 おれは苑子のクリトリスいじめを再開した。

 クリトリスの感触がさっきよりも確かなものになっている。布越しでもはっきりわかるくらいふくらんできている。それを指でつまんで、くにくにと触ってやる。

 しがみついている苑子の指に力がこもった。「んーんーんー」と鼻の奥でうなっている。ちょっと感想を聞いてみたいな。

(どうだ? どんな感じだ?)

 苑子はすぐには答えない。荒い息をはずませている。

(答えろよ)

(わ、わかんない)

 促されて、あわてて苑子が返事をする。でも、混乱しているようだ。

(気持ちいいだろ?)

(こ、こすれたら、わからなくなるよ……なに、これ……)

 苑子の声が揺れる。半べそだな。ううむ、潮時というか、ここらへんがいたずらとしては限界だな。まあ、法的にはもう突破しているっぽいが。

(これがエッチするってことだ。わかるだろ? 男と女がすること)

 苑子の学年ならばもう習っているはずだ。それに、最近のマンガは子供向きとか気にせず、モロにやってるしな。テレビでも、お笑いタレントが子供に向けて下ネタを連発するご時世だ。

 やっぱり、苑子もわかっているらしい。沈黙の質が変わった。

(続き、していいか? 苑子がいやだったらやめるけど)

 さあ、苑子はどう返事する?

「もう、やめて……」

「続き、していいよ……」

 やっぱり女の子の意志を尊重しないとなー。