◇「全身を痙攣させた」の続き
「ひいいいいっ!」
おれが栓を外したとたん、美耶子はすべてを放出した。
まず、おれが放った白い粘液をぶぴゅっと噴き出した。
それから――
については、美耶子のために伏せといてあげよう。それはそれは見事な虹であったことだけを述べておく。
いちおう、ヤリながら、便所に移動していたので、あたりに惨禍をもたらすことはせずにすんだ。指で押さえていたのではきっと便所までもたず、ひどいことになっていたにちがいない。チンチンを栓に選んだおれの判断は正しかったといえるだろう。
それからというもの――
「遊一っ! アレしよ、アレ!」
今日も美耶子がやって来た。
その手にはイチヂク浣腸が握られている。
「おいおい、一子ちゃんにバレたらどーすんだ」
おれはビクビクして、あたりの気配をさぐった。
どういうわけか、一子ちゃんはおれが困った状況にあるときを見はからったように現れる特技があるのだ。
「だいじょーぶ。一子ねーちゃんは出掛けてるよ。いまはあたしと遊一だけだし」
猫を思わせる大きな瞳でおれを見あげてくる。
「ね、だからー、しよーよぉ。でないと、あのとき遊一がしたこと、おまわりさんに言いつけるから」
この目で睨まれると逆らえない。おれはイチヂクを受け取っていた。
美耶子はスカートをめくりあげ、おしりをむきだしにした。この遊びをするときは、いつもパンツを穿いていない。
白い美耶子のヒップがおれの目の前で動いた。せがむように尻の山を左右にひらく。ぷっくりと腫れたようになったアヌスが、痛々しく、鮮烈にいやらしい。
「ね、はやく、はやくう」
おねだりする少女のおしりにおれは手を伸ばしていった。