ロッシュ
(年齢:50 レベル:? 職業:酒場のマスター)

 かつてはかなり名の知られた冒険者であった。現在はルバルの街で<ロッシュの名無しの店>を営む。それは表の商売で、裏では金持ちのためにモンスターを飼育したり、いろいろやっているらしい。また、ルバル髄一の情報ネットワークを掌握している。

 ジャリンとはマスターと客の関係でしかない。

 子煩悩な性格。しかし妻は一度も持ったことがない。

 額に第三の目を持つ古代人(三眼族)の末裔。ボイナータ密林に散在する地下遺跡は三眼族の手によるものである。三眼族は滅亡したが、たまに先祖返り的にその特性をあらわす者がいる。彼らは魔力を有するほかに、すぐれた洞察力、記憶力を持ち、あらゆる方面で才能を発揮する。

 三眼族は、<神をもてなす者>とよばれ、古代において、神人と接触があったとされている。

 神人というのは、異界に存在するという人類を超えた生命体で、光の属性にあるものを神、闇の属性にあるものを魔と呼びならわす。ただし、それは人間が決めた便宜上のもので、神人自体が「おれは神だ」「おれは悪魔だ」などと自覚しているわけではない。