おれ、小鳥遊一。ちなみに、ことり・ゆういち、という。たかなし・はじめ、じゃないよ。念のため。
宇多方家は都内にけっこうな邸宅を構える旧家だが、とうに没落しまくっている。当主はすでに亡く、広い屋敷には、十五歳を頭にした五姉妹が寄り添って暮している。その女の子の園に大学一年、ヤリたいさかりのおれが下宿しちゃったりしたから、もう、毎日がしっちゃかめっちゃかだ。
五姉妹の末っ子たる美耶子&珠子の双子は宇多方家のトラブルメーカーだ。とくに美耶子はおとな顔負けの皮肉屋で、いつもおれをからかって楽しんでいる。だいたい、十近く歳がちがうのにだ、おれのことを「遊一」と呼び捨てにしやがるもんな。
そんな生意気な美耶子が真っ青な顔をして、おれの部屋にやってきた。お腹が痛いと言う。どうやら便秘らしい。子供ってのは、たかだかフンづまりで、えらいパニックになりやがるもんだ。
一子ちゃんは買い物でしばらく帰ってこない。気恵くんはクラブ活動、苑子ちゃんは友達の家に、珠子はいても役に立たないがまたヘンな霊について行って留守にしている。
つまり、おれがなんとかしてやるしかないってことだ。
薬箱に常備してあったイチヂクを手に、おれはついに立ちあがった!
「もっとおしりを高くして、ほら」
おれは美耶子をベッドの上によつんばいにさせた。その姿勢だと、よけいにお腹が痛いらしく、美耶子はうんうんうなっている。
「パンツずらして……自分でできるか?」
「いちこおねえちゃあん……」
一子の名を呼ぶが、彼女は買い物に出かけている。
「しょうがないなあ」
おれは美耶子のパンツに手をかけた。さすがにどきどきするが、でも、そんなことは言ってられない。
ずりずりと下げてやると、つるんとしたヒップがあらわれた。
かわいいおしりの穴が見える。苦痛のためか、きゅっとすぼめられている。
パンツをそれ以上さげたら、美耶子のアソコも全部見えてしまう。
なんというか、これってチャンスなんだろうか――?
脱がしちゃおうか?