「MA-YU」の、これが三つ目の終わり方です。続編はこのエンディングを元に書かれていますから、正式なエンディングはこれ、ということになるのかもしれません。
でも、作者としては、三つの終わり方の、どれもが、「MA-YU」という作品の正統な終わり方だと思っています。
PCサイトの後書きにも書きましたが、人生は無限の可能性があるように見えて、意外に制限があるものです。男に生まれるか、女に生まれるか。どこの国で生まれるか、どんな家庭で育つか、どんな時代を過ごすか。それらによって、人生の道筋はある程度決定されてしまいます。
でも、人は、人生の岐路にあたって、自分の進むべき道を決定することができます。
踏み出すか、留まるか。やるか、からないか。
そのどちらも正しい選択だし、後悔出来ること自体、決定した者の特権です。
物語にも分岐があるように――もっともっと重くて複雑な分岐が人生にはあります。そのとき、逃げないで――道をえらんで――その結果がよかったとしたも悪かったとしても、自分で下した決定に胸を張っていられるようにいたいものですね。
それではパケット代がアレなので、また……