小説講座(その1)

 なんか小説を書きたいにゃ、とか思っている人はけっこういるんじゃないでしょうか。

 んなわけで、「これから小説、しかもイヤラシイやつを書くぜ、げへっへ」とか思っている方に、うづきの小説の執筆方法を伝授しませう。

うづきの小説の書き方(初級編)

 まず、妄想します。

 それから、書きます。

 試します。(なにを?)

 以上が初級編です。わかりやすいでしょう。

 とか言ってると、さすがに怒られそうなので、実践の話をします。

 よく「小説の書き方」みたいな本で、シノプシスとかプロットといった用語がでてきます。

 シノプシスというのは、まあ、あらすじというか、物語の概要です。

 プロットというのは、物語の構造ですね。

 小説を書くには、まずプロットを立て、シノプシスを作ることからはじまります。

 でも、うづき式ではこういった下準備はあまりやりません。わりといきなり書き出します。また、初心者にはそのほうがよいと思います。

 シノプシスやプロットについて考えるのは、自分で何本か小説を頭からおしりまで書いてからでも遅くありません。小説を書きとおしたこともないのに、プロットをまとめようというのはドダイむりな話です。

 ちなみにうづきもきっちりとしたプロットは作りません。あらあらなシノプシスは作りますが、それでも書いていくうちにどんどん変えていきます。

 でも、いきなり書くっつってもなあ、とお嘆きの貴兄。

 たいてい、きっかけになるキャラクターとか、シーンとか、セリフとかがあるものです。それさえ見つかればOKです。

 Hな小説の場合、このきっかけはやっぱり「こんな女の子を辱めたらどんなだろう」とか「あんな場所でHしたらすごいんじゃないか」といった妄想から始まることがおおいでせう。

 アニパロとかでも、アニメの一シーンに刺激されて、「もしもあのシーンでこんなことが起こったら」といったきっかけでストーリーがふくらんでいくもんだと思います。

 きっかけを得たら、その部分をまずは小説っぽくセリフと地の文に分けて書いていくことを勧めますね。

 小説を書きとおしたことのないうちは、つかんだきっかけからふくらむ話がどれくらいの長さになるか、自分に書きあげられるのか、わかんないものです。

 結局、まとまりのないまま書き出してしまい、冒頭の状況説明に汲汲としたあげく、肝心なシーンに行き着くことさえできない、ということになりかねません。

 まずは書きたいシーンから書いてみましょう。

 Hな小説のばあいは、モロ、そのシーンから、ということになりますね。いえ、べつに「おれは女の子の靴下を脱がすシーンを書きたいんだあっ」という場合はそこからでかまわないです。

 欲望のおもむくままに書くのがよいです。

 でも、いちおう小説のルールは守って書いたほうがよいです。自分が読んでそれでスッキリするんならよいんですが、またぞろ、他人に読んでもらいたい、などという気持ちがおこってくるはずです。その時のために、小説作法は守りましょう。

 次回は小説作法うづきアレンジバージョンについてお話しします。

2000/2/20