淫獣学園 La☆BlueGirl  大ヒット作、らしい。

淫獣学園 La☆BlueGirl 復活篇 柳の下にドジョウはいたか?

淫獣教師2 先生、がんばって!

淫獣聖戦ツインエンジェル 驚異の寸止め娘たち


淫獣でまとめてみますか。

淫獣学園 La☆BlueGirl

 これって、大映のアニメ部門がやって、なんか売れちゃったアレらしくて、今は大映自体ソレでナニみたいです。

 わりと、いまに至るエロアニメの流れを作ったというか、「エロアニメはもうかる!」という歪んだ成功例を作ってしまったらしくて、その後「淫獣なんとか」という無数の駄作・怪作を生みだす母胎になったような気がします。

 お話的には、くのいちの巫女ちゃんが、エロエロな技を駆使して、色魔(淫魔)とかふたなり忍者とか傀儡師とか、そんなんと戦うと。戦いといっても、「先にイッた方が負け」みたいな勝負なんで。それなりに凌辱シーンがあったり、人死にもありますが、まあ、比較的コミカルというか、陰惨さを感じません。その明るさも長寿シリーズになった秘訣かもしれません。

 お気に入りは、一作めですかね。作画とかはけっこー荒かったりするんですが、なんとかアソコを描こう、見せちゃおう、というようなギリギリのサービス精神が見えて楽しいです。なんかわざとモザイクずらしているような気もするし。二作めもなかなかの怪作で、意外な展開が楽しめます。

 三作め以降はそんなに印象が残ってないというか、巫女ちゃん以外の女性キャラが増えて、なんかいつの間にか、くのいちチームみたいになっちゃったしなあ。

 いちおう、毎回巫女ちゃんもヤラれるんですが、相手が怪物だったりカタナだったり空気だったりするわけで、人間相手ではないため「あたしは処女」と言い張るところがすばらしいというか。

 未見の方は、淫獣ネタの歴史を探る意味でご覧になられてはどうかと思います。

 あ、そーそー、巫女ちゃんの声優さんが、どう聞いてもルリルリの人にそっくりなので、そういう方面的にもすっげー使えます。

 あと、ニンニンっつー、巫女ちゃんの子分の声は山口勝平さんです(実名かよ)。

 

淫獣学園 La☆BlueGirl 復活篇

 で、復活したと。

 作画が奇麗になって、キャラデザインも垢抜けて、巫女の声優も一新!ってダメじゃん、それ。

 まあ、ルリルリ以降超売れっ子になっちゃいましたからねえ。

 でも、ニンニンは健在だぞ! 人気声優のくせに仕事選ばないトコロが素敵です。

 えーと。

 復活篇のウリは、巫女がイッちゃうところと人間相手にするところですか。

 前作のヤヴァさとかエグみがなくなって、うっすーい、フツーのエロアニメになりましたとさ。

 

 淫獣教師2

 えーと。無数に作られた「淫獣」シリーズのひとつですが、なんとなく印象に残ったので。

 お話的には、島崎先生というマッドサイエンティストが淫獣花っつーか、触手ウネウネな怪植物を育てまして、それに乗っとられまして、女教師や女生徒のアソコの蜜を吸いまくるというか。

 ヒロインは彼氏持ちで非処女、エロアニメではありそーでなかった設定。彼氏とは、学校でセクースしたりしてますが、ヤリマンではなくて、わりとマジメな感じ。

 で、彼女が島崎に狙われてナニされるわけなんですが、これがなかなか演出がうまい!

 ヒロインが島崎の正体を知って、他人に知らそうとするわけですが、全然信じてもらえない――そうこうするうちに、女教師とかヒロインの親友も島崎の毒牙にかかって操り人形状態になり、ヒロインをだまして島崎の前に差し出すと。

 で、彼氏が覗いている前でやられる/やられそーになる というところがなかなか。

 がんばれ、島崎! あとちょっとだ! イケー!

 ……んあ〜

 という感じです。

 続編もあるんですが(ヒロインが今度は教師になっている)、そっちはキャラデザインがまったく違っていて萎え〜

  

淫獣聖戦ツインエンジェル

 ある意味、殿堂に入ってしまった感のある、「寸止め」エロアニメの傑作といいますか。

 エロアニメのシリーズの難しさというのは、ヒロインをやっちゃたら話が終わってしまう、というところにあります。つか、ヒロインはなかなかやられないからこそ、その他の「すぐヤラれるザコ」に比べて相対的な価値がでてくるわけであって、絶対評価的に可愛い女の子がズコバコやってりゃ売れる実写エロビデオとは土台からしてちがうわけですよ。

 作品世界のなかで、ヒロインの価値を高めていく――そのためには、「やられーそで、やられない」というシチュエーションを繰りかえしつつ、クライマックスで「ついに」やられちゃうという流れを作りだしていくのが一番良いんですね。所詮は絵ですから。実体はないわけですから。観客に幻想を与えなければならないわけです。

 それにしたって、あんまり寸止めが続くと、観客のイライラ感がつのってしまい、ついには見放される怖れもあります。

 そのため、だいたいは、一巻めで前振り、二巻目で「あわや」、三巻目で「ついに」くらいの流れでヒロインを処理することが多いわけですが。

 このシリーズは凄い。

 引っ張りまくりです。

 双子の美少女がヒロインで、姉がしっかり者で潔癖な天津亜衣、妹が甘えん坊でちょっぴりHな天津麻衣。この二人は魔物と戦うことを宿命づけられた血筋の者なんですが、その能力は処女でなければ維持できないのですね。なもんで、光子力研究所に引き寄せられる機械獣のごとく、魔物たちは彼女たちの処女を狙って襲ってくるわけです。

 もう、毎回、縛りつけられ、裸にされてアソコを怪物にペロペロされたりするわけですが!

 あわや!

 というところで、心強い仲間のデクノボーさんが助けてくれたりするわけで!

 しねや、デクノボー!

 と、みんなティムティム握りながら叫んだりしてたわけですが!

 えーと、一体何回、寸止めがあったのか、数えるのもめんどうなんで数えませんが、シリーズ作品が10本もあって、1〜8巻では、姉妹はいじくられたり舐められたりしまくりなんですが、とにかく寸止めなわけです。そして、ついに姉妹の処女が奪われたのが確か9巻で、その一回こっきり。時間も1分くらいずつ。しかも、麻衣の方の相手は……

 ノォォォォォォォォッ

 テレビとビデオデッキの前で、青少年たちの悲嘆の声が全国津々浦々であがりまくり! みたいな。

 ここまで寸止めしまくったんなら、せめてラストはすげークライマックスが待ち受けていそーなのに、まー、ストーリー重視でエロシーンの少ないこと。

 でも、やはり、ヒロインは凌辱されまくりじゃーダメですね。価値が落ちます。(凌辱されまくることで価値の上がるタイプのヒロインもいますが)

 寸止めヒロイン世界大会っつーのがあれば、天津姉妹は、「遺作」のあの子と並んで、かなり上位入賞することでしょう。

 うーん、寸止めヒロイン、ビバ!

※ツインエンジェルについては、公式サイトを超えた超濃密ファンサイト( http://twinangels.kir.jp/main.html )が一番詳しいです。