2.作品について……


くりいむレモンVol.1

 「 媚・妹・Baby 」


 妹キャラのふるさと・亜美、生誕――すべてはここから始まった!

 血のつながらない兄・ヒロシにほのかな憧れを感じていた亜美。しかし、ヒロシの想いはさらに切迫したものだった。ある夜、お風呂場での亜美のオナニーを盗み見したヒロシの理性はついに弾けとび、越えてはならない一線を突破してしまうのだった……ってなんでマジメにあらすじ解説しているんだか。

 この作品の発売当時は、まだエロアニメの規制のルールが曖昧で、ワレメは露出OK性器が見えちゃっているケースもあったりします。作る側も審査する側も模索状態だったのだと思います。
 この作品ではなんといっても、ヒロシ兄さんのチンチンの透過光処理が笑えます。一部では「お兄ちゃんのライトセイバー」と呼ばれ尊ばれているみたいです。
 現在発売されているDVDではどういう処理がされているか知らないんですが、うづきが昔見たバージョンでは局部は白ボカシで処理されていました。でも、ボカシが徹底してなくて、なぜか放尿シーンでは性器モロ出し。ま、一瞬なんですが。

 とにかく、亜美役の、及川・牧場の少女カトリ・ひとみさんが最高です。熱演です。今はお声を聞く機会があまりないのですが、いまでも好きな声優さんです。
 お兄ちゃんは飛田展男さんに声が似た方ですね。こちらもさすがの演技です。
 亜美の鼻歌を含め、この作品は後世に残る名シーン、名セリフぞろい。てゆうか、すでに堂々たる古典の地位を占めているといってよいでしょう。
 ちょっと調べてみたところ……なんと、これ、昭和59年発売なんですね。そんなに昔の作品だったとは! ちょっと驚き。




くりいむレモンVol.2

「 エスカレーション〜今夜はハードコア〜 」


 エロさでは「媚妹ベイビー」をしのぐ、と裏ビデオ屋さんのチラシにも書いてありました。たしかにエロいです。

 厳格なミッション系のお嬢様学校(全寮制)に入学したリエは、憧れのお姉さまに性の手ほどきを受けることに。それは、同級生にもなぶられる、性奴隷への入り口だった……って、またマジメに紹介したりして。

 レズものですが、描写がねちっこいので実用度は高いです。

 リエの声が安藤<プラレス3四郎・今日子>ありさっぽいところもポイント高い! てゆうか、くりいむレモンに安藤さん(に声が似た人)、出過ぎ!


くりいむレモンVol.3

「 SF超次元伝説RALL 」

 ロリコンマンガ家さんたちによるキャラクターデザインに、本格(?)ファンタジーエロ、という、時代を感じさせるコンセプトの作品。
 当時は、触手は性器ではないからという至極もっともな理由で、挿入シーンもモザイクなしだったみたいです。触手がはやるわけだ!
 てなわけで、ビデオ版では消しがありません。(DVD版ではしっかりモザイクが入っていました……ぐっすん)

 エッチ描写じたいは軽めというか、一回あたりの時間も短くて、あっさりしてます。作り手側としては、アクションの部分を描きたかったみたいです。
 しかぁし、続編の「ラモー・ルーの逆襲」とあわせて、うづき的にはシリーズ屈指の傑作です。

 あと、DVD買ったんですけど、ジャケットのあらすじによると、「異次元空間ラルに突如ワープしてしまった主人公と、ラル国王女ユリアの運命の出会い。悪の騎士団に捕われ、かぎりない辱めをうける王女ユリアを救うために、伝説の勇者は甦るのだろうか! 正義と悪のSF・超活劇スペクタル巨編!!」とあります。

 って、全然違うやん……。

 おそらく、企画段階のあらすじをそのまま転記したと思われます。

 考えてみれば、タイトルにもばっちり「SF」とついてますし、最初の企画はSFっぽかったんでしょうね。できあがったものはどー見てもファンタジーものですが。


くりいむレモンVol.4

「 POP CHASER 」

 なんか本当に伝説みたいです、この作品。「ヘルシング」作者の平野耕太先生もDVDを買って、「これでもう大丈夫」と言ったらしいです。子々孫々まで伝えるべき傑作だと思われます。

 どーやら、当時のトップクラスの若手アニメーターたちが寄ってたかって好き放題に作ったらしく、メチャクチャよく動きます。クライマックスの戦闘シーンは、マクロスもかくやとゆーかなんとゆーか、並みのロボットアニメの水準をはるかに超えています。

 エロシーンも、前半のレズ、後半のレイプ(途中から和姦になりますが)と、尺も長く取ってあり、見ごたえあり。さらにいえば、この作品は、アニメによるエッチシーンのひとつの方向性を打ち出したといえます。すなわち、モザイクをかけないと見せられない部分はもとより描かない、見せない、という手法です。人間が演技するアダルトビデオと違い、どこをどういうアングルから見せるかをコントロールできるアニメでは、レイアウトやカット割りで、モザイクなしでもハードコアシーンが作れる、という方法論だったのだと思います。

 ただし、この方法は、よりエッチなものを見たい、というユーザーニーズには合致しなかったようで、その後は廃れてしまいます。てゆうか、むしろ、「実際は性器なんて描きこんでいやしないのに、モザイクをかけてそれっぽく見せる」というインチキさえ出てくる始末です。それは、モザイクの陰で、擬似本番でお茶を濁していたアイドルくずれAV女優と同様、早晩滅ぶべき存在だと言えるでしょう。

 いずれにせよ、いま見ても、じゅうぶん面白い作品です。



 
くりいむレモンVol.5

「 亜美・AGAIN 」

 前出「媚妹ベイビー」の続編です。作画がずいぶん奇麗になりました。おそらく先行して出した作品がヒットして、制作費をたくさんかけられるようになったためだと思われます。

 最愛の兄ヒロシと離れ離れになった亜美は失意の毎日。そんな亜美に忍び寄るプレイボーイ・河野の魔の手。泥酔した亜美は河野のマンションに連れこまれ、そして……みたいなお話。河野さんの声は、なんかガガガでたてがみをなびかせていた人にそっくりです。その声で、「ほうら、嫌がっているふりして……もうグッチョリだ」とかゆってくれるのでサイコーです。

 この頃になると、モザイクのかけ方がAVとほとんど同じになっています。ただ、まだ端境期にあるためか、冒頭の亜美のオナニーシーンでは、性器のビラビラを指でいじるシーンがモザイクなしで出ています。青紫のフィルターをかけてあるんですが、なんの意味があるんだろう……。ただ、アップすぎて、エッチというより気色悪いです。なんでこんなにリアルに描いたんだろう? DVD版では間違いなくモザイク入っているでしょうね……。

 あと、見逃してならないのは、二回目の河野と亜美のエッチシーンで、亜美のおしりの穴ちらっと見えるカットがあります。おそらく、エロアニメでアヌスが描写された最初の例ではないかと思うんですが、どんなもんでしょう、事情通の方。


くりいむレモンVol.6

「 エスカレーション2 〜 禁断のソナタ 〜 」

「エスカレーション」の続編。女の子がひとり増えますが、あんまり印象的ではなかったよーな気が……。おじさまと少年がギャラリーとして参加しますが、あれれ……ほんとに見てるだけ?

 一作めに比べ、エロ度が著しく落ちているよーな気が……。


くりいむレモンVol.7

「 いけないマコちゃん MAKO・セクシーシンフォニー前編

 著名アニメーターによるキャラクターデザイン。手間を惜しまない美麗な作画。このころ、もうかって もうかって しょうがなかったのだと推測されます。
 たしかに作画は美しいし、キャラもかわいいのですが、お話は……。
 
 奥手なマコちゃんは、ボーイフレンドに触れられるだけでも大騒ぎしてしまう潔癖症。そんなマコちゃんの前に現れる謎の美女。その美女の導きによってマコちゃんはオナニーをおぼえてしまってサル状態に!

 ああっ。淫乱になってしまったマコちゃんは一体どんないやらしい体験を重ねるのでせうか!?

 続く、後編へ! どきどき。


くりいむレモンVol.8

「 スーパーバージン 」

 実は見たことないんですが。
 いまとなってみればたいへん味のあるキャラクターデザインなので、家族の許しがあれば見てみたいです。




くりいむレモンVol.9

「 ハプニングサマー 」

 今となってはこんな作品は許されないかもしれない……。ヒロイン寸止め。アダルトでどうしてこんな生殺しの苦しみを味あわねばならぬのか……。もはや何も言うまい……。

 ヒロインの声が松井菜生子さんっぽくて好きです。(投げやり)


くりいむレモンVol.10

「 STAR TRAP 」

 「RALL」のキャラデザインを手がけた漫画家さんたち、また登板です。この漫画家さんたちの名前を知りたい方はネットで検索してみてください。(面倒くさがり)

 なんかダーティペアっぽい二人組のおねーさんたちがレズ行為にいそしむんですが、後半、その片割れが――うぎゃあああああ。

 レズはレズとして全うするからこそ美しいのだと私は言いたい。


くりいむレモンVol.11

「 黒猫館 」

 あ、これは佳品です。デカダンスあふれる官能大作と言えます。

 黒猫館を訪れた青年を誘惑する熟れた女主人。その娘であるコケティッシュな少女。そして、青年を慕う美しいメイド。夜ごと繰りひろげられる性の饗宴の果てにあるものは――破滅。

 作画も美しく、キャラクターもフルレンジ対応。
 「くりいむレモン」といえば富本たつやですが、この作品が最も富本テイストを色濃く醸し出していると思います。
 
 のちに続編が作られましたが――なんであんなもん作ったのよ……。


くりいむレモンVol.12

「 いけないマコちゃん MAKO・セクシーシンフォニー後編


 さあ、後編だ! ぎしょしょ! ド淫乱になったマコたんが弟を手始めに、父親、クラスメート、教師まで喰いまくり、授業はノーパンで受けるわ、隣の男子のチンポをしゃぶり倒すわ、放課後は引っかけ橋で入れ喰われ状態、などと、もうタイヘンなことに――は、どうやらならないようだ。

 どうでもいいような小芝居が見事なアニメ技術で描かれるが、マコたんはいっかなセクースしない。なぜ? なぜだ?

 後半になってようやく、謎の女に誘惑されてベッドインしたぞ。女相手か〜。ちっ。でも、きっと、メロメロになったマコたんと謎の女を、マコたんのボーイフレンドがまとめてヤっちゃうとか、そういう展開だったりして……。

 ボーイフレンド突入! さあ、時間がないぞ、がんばれ! がんばれ……が……。

 ……。

 ……また、ヒロイン寸どめですか……

 一流アニメーターの作品だからですか? 青春のビビッドでセンシティブなグラフィティだからですか?

 客なめんじゃねーぞ、ゴラァ!

 ――ということを見ながら思ったり思わなかったり。


くりいむレモンVol.13

「 亜美V 」

 亜美シリーズ三部作完結編。のちに新シリーズが始まりますが、精神衛生上、あれはなかったことにしておきたいものです。

 あらすじは……兄ヒロシへの断ちがたい想いがますます募る亜美。と、同時に、満たされない想いは欝積した欲望となって、彼女を苛んでいた。そんなある日、ヒロシが日本に戻ってきた! 再会を喜ぶ亜美だが、なぜかヒロシは亜美の愛を拒む。傷心の亜美は河野のマンションへと向かうのだった……。

 いちおう、三部作の締めということで、ストーリーに時間をとられているため、エッチシーンは少なめです。けど、わりとやっていることは濃い感じ。うづきは、お風呂のなかで後ろから胸をもむというのが――ちょっと、好き。

 ふつうのパターンならヒロシと再会してめでたしめでたしとなるところが、悪党・河野のもとに走るあたりがパターン破りで新鮮でした。
 ただ、この展開が新シリーズではたいへん痛いことに……ああっ、あれはやっぱりなかったことにしてくださいっ!


くりいむレモンVol.14

「 なりすスクランブル 」

 設定とかはすごくおもしろいです。

 厳しい管理教育が施されている学園で、その秩序を守るためにパワードスーツを着せられては出動を強いられる学長の娘・なりす。彼女は恋に恋するごくふつうの女の子なのだが、パワードスーツのせいで筋力が異常発達しつつある。そんなある日、生徒会が学長に反乱。巨大メカで襲ってくる。なりすスクランブル! でも、当のなりすは保健室でオナニー中だった……。

 これはおもしろくなること間違いなし、という感じなんですが……。

 もともとギャグ調の作品ではあるんですが、後半のドタバタの度がすぎて、まったくエッチな気分にゃなりません〜。なりすのエッチシーンもソフトすぎて、ほぼ「寸どめ」
 よって、残念賞〜!


くりいむレモンVol.15

「 超次元伝説RALLII〜ラモー・ルーの逆襲 」


 「超次元伝説RALL」の続編ですが、前作とキャラデザインが一変! まったく別の絵柄になっちょります。いのまたキャラに激似で萌える!

 エッチシーンが泣きたくなるくらい短いのですが、その短さが想像力をさらに刺激する!(ほんとか?)
 もう、シリーズ屈指のカラミですね。まさに黄金の1分半です!

 ――ってか、足りねえよ! 足りねえっ!(泣)

 ただ、このカラミでは大事な要素がちゃんと押さえられています。
 ヒロインがきっちり犯られる。そして、相手は形状不明な魔物ではなく、人間のオトコ(ただし、後でバケモンの正体をさらしよりますが)。そんで、トドメは中出し!

 くぅぅ〜。わかってるねい、わかってるよ、アンタ! 漢って呼ばせてもらうぜアニキィ! という感じですけれども、それだけわかっていて、どうして尺をあの五倍にしない? いやあの、せめて三倍に。

 エロシーン強化の完全版RALLIIって出ませんかねえ……。いやマジで。


くりいむレモンVol.16

「 エスカレーション3 〜天使たちのエピローグ〜 」

 「かわいそうなリエちゃん」シリーズ第三弾!(って、勝手にシリーズ名変えんなよ)

 いや、ほんとうに可哀想なんですよ。なにが可哀想かって、作画が。(シナリオの出来も可哀想だったな……)

 なにがあったんですかねえ……。


くりいむレモンVol.17

「 森山塔ゲストスペシャル 5時間目のヴィーナス 」


 そういや、うづきもこの人の作品にハマったことがありました。文学ノリがありますよね、この人の作品は。

 ヒロインである、しめじ(この名前からして凄いというかなんというか)は、家庭の事情でアダルトビデオに出演していたが、美術の女教師にそれがバレ、美術の授業のヌードモデルになることを強要される。同級生がヌードモデルになるという異常な授業に反対したクラス委員長(男)も、内申書をタテにモデルをやらされることになってしまう。しめじの親友・八千代もモデルに加わり、全裸の三人はからまりあう。そのさまを写生する生徒たちにも狂気が乗り移り、ついにはクラスあげての大乱交へと……。

 というわけで、全編、エロシーンだらけです。さすが森山センセ、お腹いっぱいっすよ、もぉ、という感じですが、意外にヌキどころ(んま、お下品)がないっていうか、不条理なだけではエロくはならないのかもしれません。なんか文学的というか、哲学っぽい後味でした。


くりいむレモンVol.18

「 ホワイトシャドウ 」


 ホラー風味のエロアニメ。なんか勘違いしてます。

 新体操ネタなんて、最高においしそうなのに、「セックスすると男がミイラ化して爆死」ってなんやの。それで客(たぶん、ほとんど男)の欲望が満たされますですか? 客はなにが見たいの? ヒロインになにを求めてるの? それをきちんと提供できてますか?(えらそうでスミマセン……)

 この頃、「くりいむレモン」は新しい軸を求めて迷走していましたって感じがします。

※この作品はずーっと前に一度見たっきりで見直してないので、記憶違いがあるかもです。いわれなき悪口になっていたらごめんなさい。


くりいむレモンVol.19

「 魔人形 」

 これも……ホラーっぽいファンタジー。
 
 ホラーファンタジーが見たいんだったら、客はそういうの借りるって。

 概説で、他ジャンルとエロを組みあわせた功績ってのを書きましたが、それもまずエロがきちんと描かれていることが前提です。

 エロをきちんと描く、というのは、やっぱり客がその作品に何を求めているかをきちんと満たしてあげることだと思います。セックスシーンが用意されているから条件クリア、というわけにはいきませんよね。

 人形ものだとしたら、そこにどういうリビドーがあるのか、それをエロの方法論で解題してみせてこそ、ホラーやファンタジーの要素が生きてくるものだと思います。

※この作品も、ずーっと前に一度見たっきりで見直してないので、記憶違いがあるかもです。いわれなき悪口になっていたら重ねてごめんなさい。


くりいむレモンVol.20

「 e・tude 〜雪の鼓動 」

 どうやら亜美の次の稼ぎ頭になってほしかったみたいですが……。
 ヒロインの声も及川さんだし……。

 心臓の病におかされたヒロインと、美形の恋人。恋人はヒロインの身体を気づかい、別れようとするが……みたいな。

 見たことあると思うんですが、どーも細部が思い出せないです。うーん。


くりいむレモンVol.21

「 ゆめいろBUNNY 」

 いやー、実は、この作品、うづきはけっこうお気に入りだったりします。

 だって。

 ウサ耳なんだもんっ もんっ もんっ もん……(残響)

 てゆーか。
 
 ペットショップでウサギをタダ同然で買った主人公のタクミくんは、幸運のウサギ・ミルクのご利益でいきなりモテだします。スケ番にいきなり気に入られたり、通りがかりのおうちのお嬢さんにフェラしてもらったり……。でも、ミルクだって女の子、タクミのナニに興味津々……みたいな。
 
 これ、ふざけた話で、ウサギったって、ウサ耳つけた人間の女の子なんですが、その世界ではあくまでもウサギだと。まあ、不条理なお話なんですが、オチもふくめてふざけっぱなしなんで、かえって許せます。

 いやあ、にしても、ミルクはかわいーねえ。(それが結論かい)


くりいむレモンVol.22

「 サマーウインド  〜少女達が運んだ夏〜」

 蜃気楼のむこうに、彼女は消えた。
 夏がくるたびに思い出す、激しく愛しい一夜の夢……

 ちゅーかなんちゅーか。

 まあ、青春ものとして成り立っている感じですし、それでいてエッチシーンも充実しているので、印象いいです。

 キャラの絵柄があんまり好みじゃないんですが、二回目のセックスシーンの体位チェンジはかなりイイ! のではないかと。あと、黙々とバックから攻める主人公(男)に萌えます。(萌えるなよ)


くりいむレモンVol.23

「 二人のハートブレイクライブ 」

 おおお菊地○隆〜とか悶えたりして。いや、よく知らないんですが。

 いわゆる魔法少女系のパロディなんですが、内容はマジメ……なのかな……

 あらすじ〜。年上のコージくんに恋するヒロイン・るり(小学生)。でもコージくんはアイドル・斉藤こなみに夢中でるりはアウト・オブ・眼中! んでもって、るり(小学生)は偶然手に入れた魔法の力でこなみに化けて、コージくんに近づきます。するとコージくんは大発情! こなみに化けたるり(中味は小学生)をいきなりレイプ! しかも中出し!(おいおい) 失意のるり(小学生の姿に戻った)は街をさまよううちに、ロリコンの蕎麦屋(なんだよそれ)につかまり、手打ちそばによる凌辱! パンツを脱がされ、指で責められる! と思ったら……なんじゃそりゃあああああああっ!

 いやー、世にも意外なオチで、びっくりしました。てゆうか、殺す。

 ――まあ、今のご時世ではこういう作品は絶対に作れないでしょうから、時代の落とし子ってことでよろしくです。


くりいむレモンVol.24

「 e・tudeU 〜 早春コンチェルト 〜 」

 えーと、前作のボーイフレンドはやっぱりヒロインと距離を置くようになり、バイファムのクレアさんと声がそっくりなセックスフレンドとヤリまくりです。乳首の色が濃いなあ。んで、ヒロインはしょうがないので、家に遊びに来た親戚の男の子とセックスしておしまいです。
 あきらめたのか……ポスト亜美は。


くりいむレモンVol.25

「 森山塔スペシャルU 放課後××× 」

 おお、森山センセは救世主かも。

 これはエロい!

 いちおう、「五時間目のヴィーナス」に出演した しめじ&八千代が再登場。でもヒロインは内気なメガネっこのあすかちゃんだ!

 このあすかちゃん、悪い男子生徒に弱みを握られ、人気のない体育倉庫に呼び出され、もう犯されまくり! いやーん! これよ、これこれ、これが欲しかったのぉ〜! ……ってか、落ち着け、うづき。

 というか、あすかちゃん、素直なよい子です。オナれと命じられればオナる。しゃぶれと言われればしゃぶる。そして、イヤなんだけど身体はしどどに濡れちゃう。でも、可憐さは失わない。

 惜しむらくは、行為の途中で眼鏡を外してしまうことですね。画竜点睛を欠くって、このこと?(違う)

 後半はしめじ&八千代との3Pレズなんですが、この描写もわりと濃くて、実用性たっぷりです。

 ……なんて下品なレビューなんだろう。汚れてしまったボク……る〜る〜る〜


くりいむレモンVol.26

「 亜美・それから 第一部 〜哀しみのなかで〜 」


 亜美役の声優さんは及川さんではなく、新たにオーディションで選んだそうです。

 唯一のセールスポイントが……なくなった……か。


くりいむレモンVol.27

「 亜美・それから 第2部 〜忘れたいのに〜 」

 忘れたいのはこっちだよ……。
 


くりいむレモンVol.28

「 亜美・それから 第3部 〜抱かれたいのに〜 」

 ……。


くりいむレモンVol.29

「 亜美・それから 第4部 完結編 〜微笑のなかで〜 」

 ああ、そういうオチなんですか!

 そうですか!

 いやー、すばらしい!

 一人の女性の自立を描き切ってますな!

 ところで、この巻のキャラが全く別人なんですが、誰?


くりいむレモンVol.30

「森山塔ベストヒット そうかもしんない 」

 なぜか拳銃を手に入れてしまった、どこにでもいるよーな少年。
 どこにでもいるよーな少年は、拳銃を使って、次々と女の子を毒牙にかける。
 なんのために?
 ――さあ?

 不条理エロの大家・森山塔センセの第三弾。

 電車んなかで眼鏡っこに強制フェラとか、いいとこのお嬢さまを公園でレイプとか、喫茶店で二組のカップルにむりやりセックスさせて見物するとか、テレビ局に乗り込んで女性キャスターをカメラの前でやっちゃうとか、なかなかひどい内容(ほめてます)なんですが、とにかく「淡々」としてます。だから、いやらしさを感じない。

 まあ、本当のねらいとしては、狂言回しの少年は本当に空っぽで、その空っぽな少年に力を与えているのは拳銃で、その拳銃が象徴する「暴力」というものに翻弄される女性たちを描こうとしているのかも……っていうとえらそうなんですが、古本屋で買った小説版がなんかそんな感じでした。てゆーか、小説読んで、初めてどーゆー話かわかったよ。


くりいむレモンVol.31

「 唯登詩樹ベストヒット ヨーロッパの印象 」

 おお。エロアニメの女王、高田由美さんだ。ははー。(土下座)

 唯登詩樹が冠になってますが、あんまり唯キャラになってませんね……。丸すぎ。

 ヨーロッパを訪れたヒロインを襲う凌辱の嵐! てゆうか、魚が空飛んでたり、ブタが人として歩いていたりとか、かなりユニークなヨーロッパです。通貨もユーロっぽくないし。
 ヒロインを犯すのも、へのへのもへじとかキノコとかなんかそんなの。ヨーロッパの方々に三本責めされるところはちょっとよかったですけど。(てへ)

 唯センセがどこまで関わったのか、逆の意味で興味深いです。




くりいむレモンVol.32

「 亜麻木硅ベストヒット チェリーなゆううつ 」

 彼氏との初体験に失敗したヒロインをレズっ子の先輩たちが優しく指導していくとか、なんかそんなの。
 善人しかいない世界は、やっぱりつまらない。(先輩のメガネっこが暴走してくれりゃよかったのに……)


くりいむレモンVol.33

「 魔道都市 アスタロト 」

 ヒロインはエルフぅ、エルフぅ、エ・ル・フ! ヒロインの声、本多知恵子さんにそっくりだぁ! うれし〜なあ〜!

 と、とりあえず歌ってみたりして。

 前半、味方の女魔導士が魔女に犯されて、身体を乗っとられます。女魔導士はレギュラー声優・安藤ありさ(に声が似ている)選手。でも、キャラが可愛くないので萎え。
 後半、主人公が悪い魔女の影響で狂暴になって、ヒロインを犯します。射精したら正気に戻るという……。まあ、気持ちはわかる。出すと冷静になるもんね。


くりいむレモンVol.34

「 青い性 〜アンジェ&ローズ〜 」

 えーと、見たはず。見たぞ。
 たしか、外国のおじさんちに遊びに行って、おじさんの奥さんとセックスして、おじさんの娘ともセックスしてたような気がしますが、どういうキャラだったのか覚えていません。

 それにしても、ひどい主人公ですね。おじさんが可哀想……。家族親戚一同に裏切られたんだね……。


くりいむレモンVol.35

「 続黒猫館 」

 なんか、前作の主人公がおっさんになってて笑いました。で、その主人公が懐かしい黒猫館を訪れると、なぜかそこでは時間が止まっていて、主人公も青年の頃に戻ってしまう……。そして、再び始まる愛欲の日々。だが、ついに、黒猫館に秘められた秘密が明らかになる時が……。

 なんというか、「作ってほしくなかった……」としみじみ思える作品です。

 作画がよくないということもありますが、美しい想い出を粉微塵にする行為というか、とにかく、前作を台無しにすることを目的に作られたとしか思えないです。

 ひとえに残念です。
 



最後に……

 この稿を書くにあたって、インターネットを検索してみたら、「くりいむレモン」のメーカー、フェアリーダスト社では、「エスカレーション」の新作を制作中だそうです。画像も公開されていますが、富本キャラがきっちり動くのであれば期待できそうです。(と、思ったら7月にもう発売されていたんですね……。なんだ。勉強不足ですみません)

 フェアリーダストさんのホームページはこちら

 このホームページのおかげで、作品の題名がはっきりしました。あらすじを読んで、記憶も掘り起こしたりして。
 こうやって一覧を見ると、なんだかんだいってほとんど見ている自分に笑っちゃいます。

 あ、もちろん、本稿の文責はすべてうづきにあります。一部不適切な表現や、危ない引用などあるかもしれませんが、まちがってもフェアリーダスト社に問い合わせなどしないでください。

 基本的には「くりいむレモン」への愛に衝き動かされて、これらのテキストを書きました。ご理解いただければ幸いです。

 嗚呼、「くりいむレモン」よ、永遠なれ!

end