フリートーク・アニメ関連

11/9 うづきのアニメ歴

 ひと、だれしもベーシックアニメを持っているものです。うづきの場合は、「妖怪人間ベム」だったします。なにしろ三本指がエロい。んなこたないか。

 でも、ベラの顔はこわかったですね。もしかしたら「ベム」を知らない人もいたりしたらアレですけど、名作怪奇アニメですね。

 ちょっとエッチ系というと、初代「ルパン三世」の第一話はドキドキしましたね。とらわれの峰不二子が裸にされて、機械の手にこちょこちょされて身もだえしちゃう。うーん、すごいぞ。

 アニメのサービスカットとして入浴およびシャワーシーンはお約束です。いまはテレビコードがより厳しくなったので、乳首が出ることはなくなりましたが、かつてはけっこうおおっぴらに出ていたものです。

 かの初代「ガンダム」でも、フラウ、ミライ、セイラといった主要女性キャラクターは一度は風呂に入ってます。この傾向はその後のサンライズ系では根付いちゃって、「エルガイム」なんて多かったよねえ、シャワーシーンとか。

 あと、「うる星やつら」も露出度高かったですね。第一話からしてブラジャーを取る話ですから。乳首もちゃんと出てます。でも、中期からわりと上品になった感じがしますね。ちなみにうづきのイチオシはブラコン怪力甲冑娘の飛鳥ちゃんです。島本須美さんの声が可憐でした。

 でもまあ、裸がでるアニメといえば「エスパー魔美」で決まりですね。おとうさんが画家だから、ヌードモデルをやっても「家族のふれあい」になってしまう、なんてすばらしい設定でしょうか。これで、お父さんがビデオ監督だったりしたらどうなるんだろうと妄想することしきり(笑)。


11/11 「飛べ!イサミ」のこと

 これがベストか、といわれるとちょっとちがうような気もしますが、放送中(途中からですけど)は、けっこう気に入って見ていた作品でした。といいつつ、最終回あたりは見逃しているので、どんなふうに決着したかは知らなかったりするんですが。

 イサミがかわいかったですね。声とか。既成のアニメキャラっぽくなくて。

 そのイサミによこしまな思い入れを持つ黒天狗党の首領のじじいとか(たがいに正体は知らないというのがミソですな)。

 あのじじい、美人の孫娘がいながらもイサミにああも執着するというのは、なんか特殊な感じがしてすごいです。

 やっぱり、内心ではイサミにあんなことや、こんなことをしてみたいと思っていたのでしょうか。

 いや、まあ、おれもしてみたいけど(笑)。


11/24 あかりのヒップ、いいっす

 やっぱり、いまは「大運動会」でしょう。

 意外なほどにイイですね。たんなるブルマ続出ウケねらいアニメかと思いきや、しっかりスポ魂&友情してます。

 あかり役の夏樹リオの声もいーし、一乃役の久川綾もうまい。ふたりの友情の描写がなんともいえず切ないです。

 もともとセガサターン用のゲームからスタートしたんですが、こっちのグラフィックはけっこうエッチっぽいです。マニュアルの裏表紙なんてブルマヒップのアップだしね。

 その印象があってバカにしていたんですが、テレビ版をみて、こりゃいいぞ、てなわけで、OVA版もみることにしました。大学衛星に行ってから話で、クリスとアンナというチームメイトとのからみが中心になります。でも、テレビ版の一乃とのエピソードのほうが「来てる」感じがします。あかりのキャラクターも、テレビ版の方が立ってますね。OVA版では、ちょっと自信過剰ぎみ。すぐすねるし、かあいくない。OVA版だけでは人気でなかったでしょうね。テレビ版が始まってからOVAも売れはじめたんじゃないかな。

 でも、OVA版で不満なのはね、ノー乳首なんですよ。けっこう裸はでるのだけれども、おっぱいがのっぺらなんです。

 これは許せないなあ。

 第三巻なんて、せっかく温泉なのに、あれでは魅力半減です。リメイクしてほしいですね。その部分だけ。

 「大運動会」はいま一番のお気に入りなので、パロ小説やりたいです。なにやるかについては思案中。基本的にはあかりをやっちゃいたいですね。やっぱり、あの声で悶えていただくとたまらんものがあります。

 まあ、ふつうに考えるとあかりと一乃のカラミになってしまうんでしょうが、レズものは苦手です。だから、むりやりオトコを出すしかないんですが、んー、男子禁制だよなあ、というところで強引に書いたのが「鈴花のビデオ大作戦」です。


12/6 聖別された少女・ラナ

「未来少年コナン」はうづきにとっては特別な作品です。

 やっぱりというか、これしかないというか、宮崎アニメのなかでも最も可憐でけなげで芯が強いというとラナでしょう。いや、クラリスだ、とか、ナウシカだろう、とか、テアにきまっとるとか、いろいろ異見が飛び交いそうですが、ここはラナです。

 だって、いちばん年下だもん。(爆)

 設定上はいくつなのかよくわかりませんが、コナンは11歳くらいのはずだから、ラナもそれに近いと思われます。異性を意識しはじめる時期です。でも、ほんとうの恥じらいは知らない。というか、自分の肉体が性的な魅力を持っていることに気づいていない。

 第一話で、のこされ島に漂着したラナはおじいに着替えさせてもらいます。ラナにとって、おじいは裸を見られてもべつにかまわない相手だったのでしょう。まだ、自分のからだに特別な意識を持っていない証拠です。一方、おじいは、着替えを覗こうとするコナンを叱りつけていますので、ラナの裸になにがしかのパワーがあることを認識していたにちがいありません。(「おじいの日記」)

 ドキドキしますね。この皮膚感覚。宮崎演出のおいしいところです。

 ラナに対しては、ダイス船長も、女性に接するようにふるまっています。子供あつかいをしていないんです。食事には誘うし、口説こうとするし。おまけに、船員たちも船長とラナが食事をしている部屋の外で聞き耳をたてています。

 彼らはいったいなにを期待していたんでしょうね?

 この期待は視聴者の期待でもあるわけで、宮崎駿の恐ろしさをつくづく感じます。だって、船員たちが聞き耳をたてる、というシーンを入れなければ、そんな卑猥な雰囲気はでてこないはずなのに、わざわざそういう演出をするのですから。

 いずれにせよ、シリーズの序盤ではラナは特別な少女として描かれています。大人からも一目おかれる少女。不思議な力を秘めた娘。

 だから、コナンが島の生活を捨ててラナを救いに行くことも納得できるんです。「未来少年コナン」は緻密にできた優れた物語ですが、でも、その導入部における主人公の動機は「あの子を助けたい」という思い込みだけなんですよね、よく考えると。

 主人公はコナンですが、序盤、物語を引っ張り、人々を動かしているのはラナです。

 宮崎駿がいかにラナを大事に描いていたかは、ジムシィのせりふでも察せられます。

「いいなあ、あれ」

 みんなが好きになる女の子、その子に好かれているコナンは、だからかっこいいんです。

 シリーズ中盤、ハイハーバー編でラナのウェイトが下がるのは、物語の動機づけとしての彼女の役割が終わったからで、そこからはダイスやモンスリーといった脇役たちが生き生きとしはじめます。ラナは、主人公コナンの彼女、という立場に「転落」します。

 ですが、彼女がふたたび、「物語の巫女」として輝きだす時期がやって来ます。

 太陽塔の秘密を握ろうとするレプカに脅迫されても、それに屈しないラナ。愛するコナンを傷つけられてもさえ、守らねばならないものは守りとおします。

 あの印象的な塔のシーン。縛られ、細い板の上に立たせられた姿は、まさにいけにえそのものです。

 巫女は贄となりて、新たな時代を導くのです。

 大団円において、ラナはふつうの少女にもどることができます。つまり、それは巫女としてのラナは死に、自分の幸福をもとめるあたりまえの女の子に生まれ変わったということなのでしょう。

 屈託なく笑うラナも魅力的ですが、第一話の憂いをひめたラナにうづきはより強く惹かれてしまうのです。


2/15 なつかしのセーラームーン

 「いや、おれ的にはまだ終わってはいない!」という方もいらっしゃるでしょうが、うづきとしては「なつかしいなあ」という感慨を持たずにはいられません。

 第一シリーズの途中――「シャネーラは危険な香り」だっけっか、あたりから見はじめたんですね。で、めちゃくちゃおもしろいなあ、と思ってビデオ録りを始め、レーザーディスク出たら買い、という感じで追いかけはじめました。

 最初は亜美から入ったですよ。かわいかったですね。うさぎやレイも好きでした。途中参加のまこととかもすごく気に入りました。美奈子はちょっとうさぎと被っている部分があるんで印象弱めですけど、きらいなキャラではない――というわけで、キャラクター的には文句なく魅力的な作品でしたね。

 で、マイブームの最高潮の頃は、第一シリーズの終盤、三石さんが倒れて荒木さんがうさぎの声をあててた頃ですね。すばらしい物語の盛り上がりがあって、「ああ、琴乃さんの声でリメイクしてほしい」と思っていました。でも、荒木さんの演技もすごく「入ってて」よかったですけどね。

 いずれにせよ、あれでうづき的にはセーラームーンはどうしようもなく完結してしまったんです。人気が出て、続編が始まり、それはそれで見たけれども、気持ち的にはずいぶん冷めていました。

 正直な話、うさぎと衛がラブラブになってからの話は、ドラマとしてはあんまりノレなかったですね。たがいに惹かれあいながらも意地を張り合っている関係が、いったん恋人同士になってしまうと、なんとも緊張感のないダレた関係になってしまったように感じられたのです。そうではないぞ、という反論もあろうかと思いますけど、ね。

 ただ、気になる作品ではありました。

 ほたるのエピソードあたりは、ちゃんと見ていない部分もあったけど、キャラクターとしてはとてもそそるものがありましたね。病弱な美少女、しかも声が皆口裕子――演技はあいかわらずこなれてない。でも、この人の声好きなんです。硬質なガラス細工のような繊細さがありますよね。セーラーサターンの設定もいかす。人気があるのもうなずけますね。シリーズ中興の祖、と言うべきでしょうか。

 セーラーウラヌス、ネプチューンのあたりは――このへんになってくると、作り手もずいぶんと同人界を意識している感じが見えて、「ええんかいな、それで」という印象でした。ウラヌスの声はかっこよかったですね。まさか後にシンジくんとして一世を風靡するとは思いませんでしたが。

 実はセーラースターズはほとんど見てなくて、どうゆうふうに終わったのか、知らないんです。

 んー。

 知りたいよーな、知りたくないよーな。